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今注目の「グリーンオフィス」とは?
バイオフィリックデザインを取り入れるメリット

オフィスグリーンのイメージ
2025.11.04

バイオフィリックデザインを取り入れるメリット

自然とのつながりを感じられるバイオフィリックデザインを取り入れることにより、次の3つのメリットを得られます。

メリット1:従業員満足度が向上する

植物や自然音・自然光を取り入れたオフィスは、従業員のストレス低減や快適性の向上に寄与します。職場におけるストレスには複合的な要因が関わっているため、何か特定の施策や工夫によってすべて解消されるわけではありません。裏を返すと、さまざまな要因によって従業員がストレスを感じた際、快適性や癒やしを感じられるかどうかが従業員満足度に大きな影響を与える可能性は十分にあるでしょう。従業員が幸福感や働きがいを感じながら就業しやすくなり、従業員満足度が向上することによって、定着率の向上や優秀な人材の獲得につながる効果も期待できます。

メリット2:生産性向上に寄与する

機能性や快適性を重視したオフィスデザインにすることで、生産性の向上につながる効果も期待できます。従業員がより集中して業務に取り組みやすくなり、結果として時間あたりに処理される業務量がより多くなったり、仕事の質が高まったりするからです。

本来は高いパフォーマンスを発揮できる従業員であっても、味気ない無機質なオフィスで日々長時間働いていると、心身ともに疲弊することになりかねません。オフィスとしての機能性・快適性の両立を目指すバイオフィリックデザインは、組織全体のパフォーマンスを維持していく上でも効果を発揮する可能性があります。

メリット3:創造性が高まる

自然とのつながりを感じられる環境で就業することにより、創造性が高まるというメリットもあります。リラックスした状態で思考をめぐらせることは、柔軟な発想や新たなアイデアの創出に欠かせない要素です。緑化による視覚効果や良好な空気環境が、豊かな発想へとつながる可能性は十分にあるでしょう。

実際、自然豊かな場所で合宿などを定期的に催し、商品企画や事業戦略に関するミーティングを集中的に実施している企業も見られます。自然とのつながりを感じられる環境が、豊かな発想をもたらすことを私たちは本能的に理解しているからです。こうした環境をオフィスにいながら享受できることは、バイオフィリックデザインを取り入れる大きなメリットといえます。

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グリーンオフィスの事例

グリーンオフィスを実践している企業の事例を紹介します。

開放的なオフィスにグリーンで明るさを演出

コニカミノルタ施工事例 : 株式会社シーイーシー様

コミュニケーションエリアに何種類ものグリーンを配置することで、明るく活気あふれるオフィス空間を実現。床や椅子などにもさりげなくグリーンカラーを採用し、オフィス全体の一体感を演出しています。

緑で満たしたくつろぎのスペース

コニカミノルタ施工事例 : 日本船主責任相互保険組合様

日本船主責任相互保険組合では、天井などの空間を活用して頭上にもグリーンを配置しています。執務スペースのフロアやデスク上に観葉植物を設置するほか、ファミレス形式のミーティングエリアには座席と座席の間に植物を配置し、リラックス効果をもたらすスペースを実現しています。

企業イメージを象徴する大胆なグリーンモチーフ

大型の「バオバブの木」をエントランスの目立つ位置に置き、遊び心を表現している企業もあります。株式会社Legaseedでは、フェイクグリーンをうまく使いながら、自然の植物も巧みに配置。オフィスデザインも自然モチーフで統一し、そこかしこにリラックスした空気が感じられる空間になっています。

自然のなかで働いているかのようなオフィス

株式会社Phone Appliでは、オフィス全体の25%にグリーンを取り入れ、自然のなかで働いているかのようなオフィスもあります。大小のグリーンの組み合わせによって業務に支障がないよう配慮がなされ、機能性もしっかりと確保されています。

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グリーンオフィス導入のポイント

グリーンオフィスを導入する際に、意識しておきたい4つのポイントを紹介します。

緑視率10〜15%を目安にする

緑視率とは、視界に占める緑の割合のことです。緑視率が一定水準まで高まると癒やしやリラックス効果が得られる一方で、緑視率が高ければ高いほど効果も高まるわけではないことがわかっています。一般的な目安とされる緑視率の最適値は10〜15%程度です。

緑視率15%を超える緑を配置する場合には、高度なインテリア設計が求められます。先に挙げた事例のようにグリーンで満たされたオフィスにするには、綿密に立てた計画に沿ってオフィスデザインを進める必要があるでしょう。

配置計画を十分に検討する

オフィスに植物を配置するにあたって、配置計画を十分に計画しておくことも重要なポイントの1つです。植物が邪魔になってしまい、かえって作業効率が低下するようでは本末転倒といわざるを得ません。植物を設置する場所のほか、配置する植物の形状や大きさにも注意しましょう。

コストバランスに留意する

グリーンオフィスを実現するためのコストと、得られる効果のバランスにも留意する必要があります。導入・管理が予想以上に負担となり、コストや労力がかさむことのないよう、中長期的な視点で計画を策定することが重要です。植物を配置する空間の使用頻度や従業員が過ごす時間の長さなども考慮しつつ、優先順位をつけて取り組むことが求められます。

メンテナンス性を考慮する

植物を配置した後のメンテナンスについても考慮しておかなくてはなりません。フェイクグリーンではない植物には、水やりや清掃のほか、定期的な植え替えなどが必要になる可能性があります。植物が枯れてしまったり、ほこりが積もった状態で放置されたりすることのないよう、メンテナンス性も踏まえた植物選びや配置場所の選定を行うことが大切です。

植物の選択にも注意

配置する植物を選定する際には、植物の種類にも気を配りましょう。アレルゲン(アレルギー反応を引き起こす原因物質)となる可能性のある植物ではないか、慎重に検討する必要があります。一例として、胞子を飛散させるシダ植物、粘膜を刺激する成分が含まれるサトイモ科の観葉植物、接触後にアレルギー反応を引き起こす可能性のあるゴムの木の仲間などには注意が必要です。

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自然を感じられるオフィスデザインを実現しよう

オフィス内に疑似的な自然環境をつくり出すグリーンオフィスは、快適な就業環境を整えるための工夫の1つです。自然を感じられる環境を実現するバイオフィリックデザインの考え方を取り入れることで、生産性や従業員満足度の向上につながる効果が期待できます。今回紹介した導入事例や導入時のポイントを参考に、機能性と快適性を両立したオフィスの実現を目指してみてはいかがでしょうか。

コニカミノルタジャパンでは、グリーンを取り入れたオフィスデザインを実践しています。全国6カ所にてオフィス見学ツアーを実施していますので、グリーンオフィスの実現に向けたヒントを得たい事業者様におすすめです。グリーンオフィスの導入を検討している事業者様は、ぜひコニカミノルタジャパンのオフィス見学ツアーをご活用ください。


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【最新のオフィスがぎっしり】オフィスデザイン事例集

「日経ニューオフィス賞」を受賞したコニカミノルタがデザインしたオフィス事例をまとめた一冊です。最新のトレンドが知りたい!新しいオフィスのアイデアが欲しい場合などにご活用ください。

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