目次
グリーンオフィス導入事例と注意点
ここからは、グリーンオフィス導入のヒントとなる事例と、導入に際しての注意点を見ていきます。
グリーンオフィスの事例
開放的なオフィスにグリーンで明るさを演出
コミュニケーションエリアに何種類ものグリーンを配置することで、明るく活気あふれるオフィス空間を実現。床や椅子などにもさりげなくグリーンカラーを採用し、オフィス全体の一体感を演出しています。
緑で満したくつろぎのスペース
株式会社ウィルゲートでは、作業の邪魔にならないよう天井を利用して、頭上にグリーンを配置するのもおしゃれです。カフェスペースは大胆に緑化し、照明との相乗効果で落ち着けるくつろぎスペースを実現しています。
企業イメージを象徴する大胆なグリーンモチーフ
大型の「バオバブの木」をエントランスの目立つ位置に置き、遊び心を表現している企業もあります。株式会社Legaseedでは、フェイクグリーンをうまく使いながら、自然の植物も巧みに配置。オフィスデザインも自然モチーフで統一し、そこかしこにリラックスした空気が感じられる空間になっています。
自然の中で働いている?
株式会社Phone Appliでは、オフィス全体の25%にグリーンを取り入れ、自然のなかで働いているかのようなオフィスもあります。大小のグリーンの組み合わせによって業務に支障がないよう配慮がなされ、機能性もしっかりと確保されています。
グリーンオフィス導入のポイント
業種や性質にもよりますが、一般的にはオフィスの緑視率(視界に占める緑の割合を図る指標)の最適値は「10~15%」といわれています。事例にあったように「グリーンで満たす」場合には、優れたインテリア設計が求められます。
グリーンオフィスの導入にあたっては作業効率に留意し、配置計画を念入りに行うことが重要です。植物が邪魔で、効率が低下しては本末転倒になります。コストバランスに留意し、導入・管理が予想外の負担とならないようにすることも大切です。メンテナンスについてのコストを含めた計画が必要です。生物の場合には、水やりや施肥(肥料やり)など日々の世話をしなければなりません。フェイクグリーンの場合はほこりが目立ちやすいので、こまめな清掃が欠かせません。定期的な模様替えも必要です。適度な頻度での見直しも計画に入れておくと、いつまでも新鮮さを維持できるでしょう。導入に際しては、植物の選択にも注意しましょう。アレルゲン(アレルギー反応を起こす原因物質)となる可能性があるものを排除しながら検討していく必要があります。
インテリア以上の導入効果を期待
現代はいかに魅力あるオフィスづくりをするかによって、企業運営が左右される時代です。働く社員の職場環境を心地よいものとすることで、業務効率の向上や人材確保にもつながります。グリーンオフィスはオフィスイメージを向上させるだけでなく、人間の心身によい影響を与えることがわかってきました。社員が気持ちよく働ける職場にしていくために、グリーンオフィスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
「日経ニューオフィス賞」を受賞したコニカミノルタがデザインしたオフィス事例をまとめた一冊です。お客様の理想に合わせたさまざまなオフィスをご紹介しています!新しいオフィスのアイデアが欲しい場合などにご活用ください。
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