「日経ニューオフィス賞」を受賞したコニカミノルタがデザインしたオフィス事例をまとめた一冊です。最新のトレンドが知りたい!新しいオフィスのアイデアが欲しい場合などにご活用ください。
近年、「サステナブル」「サステナビリティ」という言葉を多方面で耳にするようになりました。オフィスづくりにおいても、サステナブルな考え方を取り入れる動きが見られるようになっています。
この記事では、サステナブルなオフィスの定義や具体例、実現するメリットについてわかりやすく解説しています。サステナブルなオフィスづくりに役立つ内装や家具の選び方にもふれていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
サステナブルなオフィスとは

はじめに、サステナブルなオフィスについて「サステナブル」の本来の定義とあわせて解説します。オフィスづくりでサステナブルが注目されている背景とともに整理しておきましょう。
サステナブルの定義
サステナブルは「持続可能な」という意味を表す英語に由来する言葉です。環境問題などの解決につながるという意味で持続可能であることのほか、企業の運営や社会との共存を将来にわたって持続できるという意味でも用いられます。

企業が社会・環境問題の解決に向けてさまざまな取り組みを推進するには、組織がそれまで掲げてきた方針を本質的に見直したり、事業構造を大きく改変したりする機会となります。企業としての進化をたゆみなく続けていく過程で企業価値が向上し、持続的な成長へとつながる効果が期待できるでしょう。社会・環境への新しい価値の提供を目指すことと、事業の成長を両立させることが、企業としての持続的成長へとつながるのです。
オフィスづくりでサステナブルが注目されている背景
近年では、オフィスの新設時やリノベーション時などにも、サステナブルなオフィスづくりがコンセプトに掲げられるケースが見られるようになっています。大量消費・大量廃棄を前提に成り立つ社会のあり方を見直し、持続可能な形に変えていこうという機運が社会全体で高まりつつあるからです。
オフィスづくりにおいても、「廃棄物が発生するのはやむを得ない」「事業は大量のエネルギー消費を伴うもの」といった考え方を見直し、持続可能なオフィスを目指そうという動きが広がりつつあります。このように、社会や時代の風潮を取り入れる流れの中で、サステナブルなオフィスづくりが注目を集めているのです。
サステナブルなオフィスづくりの具体例

サステナブルなオフィスづくりには、さまざまな手法や方向性が考えられます。ここでは、サステナブルなオフィスづくりの具体例として5つの手法を見ていきましょう。
エネルギー効率の向上
オフィスのエネルギー効率を高めることは、サステナブルなオフィスづくりに効果的な取り組みといえます。LED照明やセンサーライトの導入をはじめ、空調の省エネ化、断熱構造の改善、自然の風を利用したハイブリッド空調の採用、再生可能エネルギーの活用などは、いずれもオフィスのエネルギー効率の向上に効果的です。一時的な効果に留まらず、エネルギー効率を継続的に高める仕組みを取り入れることが、サステナブルなオフィスづくりにつながります。
紙の使用量の削減
オフィスで使用する紙の量を削減する取り組みも、サステナブルなオフィスづくりに寄与します。ペーパーレス化を推進するほか、印刷ルールの策定やプリント上限数の設定、業務フローのデジタル化などが具体的な施策として想定されるでしょう。単に紙の使用量が抑制されるだけでなく、書類を保管するスペースの削減につながったり、デジタル化による業務効率の向上も同時に実現できたりする点が大きなメリットです。
以下の資料は、紙文書削減の進め方をプロの視点から解説したマニュアルです。紙の使用量を削減したい事業者様は、ぜひダウンロードしてご確認ください。
ハイブリッドワーク/ABWの導入
ハイブリッドワークとは、テレワークとオフィスワークを適宜選択できる働き方のことです。また、業務内容にもとづいて働く場所を柔軟に選べるようにすることをABW(Activity Based Working)といいます。
ハイブリッドワークやABWを導入することで、オフィスのスペースを効率良く活用しやすくなるため、オフィスのダウンサイジングや電力削減につながるでしょう。
コニカミノルタジャパンでは、多様な働き方を実現する取り組みを2013年から推進してきました。そのノウハウをガイドブックにまとめていますので、ぜひご参照ください。
PaaSの活用
PaaS(Product as a Service)とは、製品そのものを販売するのではなく、機能やサービスを継続的に提供するビジネスモデルのことを指します。リースやシェアリングサービス、サブスクリプションサービスなどはPaaSの一例です。ユーザーは物理的な資産を所有することなく必要に応じて契約し、活用できることから、結果として大量消費・大量廃棄を前提とした経済活動を見直すことにつながります。
スマートオフィスやグリーンビルディングへの移転
スマートオフィスとは、データにもとづいてオフィスの機能性や効率性を高める機能を備えたオフィスのことです。スマート照明やペーパーレス化に役立つ情報共有システムをはじめ、ハイブリッドワークやABWに対応可能な仕組みがあらかじめ備わっているため、環境負荷の軽減につながります。
グリーンビルディングは、設計から建設、運用、解体に至るまでのサイクル全体で環境負荷を抑えた建物のことを指します。オフィス移転を予定している場合は、こうした環境配慮型の建物への入居を検討するのも1つの方法です。
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