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感染原因の多くを占める接触感染に効果的なデルフィーノ! デルフィーノってなに?施工方法は?導入費用はどのくらい?実績は? などなど、初めての方にも分かりやすくまとめました
新型コロナウイルスの集団感染「クラスター」が、全国各所で頻発しているニュースを耳にします。飲食店やカラオケボックスなど複数人が集まる場所であれば、どこでも起こる可能性があり、職場もまた例外ではありません。人為的な過誤によるものではないにしろ、万一発生してしまえば社会的な責任を問われることは間違いないでしょう。しかし、経済を停滞させないためにも、企業活動は休めません。職場クラスターを防止する最大限の努力が求められます。ここではオフィスでの感染リスク低減実現に向け、職場クラスター対策で重要となる接触感染対策について解説していきます。
クラスターはどうして発生するのか
最初に、クラスターが発生しやすい一般的な状況についてご紹介していきましょう。
3密(密閉・密集・密接)環境
厚生労働省による注意喚起では、「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の「3密」の回避が呼びかけられています。実際に、一度に多数の人が感染してしまうというクラスターの発生は、この3つの密が原因となっているケースが多く見られます。
クラスター発生場所の場所としては以下のようなものがあります。
- 病院
- カラオケボックス・カラオケスナック
- 職場会議
- スポーツジム
- 接待を伴う飲食店
- バスツアー
- 学校
- 幼稚園・保育園
- 福祉施設
上記の場所にはそれぞれの感染リスクに関わる環境があります。例えば、大音量が流れている場所では声も大きくなり、それだけ飛沫感染のリスクが高くなります。
介護施設や病院、幼稚園、保育園などでは、どうしても他者と接触する機会が多く、症状のないウイルス保有者が無自覚のうちに感染を拡大している可能性があります。
長時間同じ空間に滞在するという点で、学校や寮などもクラスター発生のリスクが高いと言えるでしょう。
基本的感染対策の不足
さらに、クラスターが発生してしまった場所では、基本的な感染対策の不足が指摘されているケースもあります。クラスターの発生原因となる感染対策不足には、以下のようなものがあります。
- マスクやフェイスシールドをしていない
- 人・場所の消毒が不十分
- 換気が不十分・頻度が少ない
- 有症状者の見逃し
いずれも現在ではごく当たり前に実施されるべき行為ですが、少しの気の緩みや条件の重なりによって、クラスターという深刻な状況に陥ることがあります。
オフィスで接触感染対策が必要な背景
オフィスも複数人が長時間にわたって滞在します。先に見たクラスター発生場所と共通する要素は多く、常にリスクを意識しなければなりません。
接触感染の危険性
オフィスでのクラスター対策では、特に「接触感染」に留意する必要があります。
「接触感染」とは、ウイルスのような病原体に汚染されたものに触れることで感染する状態を指します。接触感染の感染源となるのは、汗を除いた唾液や分泌物、体液、排せつ物です。
気をつけたいのは、感染者に直接触れること以外に、間接的に触れても感染拡大の恐れがあることです。例えば、ウイルスを保有する人が触れたドアノブやスイッチ、手すりからの感染です。
このとき、ウイルスは皮膚から侵入するわけではなく、ウイルスが付着した手で顔や髪をさわることで、口や鼻からのどの粘膜、目の結膜から体内へと入っていきます。人は無自覚のうちに自分の顔や髪などに触れているものなので、要注意です。
2020年10月に発表されたオーストラリアの研究機関の調査結果では、新型コロナウイルスは紙幣や携帯電話などの表面で28日間生存することが示されました。布のような素材と比較して、ガラススクリーンやプラスチックなど、表面が滑らかな物体に付着した場合には生存期間が長くなったとのことです。
なお、紫外線(UV)でウイルスが死滅することは証明されており、この実験も暗室で行われたものではありますが、ウイルスが好む環境下であれば長期にわたって生存する可能性が指摘されています。オフィスにはプラスチック製品も多く、ウイルスが生き延びる可能性の高い素材が多く使用されています。物の表面を介した感染の可能性については、現時点ではさまざまな意見がありますが、少なくとも感染力のある状態は数時間継続すると見られています。
オフィスで発生する接触感染の例
新型コロナウイルスの生存期間が考えていたよりも長いとすると、それだけ接触感染のリスクも高いことを認識しなければなりません。オフィスでは複数の人間が高頻度で触れる箇所が多数あります。接触感染のリスクが高いと考えられる一般的な例を挙げておきましょう。
- 共用PC
- デスク
- 固定電話、コピー機などの共用機器
- 共用キャビネット
- ドアノブ、各種スイッチ
- トイレ・休憩スペースなどの共用施設
コロナ禍以前は気にも留めていなかった箇所にも、ウイルスが潜んでいる可能性があります。「感染しない」、「感染源とならない」という意識が、これからのオフィスでは重要なポイントとなります。
オフィスで徹底すべき接触感染防止策
オフィスで接触感染を防止するための、具体的な対策例を解説します。
個別でできる基本的な対策
接触感染によるクラスター発生を防止するためには、各個人に対して毎日の行動についての意識徹底を呼びかける必要があります。
- マスクやフェイスシールドで飛沫を防止
無症状での感染の可能性を常に考え、飛沫によるウイルスの感染拡大を防止します。人がそばにいないときでも、物品への飛沫付着の可能性があります。マスクやフェイスシールドを外す際にも、十分な注意が必要です。
- オフィスの設備や器具の消毒、抗菌
ドアノブ、電気のスイッチ、手すり、エレベーターのボタン、ゴミ箱、電話、共有のテーブル・椅子、コピー機など、すべての物品について消毒するルールを策定します。消毒作業は定期的な実施が効果的です。
- ゴミ箱は直接触らない
ゴミ箱には使い終わったマスクや消毒のためのペーパー類が捨てられます。ビニール袋を設置し、処理をするときには手袋着用を義務づけます。
- 正しい手洗いの実施
正しい手洗いの実施方法について、専門家の指導を受ける機会を設けたり手洗い場に掲示をしたりするようにしながら、注意喚起します。
施設管理側の対策
接触感染の機会を低減させるためには、施設そのものへの対策も検討しましょう。例えば、非接触ボタンや自動開閉扉を導入すると、数多くの人が触れざるを得ない箇所を減らすことが可能です。
また、大勢が働く職場には個別の消毒では難しい箇所が多く存在します。その解決策となるのが、オフィス全体の抗菌処理サービスです。その中でも、特に安全性の高いデルフィーノが注目されています。オフィス全体をくまなく抗菌できるデルフィーノを活用すれば、接触感染によるクラスター対策に高い効果が期待できます。
感染ゼロを目指したデルフィーノの抗菌サービスについては「オフィス丸ごと抗菌!デルフィーノ」をご覧ください。
配慮が必要な労働者への対応
クラスター発生の一要因として、症状の見逃しがあります。本人も周囲も軽微な病気と思っていると、大きな問題へとつながるケースです。
厚生労働省が事業所に向けた「職場における新型コロナウイルス感染症への感染予防、健康管理の強化について」の中で、体調に問題のある労働者への対応を提示しています。
新型コロナウイルスの発症初期の症状は、発熱、咳など普通の風邪と見分けがつかないため、感染の可能性を考慮した対応が必要とされています。具体的には出勤免除やテレワークの奨励、外出自粛指示などです。高齢者や基礎疾患を持つ人、妊婦などは重症化リスクが高いため、特に就業上の配慮が求められます。
また、賃金の取り扱いのようなことで休業中の心配があると、症状を隠しても出勤するという状況を招きかねません。休むことに不安を抱かないよう、休暇取得の体制を整備しておくことも重要です。
日ごろから、少しでも症状がある場合には公共機関の利用を極力控える旨を徹底するといったように、危機管理の一環として社員への指導を行う必要があります。
「新型コロナウイルス感染症についての相談の目安」を企業内で周知することが、クラスター発生を防止します。感染症の症状が表れた場合にはただちに「帰国者・接触者相談センター」*に電話で相談し、その指示に従うよう強く促していきましょう。(*:地域により名称が異なることがあります。)
全社一丸となってクラスター発生を阻止する
クラスターの発生は社会に衝撃を与え、自社のイメージを損ねる恐れもあります。日々の業務のなかでいかに感染症予防の対策を実施できるのか、模索し続けるのが企業の役割です。感染経路には飛沫感染と接触感染、空気感染などがあります。可能な限りの施策を講じることはもちろん、それぞれの感染経路についての理解を深めながら次の手を考えていかなければなりません。接触感染対策に効果の高い新技術も登場しています。情報収集をしながら、自社にとって有効と思われる対策を選択し、速やかな導入を前向きに検討していく姿勢が求められています。
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