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コニカミノルタのカフェ導入事例
コニカミノルタジャパンでも、東京の本社にオフィスカフェを導入しています。社員同士はもちろん、社外からの訪問者も利用することができ、毎日多くの人で賑わっている人気のスペースです。リフレッシュできる設(しつら)えはもちろん、利用され続けるための運用も工夫しています。
お客様も社員も使えるカフェスペースを設置
コニカミノルタジャパンでは、オフィス移転に際し、社員からのリクエストに応えてカフェスペースを設置しました。カフェスペースはオフィス内の眺望のよい場所に設置されており、木目調のリラックス感あふれる空間となっています。社員のリフレッシュ空間としてだけではなく、来客者と利用する社員も多く、おもてなしスペースとしても活躍しています。提供されているのは、社員が選んだ香り高いコーヒー豆です。
カフェを利用しやすい工夫も
コニカミノルタジャパンのカフェスペースは無人ではなく、本格的な有人カフェです。しかし、あくまでも社内カフェということで価格を抑え、1杯100円台からと格安に設定しています。ポイントカードもあり、たまると1杯無料になるというお得なサービスもあります。また、カフェスペースの利用促進のため、社内の自動販売機にはコーヒーを置いていません。その効果もあって、1日当たりの売上は約600杯と黒字経営が実現しています。
オフィスカフェの導入事例
他社においても、オフィスカフェ導入の参考となる事例が多く見られます。
大規模にカフェスペースを確保
ある大手SNS運営企業では、広々としたカフェスペースを確保し、常駐のカフェスタッフがドリンクやデザートを提供しています。ソファ席やテーブル席、カウンター席など多様なタイプのシートが設置してあるため、気分や用途によって好みのスタイルでくつろぐことができます。プロジェクターも完備されており、リラックスしながらプレゼンテーションもできる多目的スペースとなっています。
小規模だが落ちつけるカフェスペースを設置
社員自らがDIYを行い、小規模ながら落ちつけるカフェスペースを確保している企業もあります。
ボックスシートとカウンター席があり、思い思いに過ごすことができます。コンパクトなスペースながら、座り心地にこだわったシートや落ちつきのある照明を採用していて、社員の憩いの場として愛されています。ランチ時も利用可能で、社内で食事をすませる社員が増えたとか。窓際のスペースのように比較的狭いスペースでも展開しやすいスタイルは、小規模オフィスの参考となりそうです。
終業後はアルコールも提供
一般的なオフィスカフェとは一線を画し、内装に徹底してこだわった本格的なバースタイルのカフェスペースを持つ企業もあります。黒一色で統一された洗練されたインテリアは、とても企業内とは思えない雰囲気を醸し出しています。
午後6時半以降は無料でアルコールが提供されるため、終業後も社内に残って歓談する社員も多いといいます。会議や商談、勉強会、交流会などに幅広く活用でき、社外からの評判も上々です。
コンセプトを明確にして自社にあわせたスタイルを採用
オフィスカフェの設置は社員の心身の疲労を軽減し、業務効率の向上への貢献が期待できる施策です。しかし、オフィスカフェを置いたからといって、すぐにさまざまな効果が出るというわけではありません。運用方法を間違えると、コストばかりが目立つといった結果になる可能性もあります。会社の規模や業種、従業員の層などからコンセプトを検討し、社員の声を聞きながら自社にあわせたカフェスタイルを採用していきましょう。
「日経ニューオフィス賞」を受賞したコニカミノルタがデザインしたオフィス事例をまとめた一冊です。最新のトレンドが知りたい!新しいオフィスのアイデアが欲しい場合などにご活用ください。