目次
【目的別リニューアル事例③】
コミュニケーション活性化
3つめに紹介するのは、従業員のコミュニケーション活性化を目的としたオフィスリニューアルの事例です。
カフェ風オフィス｜日本リテイルシステム株式会社
流通システム機器や情報システム機器の開発・販売を手がける日本リテイルシステムの事例です。
【リニューアル前の課題】
お気に入りのカフェで仕事をしているかのような、リラックスした雰囲気の中で自然とコミュニケーションが生まれる空間を目指していました。
【リニューアルによって改善された点】
オフィスのキッチンエリアに、コーヒーなどのドリンクを飲みながらリラックスして過ごせる空間を設置。カウンターとシンボルツリーを囲む大型テーブルを配置することで、自然とコミュニケーションが生まれる空間を実現しています。
部署を超えたアイデア創出を促進｜東京化成工業株式会社
研究開発用試薬を軸に、医薬品や化学品、電子材料などの製品原料を共有する東京化成工業の事例です。
【リニューアル前の課題】
テレワークが世の中に広く浸透する中、テレワークではできないオフィスならではのコミュニケーションが活発に交わされる「“集う”オフィス」へのリニューアルを目指しました。
【リニューアルによって改善された点】
快適さを重視するフロアと、エンゲージメント向上を意識したフロアの2つに分けてリニューアルを実施。快適さを重視したフロアでは中央にカウンターを設け、偶発的なコミュニケーションが生まれる工夫が施されています。また、エンゲージメント向上を意識したフロアでは、透明ガラスによる明るく開放的なデザインにしました。部署を超えたアイデアが創出される「“集う”オフィス」が具現化されています。
多様なワークスペースを実現｜株式会社ユニフルーティー ジャパン
バナナの自社農園での栽培、輸送、加工、流通までを一貫して行っているユニフルーティージャパンの事例です。
【リニューアル前の課題】
コロナ禍後、出社人数が増加したことに伴い、効率的かつ魅力的なオフィス空間の実現が求められていました。
【リニューアルによって改善された点】
フリーアドレス席の導入とともに、ナチュラルなデザインで統一された多様なワークスペースを設置。遊び心のあるレイアウトを意識することで、働きやすさとデザイン性を両立しています。コミュニケーション活性化と業務効率の向上が両立する、快適で機能的なオフィスに仕上がりました。
【目的別リニューアル事例④】
ブランディング
4つめに紹介するのは、企業ブランディングを意識したオフィスリニューアルの事例です。
地域性と機能性を両立｜千代田電装工業株式会社
主に自動車関連の各種電装品やバッテリー、計器類などの販売修理を手がける千代田電装工業の事例です。
【リニューアル前の課題】
社員のコミュニケーション強化と業務効率の向上を目指し、オフィスのリニューアルを計画。来客エリアには、自社のブランディング強化を図るための工夫も必要になると考えていました。
【リニューアルによって改善された点】
地域性を反映したモチーフをデザインに取り入れ、来客エリアには自社のロゴを模した特注カーペットやコーポレートカラーのカフェカウンターを設置。さらに、フリーアドレスに対応したオフィスレイアウトにすることで、地域性と機能性を両立した空間となっています。
ストーリー性を意識した空間｜株式会社ビーネックステクノロジーズ
技術分野における人材サービスを展開するビーネックステクノロジーズの事例です。
【リニューアル前の課題】
同社の半導体トレーニングセンターにて、研修や育成のしやすさを維持・向上しつつ、研修生のリクルーティングにも寄与する空間が求められていました。
【リニューアルによって改善された点】
半導体などの製造ラインで使用される大型実機や模擬クリーンルームをフロアに設け、工場や開発現場を再現しました。研修を通じて見えてくる世界を「海」、半導体業界への旅立ちを「船」に見立てたオフィスデザインは、回遊しながら研修内容を説明できるストーリー性のある空間となっています。
職員・市民にとって温かみのある親しみやすい環境｜富士市役所
地方自治体においても、オフィスリニューアルの事例がみられます。ここでは、富士市役所の事例を紹介します。
【リニューアル前の課題】
市民サービスや職員の働き方の変化を受け、「職員だけでなく、市民にとっても、温かみある親しみやすい環境」をコンセプトに市役所内の一部をリニューアルしました。
【リニューアルによって改善された点】
市民と活発な議論ができる共創スペースや、業務に応じて働き方が選べる自由度の高い職員執務スペースを設置。受付カウンターには「紙管」、Web会議ブースには富士ヒノキを採用したほか、富士山型にデザインされたベンチを待合スペースに導入するなど、親しみやすさと機能性が併存するオフィスへと生まれ変わりました。
オフィスリニューアルの目的を明確にしておこう
今回紹介した12社の事例では、「スペースの有効活用」「働き方改革」「コミュニケーション活性化」「ブランディング」といった目的に応じたオフィスリニューアルが行われています。目的が明確になっていたからこそ、理想とするオフィス空間を着実に実現できたともいえるでしょう。オフィスリニューアルに際しては、どのような課題を解決したいのか、どういったオフィスを目指したいのか、目的を明確にしておくことが重要です。
コニカミノルタジャパンでは、オフィスリニューアルの企画・デザインから竣工までをトータルサポートする「オフィス移転・リニューアル」サービスを提供しています。オフィスの現状調査をはじめ、リニューアルのコンセプト策定やオフィス設計といった工程をお任せいただくことも可能です。オフィスリニューアルを検討している事業者様は、ぜひコニカミノルタジャパンにご相談ください。
「日経ニューオフィス賞」を受賞したコニカミノルタがデザインしたオフィス事例をまとめた一冊です。最新のトレンドが知りたい！新しいオフィスのアイデアが欲しい場合などにご活用ください。
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