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大妻女子大学 様

障害児一人ひとりに合わせた“音の出る”教材を作りたい。
コニカミノルタのプリンターが、その普及・効率化を力強くサポート

東京都多摩市唐木田の高台に広がる大妻女子大学様の多摩キャンパス。社会情報学部 教授の生田様は、ICT を活用して、障害児一人ひとりの困り感に対応した手作り教材の開発と教育実践を進めています。その取り組みの一つが、ペンでタッチすると音の出るシートや本の制作。
コニカミノルタのプリンターは、その仕組みを唯一※印刷できる機器として採用され、将来の活用・普及に期待が寄せられています。

導入前の課題


社会情報学部 教授 生田 茂 様

課題

  • 障害児一人ひとりに合わせた教材を作りたい
  • 「ドットコード」を普通紙に印刷できるプリンターがない
  • 教材の制作を、大判や長尺など、今よりさらに広げたい

解決

  • 専用ペンで紙をタッチすると音が出る手作り教材を制作
  • コニカミノルタのプリンターが、唯一※、印刷への対応を実現
  • 複合機、PP機などの対応に向けて、現在検証作業が進行中

背景

障害児、一人ひとりに合った教材を作りたい

「私はもともと理学部出身ですが、東京都立大学から筑波大学への異動をきっかけに、研究分野を教育実践学、特別支援教育に変えたのです」。お話いただいたのは、大妻女子大学 社会情報学部教授の生田茂様。異動先では、大学の附属学校や特別支援学校を回って、先生をサポートする仕事をされていました。
支援学校でさまざまな障害を抱える子どもたちと出会ううち、強く感じたのが、画一的な教育では、一人ひとりに適切に対応していくことが難しいということ。
「子どもたち一人ひとりの障害が違えば、それぞれの困り感やニーズもまったく違う。一人ひとりに合った教材やツールがあればいいのに、と思いました」。そこから、これらの要求に応える新しい教材を作る取り組みが始まりました。

教材作りのベースになるのは、“音と紙”

まず、生田教授が最初に考えたのは、障害児に自分の居場所を作ってあげたいということ。「例えば、発語のない子や、コミュニケーションをとることが難しい子どもたちがいます」。彼ら、彼女らが自分の思いを上手く伝えられるものができないか。コミュニケーションをとれるツールが作れないか、との思いから、「触れば音を出せる教材を作ろう、と思いました」とのこと。さらに、「いまは電子教科書や、タブレットもありますが、これまで授業で先生が使ってきたワークシートなども大切にしたい。そして授業環境に合わせて、自由に大きさを変えられるものがいい、と思ったのです」。生田教授が注目したのは、紙というメディアでした。新たな教材のベースになるのは、“音と紙”。この2つを組み合わせた教材はできないかと、試行錯誤を重ねました。

導入の効果

それは、紙をタッチすると、音が出るツール

最初に辿り着いたのが、紙に印字された二次元コードを小さなツールでなぞると音声が再生される仕組みでした。それをビジュアルと組み合わせれば、多様なコンテンツが作れます。そして、さまざまな技術を試し、色々な教材を作っていくうちに、生田教授はグリッドマーク社が開発した「ドットコード」を使った技術に出会いました。
これは目に見えないほどの小さなドットの組み合わせで、二次元コードを作ります。それを紙に転写したものを、スキャナーの役割を果たすペンで読み取り、対応した音声を再生する仕組みです。「例えば、動物の絵をタッチすると動物の名前を教えてくれるシートや、多言語で読み聞かせができる絵本など、色々な教材を作っています」。
「ドットコード」を活用した教材を作るには、二つの方法があります。
一つは、「ドットコード」をあらかじめ刷り込んだ「剥がして貼れるスティッカーアイコン」を沢山並べたシールを用意する方法。このスティッカーは、どんなものにも貼ることができ、簡単で便利ですが、貼ったところの下絵が隠れてしまうという難点があります。透明なシールも作れるのですが、コストがかかるのです」と生田教授。

対応するのは、bizhub C3100P だけ※

そして二つ目の方法が、プリンターを使って、「ドットコード」を直接紙に印刷する方法です。プリンターなら、ビジュアルと連動したものが簡単に何枚も作れて、コスト的にも有利です。いま、この「ドットコード」を印刷できるプリンターは、コニカミノルタのbizhub C3100Pだけ※。「コニカミノルタさんとの出会いによって、プリンターで出力することが実現でき、音の出る教材の可能性が一気に広がりました」と生田教授。プリンターがあれば、自分で制作したデザインを活用した手作りの教材を、多くの児童生徒に届けることができます。コニカミノルタの技術が、生田教授の手作り教材の制作と普及・発展の大きな力になります。
まだ、プリンターの使用は始まったばかり。誰もが簡単にコンテンツを作れるソフトウェアの開発など、乗り越えなければいけないハードルはありますが、コニカミノルタのプリンターと共に、可能性を広げていきたい、とおっしゃいます。

プリントされた極小の「ドットコード」をスキャナーペンで読み取るシステム

「ドットコード」は、極小のドットで構成される、二次元コード技術です。わずか2mm 角のサイズに32 個のドットをパターン配置して情報を定義することで、標準で約300 兆のコードを発行できます。
極小のドットはほとんど目に見えず、写真・文字・イラストなどの上に重ねてプリントできます。
印刷した「ドットコード」は専用のスキャーペンでタッチすることで読み取れ、対応している音声を再生します。印刷メディアの閲覧性と、デジタルメディアの双方向性を結びつけて生まれた新しい技術です。

ドットコードの仕組み

「ドットコード」プリント対応機種

bizhub C3110 / C3100P

機器の詳細は下記サイトをご覧下さい。

今後の展開

通常学校の生徒にも、こうした教材を

「全国には1,100 を超える特別支援学校があります。その子どもたちに向けての教材づくりは大切。でもそこで立ち止ってはいられません」。通常学校にも、授業に参加できていない多くの子どもたちがいます。「そういう子どもたちにも、僕らの取り組みでできることがあるはず」と生田教授。教科書など「万人に向けた」教材だけではなく、一人ひとりの学びの履歴を大切にした手作りの教材がますます重要になっていく、とおっしゃっています。

プリンターを教材づくりの中心に、さまざまな展開を

教材の可能性は“ 紙から音が出る” だけに留まりません。例えばPCと連動して、タッチすると動画が映ったり、Web にアクセスする教材も作れます。「要は『ドットコード』と紙さえあれば、色々な可能性があるわけです」と生田教授。
その中でも、教材づくりのベースとなるプリンターは重要な役割を担っています。「今後、長尺プリントやプロダクションプリントなどへの対応が進めば、もっとバラエティーに富んだ展開が生まれるはずです。コニカミノルタさんには大いに期待しています」。
今回は、ICTを活用した手作り教材の制作と教育実践を進める、大妻女子大の生田教授にお話を伺いました。

コニカミノルタのプリンターを中心とする
主な満足ポイント!

  • 「GridOnput ドットコード」を印刷できる唯一※のプリンター
  • 高画質出力や高速出力などプリンターとしての優れた基本性能
  • グリッドマーク社様と共に、生田教授の活動を力強くサポート
2016年3月現在、複合機ではbizhub C3110も「ドットコード」プリントに対応可能

導入サービス

プロフィール

名称 大妻女子大学
住所 多摩キャンパス/東京都多摩市唐木田2-7-1
創立 1908年
学生数 6,892名
事業内容 私立大学
ホームページ
概要 創立100年以上の歴史を持つ私立女子大学。高い知性と豊かな情操を養い、明るく聡明な女性を育てることを目的としている。伝統の「良妻賢母」の教育方針では、よき妻、よき母であると同時に、常に新しい時代に対応できる、優れた社会人であることを目指す。社会に貢献できる専門知識・技術の修得はもちろん、豊かな人格形成にも力を入れている。
取材 2016年3月

見えないドットコード「GridOnput(R)」はグリッドマーク株式会社の登録商標です。
記載されている情報は取材時のものであり、閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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