メインコンテンツへスキップ

多様性を尊重するオフィスとは?
働きやすい環境を実現するデザイン

誰もが働きやすい環境を実現するオフィスデザインのヒント

企業がダイバーシティ&インクルージョンを実現していく上で、オフィスづくりは非常に大切なテーマといえます。誰もが働きやすい環境を整えるにあたって、配慮が必要とされるポイントを紹介します。

光に関する配慮

オフィスの照明や採光は、誰もが働きやすい環境を整える上で必ず考慮しておきたいポイントです。極端にまぶしい光や照明のちらつき、不自然な色や明るさの照明にストレスを感じる人もいます。多くの時間を過ごす職場がこのような環境であれば、いずれ心身に不調をきたしてしまう場合もあるでしょう。できるだけ自然光を取り入れることで、快適なワークスペースを確保することが大切です。

色に関する配慮

色に関する配慮も欠かせないポイントといえます。無機質に感じられがちなオフィスの内装に、リラックス効果があるとされる暖色系やナチュラル系の色を取り入れることで、落ち着いて業務に取り組みやすくなるでしょう。

また、性別ごとにふさわしい色を決め込まず、色の好みや感覚は人それぞれであることを念頭に置くことも大切です。たとえば、支給する備品を「男性社員は〇〇色、女性社員は〇〇色」といったように区別することも、性差の先入観を植え付ける原因となる可能性があります。購入する備品についてあらかじめ従業員に意見を求めたり、従業員自身が色を選べる仕組みに変えたりするといった配慮をすることが大切です。

音に関する配慮

オフィス内にはさまざまな音があふれています。パソコンのキーを打つ音やOA機器の動作音、電話の着信音などを一日中聞き続けることを苦痛に感じる人もいるでしょう。防音パネルやカーペットを活用するなど、騒音を抑える工夫をすることが大切です。また、必要に応じてノイズキャンセリングイヤホンや耳栓の使用も可とするなど、一人ひとりの従業員が音を気にせず働ける環境を整えていくのが望ましいでしょう。

空気質に関する配慮

オフィス内の温度や空気質、においに関する配慮も不可欠です。空気質とは主に室内の空気について、清浄度や健康にもたらす影響を評価する際に用いる指標のことです。温度や湿度、気流のほか、空気中の成分量などにもとづいて空気質を評価します。空気質を改善するには空調設備を整えたり、風通しに気を配ったりするのはもちろんのこと、オフィス内に特定のにおいがこもらないよう工夫することが大切です。

たとえば、香水や喫煙によって発せられるにおいについても、気になる人には気になるものです。ルールを明確に設け、オフィス内の空気質を良好に保てるよう従業員にも協力を求める必要があります。また、事務所や休憩スペースなどにアロマディフューザーなどを設置する際にも、香りの好みは人によって異なる点に配慮しましょう。

快適性に関する配慮

オフィスで過ごす時間をできるだけ快適なものにすることも、必要な配慮といえます。座った姿勢が続いても疲れにくいオフィスチェアを選んだり、好みの作業姿勢を選べるスタンディングデスクなどを取り入れたりするのも1つの方法です。

また、OCPD(強迫性パーソナリティ障害)のように、雑然とした環境では仕事に集中できない人もいます。収納オプションが充実した家具や什器を選ぶなど、整理整頓がしやすい環境を提供することが大切です。

レイアウトに関する配慮

オフィス内のレイアウトについても、多様な人が働きやすい環境づくりを考慮する必要があります。たとえば、車椅子利用者が移動しやすいよう段差のないフロアにしたり、授乳室や祈祷室を設けたりするなど、さまざまな人が利用しやすいオフィスを目指しましょう。

使用する言語の違いに配慮するには、社内の掲示にピクトグラムを取り入れる方法もあります。言葉ではなくサインを通じてメッセージを伝えられるため、母国語や使用言語を問わず安心して働けるオフィスづくりの一助となるでしょう。

あわせて読みたい

多様性を尊重するオフィスづくりの注意点

多様性を尊重するオフィスづくりを実現する上で、注意しておきたいポイントをまとめました。

方針を明確に掲げる

ダイバーシティ&インクルージョンの実現に向けて、まずは会社としての方針を明確に掲げることが重要です。自社の多様性に対するスタンスを打ち出し、目指すべき姿や考え方を言語化しましょう

方針を策定する際には、部門を超えて従業員から広く意見を集めることをおすすめします。多数挙がった意見を重んじるだけでなく、少数の意見も方針に反映させていくことが大切です。

議論を交わす機会を設ける

多様性と一体性のあり方について、従業員同士が意見を交わす場を設けましょう。従業員が感知していないところで決まった方針では、当事者意識をもちにくいと考えられるからです。それぞれの従業員が自分の言葉で多様性と一体性について意見を述べ、他の従業員の考えを聞く過程でいっそう理解が深まっていきます。ダイバーシティ&インクルージョンに関するテーマのワークショップを開催し、ディスカッションや共同作業を通じて相互理解を深めていくのも1つの方法です。

公正な評価の仕組みづくりもあわせて推進する

従業員が公平・公正に評価される仕組みを整えていくことも重要なポイントです。年齢や性別、国籍によって差が生じることのない評価方法であることを社内に公開し、従業員の理解を得る必要があります

また、業務内容を考慮した人事評価が可能な仕組みも求められます。たとえば、売上への貢献度が高いことが明確な営業部門は評価されやすく、売上に直接寄与しない間接部門が評価されにくい、といった偏りが生じないように注意しましょう。

あわせて読みたい

多様性を尊重する、誰もが働きやすいオフィスを目指そう

多様性を尊重するオフィスづくりは、現代の社会情勢や国際的な風潮においては必須の取り組みといえます。さまざまな人が能力を発揮して活躍できる職場にしていくためにも、ダイバーシティ&インクルージョンを意識したオフィスづくりを目指してみてはいかがでしょうか。

コニカミノルタジャパンでは、働く環境や働き方、コストなどの最適化を総合的に図る「空間コンサルティング」を提供しています。誰もが働きやすいオフィスづくりのサポートはもちろんのこと、オフィス環境の変化が事前に掲げたコンセプトに合致しているか、課題解決につながったかを検証する効果検証も含めて対応可能です。ダイバーシティ&インクルージョンを実現するオフィスを目指している事業者様は、ぜひコニカミノルタジャパンにご相談ください。


あわせて読みたい
【最新のオフィスがぎっしり】オフィスデザイン事例集

「日経ニューオフィス賞」を受賞したコニカミノルタがデザインしたオフィス事例をまとめた一冊です。最新のトレンドが知りたい!新しいオフィスのアイデアが欲しい場合などにご活用ください。

Download  

オフィスデザイン事例集のイメージ

Contactオフィス環境に関するお問い合わせ

商品およびサービスについてご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

メールでのお問い合わせ

お問い合わせフォーム

コニカミノルタジャパン株式会社
ワークスタイルデザイン事業部  空間デザイン事業推進統括部

〒105-0023 東京都港区芝浦1-1-1 BLUE FRONT SHIBAURA S棟10F

許認可

東京都知事 特定建設業許可:

建築工事業 大工工事業

左官工事業 管工事業 ガラス工事業 塗装工事業 防水工事業

内装仕上工事業 建具工事業

第一種貨物運送利用事業