目次
事業紹介エリア
ー 事業の最新情報や取り組みが“みえる”

梅田さん:
こちらは、7事業部(センシング、プロフェッショナルプリント、マーケティングサービス、空間デザイン、ITS、MFP、ICW)ごとに座席とデスクを用意しています。メンバー同士で会話しながら働きたい時は、ここを使うような形です。
一番のポイントは、“事業のみえる化”ですね。各事業部のデスク横にサイネージを設置し、映像を通してその事業部がどんなプロジェクトに取り組み、どんなサービス、価値を提供しているのかを実績と合わせて紹介しています。お客様がオフィスを訪れた際、事業内容を視覚的に理解していただくことで新たなビジネスの機会創出につながりますし、実は私たち社員も隣の事業部の全てを把握できているわけではないですから、こうした仕掛けを通じて共助し合える関係性を育てていきたいんです。
──なるほど、ここにも“みえる”があるんですね!社内外通して相互的なコミュニケーションが育まれそうです。
梅田さん:
映像を見て「もっと詳しく知りたい」と思ったら、すぐメンバーに声をかけて話を聞くことができます。ABWをベースにした空間設計ではありますが、事業部という“核”をしっかり立たせることは前提ですからね。
他部門や他社への理解を深められる場であること。これはオフィスに求められる価値のひとつとして、とても重要だと考えています。
──見渡すと、事業部のデスクや作業スペースだけでなく、ミーティングルームも充実していますね。
梅田さん:
はい。オフィス内には12の会議室があり、それぞれ異なるテーマを持たせています。素材の使い方や壁面のデザイン、ガラスの格子、照明の色味など……、すべての部屋で異なる意匠を採用していて、実はかなりこだわっているポイントなんです。

──それぞれデザインやテーマが違うんですか!どんな狙いがあるんでしょう?
梅田さん:
当社では、毎日複数の企業様をご案内するオフィスツアーを開催しています。
企業様ごとに現状の課題と理想の働き方・働く環境があって 、それに対して、空間設計というアプローチでどう向き合えるのか──その実践例として、自社オフィスを活用しています。だからこそ、この場所は“働く場”であると同時に、“導入事例 ”としての役割も持ち合わせているんですよ。私たちが手がける「空間デザイン事業」の課題解決力を、肌で感じていただきたいんです。
空間にはコンセプトに合わせて特注した什器も多く取り入れていて、デザインの幅もかなり広い。空間にバリエーションを持たせることで、お客様との会話のきっかけにもなりますし、「こういう雰囲気ならうちにも合いそう」、「あの課題が解決できそう」 といった具体的なイメージを持っていただきやすくなるんですよ。
──コニカミノルタジャパンの空間デザイン事業の想いが伝わってきます。それにしても、歩くたびに景色が変わり、新鮮です。
梅田さん:
ありがとうございます。場所によってはフェイクグリーンを取り入れて緑視率を高めた「Forest席」と呼ばれるエリアも設けています。視界に緑が入るだけで気持ちが落ち着いたり、集中力が高まったりしますからね。

そして、この先にあるのが、私のお気に入りでもある「カフェエリア」です。
カフェエリア
ー 社員同士の働きが“みえる”

梅田さん:
オフィス内で最も広い区画になりますね。名前の通りカフェとして設計していて、コーヒーなどを飲みながら、自由な席で仕事ができるくつろぎの空間です。照明に仕掛けがあり、正午から午後6時にかけて、少しずつシーンが変わっていくんです。 眺望もよく、徐々に空間全体が柔らかく落ち着いた雰囲気になっていくのが心地良いんですよね……。
中でも、私が特に気に入っているのが、エリア中央に配置した植栽。屋久島から取り寄せたシェフレラを主役に、アガベやハイビャクシン、ロストラータ といった下草を組み合わせるなど、細部までこだわって構成しました。ここだけはオフィス内で唯一リアルな植物を使っているんですよ。
事業部を越えて、互いの働く姿が“みえる”空間になっており、自然とコミュニケーションが生まれ、横断的な連携が進んでいるのを感じますね。

──案内していただき、ありがとうございました。共助、そして共創につながる「“みえる“オフィス」を体感でき、コニカミノルタジャパンの空間デザイン事業への理解が深まりました!
梅田さん:
こちらこそ、ありがとうございました!“みえる”オフィスとして、その背景にある設計思想や、オフィスが持つ価値を少しでも感じていただけたなら嬉しいです。
一方で、まだコニカミノルタジャパンが空間デザイン事業を手掛けていると知らない方も多いかもしれません。だからこそ、このオフィスが私たちのブランド価値を伝える場として機能し、事業部のパーパスである「働く人々の『Work In Life』を実現し、誰もが輝き続ける豊かな社会を創る」──その実現に向けた一歩になればと思っています。

自律・共助・共創の土台となるのが、
オフィスなんです
──最後に、執行役員 空間デザイン事業推進部長の宮本さんに、オフィスデザインがもたらす価値について、伺います。

【Profile】
宮本 晃さん
執行役員 ワークスタイルデザイン事業部 空間デザイン事業推進部長
オフィス移転や働き方に関する提案、設計から施工までを一貫して担当。2018年より空間デザイン事業部にて多様なプロジェクトを牽引し、2022年に執行役員に就任。
宮本さん:
「共創」を実現するには、まず社員同士がチームとして助け合いながら働く「共助」が必要です。そしてその共助の前提には、社員一人ひとりが自律的に働き、生産性を高めるための選択を自ら行うことが欠かせません。その“自律”を支える土台こそが、オフィスなんです。
つまり、オフィスは単なる「働く場所」ではなく、企業の経営資源のひとつ。近年では「人的資本経営」という言葉が注目されていますが、私は空間もまた、人的資本を最大限に活かすための重要な投資対象だと捉えています。
働きやすさ、モチベーション、エンゲージメント──これらはすべて、空間のあり方によって大きく左右されます。私たちで言えば、オフィスを“みえる化”することで、社員同士のつながりを促進し、共助・共創のきっかけを生み出すことを目指しているのです。
そして、何より重要なのは、私たちがつくったのは単なる「ショールーム」ではなく「ライブオフィス」だということ。梅田が紹介したように、この空間にはコニカミノルタジャパンが持つ課題解決力が詰まっている。
これから一層、自社での実践を通じて、お客様の悩みや課題により深く寄り添っていきたいですね。
「日経ニューオフィス賞」を受賞したコニカミノルタがデザインしたオフィス事例をまとめた一冊です。最新のトレンドが知りたい!新しいオフィスのアイデアが欲しい場合などにご活用ください。
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