目次
- 小規模オフィスでも、デザイン性と機能性は両立できる
- 事例1|一体感のあるオープンな空間を実現
- 事例2|本社とは異なる雰囲気の多目的空間を構築
- 事例3|企業のアイデンティティを表現したオフィスを実現
- 事例4|自然とコミュニケーションが生まれるカフェ風オフィス
- アイデア1:カフェのようなリラックス空間を構築
- アイデア2:利用シーンを想定した機能的なゾーニング
- アイデア3:部分リノベーションも可能なコンセプト
4社の事例に共通する小規模オフィスデザインのポイント

ご紹介した4社の事例から、小規模オフィスデザインのポイントをピックアップしました。オフィスの改修やリニューアルを検討する際には、次の4点を取り入れてみてはいかがでしょうか。
1つのスペースに複数の機能・役割をもたせる
スペースごとに用途を特化するのではなく、複数の機能・役割をもたせることで空間を有効活用できます。たとえば、受付機能を兼ねたカフェスペースや、会議・研修・懇親会からソロワークまで活用できる多目的スペースに共通しているのは、それぞれの空間に単機能を割り当てない発想です。柔軟なオフィス運用を実現するためにも、多目的な空間設計を軸にデザインを検討してみましょう。
コミュニケーションが自然と生まれる空間を設ける
社員同士の距離が近く、常にお互いの顔が見えることは小規模オフィスならではのメリットです。偶発的な会話や相談が生まれるよう、ソファ席やカウンター席、カフェスペース、多目的スペースなどを設けてみてはいかがでしょうか。あわせて、社内を移動しながら仕事を進めやすいよう、動線設計を工夫することも重要です。コミュニケーションが自然と生まれる空間を提供できれば、活気のある職場づくりにも寄与するでしょう。
素材・照明・家具にこだわる
内装材や家具、照明などにこだわることも重要なポイントの1つです。限られたスペースを広く見せたい場合には、視線を遮りにくい高さやデザインの什器を採用したり、明るい色彩の内装材を取り入れたりすることをおすすめします。落ち着きや居心地の良さを重視したい場合には、木目調の家具や暖色系の照明などを活用することで、空間に温かみをもたせられるでしょう。
自社らしさを空間デザインに反映させる
一般的な意味での「おしゃれなオフィス」を目指すのではなく、企業のコンセプトや理念、働き方のこだわりなどに合わせて空間を設計してみてはいかがでしょうか。「誰に、どのように使ってほしい空間なのか」を明確に打ち出すことで、自社らしさが感じられるオフィスを実現しやすくなるからです。一貫した企業メッセージが込められたオフィスデザインにすることで、コーポレートブランディングの強化や採用力の向上を後押しする効果も期待できます。
小規模オフィスのデザインを検討する際のチェックリスト

小規模オフィスのデザインを検討する際に役立つチェックリストをご用意しました。5つの観点からオフィスデザインをチェックして、理想とする空間づくりを実現しましょう。
1. 現在のオフィス利用状況を把握しているか
現状、オフィスがどのように利用されているのか実態を調査しましょう。出社人数や来客頻度、会議の回数、集中作業の必要性、オンライン会議の頻度などについて、アンケート調査を行うと実態を把握しやすくなります。社員が現状困っていることや、解決を望んでいる課題に関する質問項目を設けることで、顕在化していない問題点を洗い出してみてはいかがでしょうか。
2. 必要な機能に優先順位をつけているか
小規模オフィスは利用できるスペースが限られています。リニューアル後のオフィスに求める希望条件をすべて満たそうとすると、無理が生じかねません。執務・会議・交流・受付・収納・休憩のうち、何を重視するべきかを判断し、オフィスに必要とされる機能に優先順位をつけましょう。
3. 兼用できるスペースはないか
ゾーニングの計画を立てる際には、複数の用途に兼用可能なスペースがないか検討しましょう。受付とカフェスペース、会議室と研修スペース、休憩スペースとコミュニケーションエリアなど、多目的に活用できる場所を設けることでスペースを効率よく活用できます。まずは多目的スペースのみ部分リノベーションを実施して、オフィスのイメージを改善するのも1つの方法です。
4. 社員が自然に使いたくなる空間になっているか
テレワークやハイブリッドワークが浸透しつつある今、社員が自然に使いたくなるオフィスかどうかは重要なポイントといえます。「少し立ち寄りたい」「同僚と話したい」「気分を切り替えたい」と思える空間になっているか、レイアウト設計の段階からそこで働く人々の姿をイメージしておくことが重要です。
5. 照明・素材・家具も含めて設計しているか
オフィス空間の印象を左右する要素はデザインやレイアウトだけではありません。内装材の色合いや素材、什器の選び方をはじめ、観葉植物の設置、照明の色合いなども含めてオフィスデザインと捉えることにより、限られた面積でも印象的な空間づくりが可能になります。空間全体のコンセプトを統一しやすい小規模オフィスの強みを活かしたデザインを目指しましょう。
空間の使い方次第で働きやすい空間づくりができる

小規模オフィスには面積の制約がある一方で、空間全体のコンセプトを統一しやすく、社員同士の距離も近いというメリットがあります。限られた面積でも、工夫次第で働きやすい環境を整えることは可能です。小規模オフィスだからこそのメリットを活かし、どのような働き方を実現したいのか、どの機能を優先するのかを明確にした上で、空間づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。
「日経ニューオフィス賞」を受賞したコニカミノルタがデザインしたオフィス事例をまとめた一冊です。最新のトレンドが知りたい!新しいオフィスのアイデアが欲しい場合などにご活用ください。
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