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ファミレス席のアイデアと活用事例
ファミレス席を自社に適した形で導入している企業のアイデアと活用事例を紹介します。
壁面利用の洞窟型
まるで部屋の壁の一部をくり抜いてつくったかのような、洞窟型のファミレス席があります。
囲われている安心感があり、片面が完全にクローズドされているため、周囲に人がいなければ内密の話にも対応できます。
また、奥の壁を利用してホワイトボードやモニターを設置することもでき、ミニプレゼンなど活用の幅が広げられます。
窓際に設置して来客用にも活用
窓際にファミレス席を設置することで、開放感あふれる景観と明るさが魅力のスペースが生まれます。業務の合間の、リラックス空間としての利用も増えそうです。
一般的なオフィスビルでは、窓側に柱があるためデスクが配置しにくく、窓際通路がデッドスペースになり十分に活用されていないケースが多く見受けられます。ファミレス席を窓際通路に設けることでデッドスペースの有効活用にもなり、多数のセットを配置すれば来客用としての活用も可能です。窓に面しているので、背もたれの高さによっては外の会話も気になりません。
カフェ風のつくりでおしゃれ度がアップ
業務エリアの横のちょっとしたスペースに、アメリカンダイナー風のファミレス席を設けると、オフィス感を低減させられます。オフィスのおしゃれ度がアップし、部屋全体のイメージが変わることでしょう。
背もたれがパーティション代わりのアイランド型
同じファミレス席でも、ソファの種類を変えるとかなりイメージが変わります。
ある程度の広さがあるオフィスであれば、背もたれが高くても圧迫感はそれほど気になりません。高めの背もたれのタイプのソファを選ぶことで、クローズドな空間づくりが実現します。
ソファとテーブルのセットをいくつかオフィスにちりばめていけば、業務スペースの近くに気軽に使える打ち合わせ場所を確保できます。デスクが並ぶ画一的なオフィス風景のアクセントとなり、配置次第で動線の流れも変えられるでしょう。
ボックス席の形状からスペースを活用
ボックス席の座面下スペースを有効利用している企業もあります。ファミレス席のソファ下には、意外にも大きなスペースがあるものです。そこを活用しない手はありません。
災害用の水や備蓄品を収納しておけば、地震が起きた際の準備ができます。毛布や寝袋などの置き場としても有効活用できるでしょう。アイデア次第で、さまざまな活用方法が考えられます。
まとめ
ファミレス席には従来の会議室のような重苦しさがなく、ちょっとした打ち合わせが気軽にできるカジュアルさがあります。セミオープンの形状なので誰がいるのかわかりやすく、場所を予約するわずらわしさからも解放されます。一方で背もたれの高さや、配置の場所などによっては活用しづらくなる可能性も。設置の際には用途や声の響き方、オフィスの雰囲気、動線などを十分に考慮して、自社にマッチしたスペースづくりを検討していくことが大切です。