自社オフィスからシェアオフィスへ。
オフィス移転から見えてきた、これからの働き方


【最新のオフィスがぎっしり】オフィスデザイン事例集

「日経ニューオフィス賞」を受賞したコニカミノルタがデザインしたオフィス事例をまとめた一冊です。最新のトレンドが知りたい!新しいオフィスのアイデアが欲しい場合などにご活用ください。

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オフィスデザイン事例集のイメージ

2020年からのコロナ禍の影響と働き方改革の流れの中で、スタッフの就業スタイルの変化や働きやすさに合わせるために、オフィス移転をする企業も増えてきました。そこで、2023年3月に本社をシェアオフィスへと移転した株式会社LU.TWIYO(エルユー・トゥワイヨ)の代表に、オフィス移転の目的やメリット、シェアオフィスを選んだ理由や実際に移転しての感想など、経験者にしか語れないリアルな体験談を語っていただきます。同時に、同社が入居したシェアオフィス運営会社「インバウンドリーグ」の担当者に、シェアオフィスのメリットや運用面など、一般的なオフィスとの違いについてもお聞きしました。

#オフィス移転 #オフィスレイアウト #コミュニケーション活性化 #シェアオフィス #働き方

座談会参加者

長尾純平さん
株式会社LU.TWIYO 代表取締役社長 

谷野加奈さん
インバウンドリーグ コーディネイター/UDS株式会社 事業企画部 マネージャー

移転先のオフィス、どう決めた?

photo Shinichi Watanabe

移転の背景と、シェアオフィスを選んだ理由

ーー まずは長尾さんから、オフィス移転の背景をお聞かせ下さい。

長尾:移転前は、代官山でアパレルの店舗として使われていた建物をオフィス仕様に改装して使っていました。ショーウインドーもあり外に開かれた物件だったので、人が自由に入れるような場所にしたかったのですが、コロナでリモートワーク推奨になり、思うように使えませんでした。オフィスレイアウトもDIYでテコ入れするのを楽しみにしていたのに、4割ほどの段階でストップしたまま。当時抱いていた会社のあり方やヴィジョンが実現できませんでした。

今回、Lock UPとTWIYOという二つの会社が合併し、人数が2倍近くに増えることになったので、規模に適したオフィスレイアウトを、とこの機会に新しい場所を探すことになりました。

photo Shinichi Watanabe

ーー どういうオフィスにしたいと考えて新オフィスを探しましたか?

長尾:交流が生まれ、コミュニケーション活性化が進み、それによって知見や技術が蓄積されていく場所にしたいと考えました。そのためには単独のオフィスよりも、さまざまな人たちが入居し、多様性のあるシェアオフィスが合っていると最初から考えていました。

また自分たちでオフィスを持つと、オフィスレイアウトはもちろん、プリンターをどうするか、必要な備品は何か、というインフラ系のことからトイレ掃除は業者に頼むか、という細かなところまで全てを整えなくてはなりません。そこに時間と人をかけるなら本来の業務に注力したいと考えたので、その点でも付帯設備が備わっているシェアオフィスはメリットが大きいと思いました。

シェアオフィスへの入居を即決したポイント

ーー 移転の方向性を決めてからどれくらいの期間をかけて物件を探し、移転を決めたのですか。

長尾:実は、実際に内見したのはここだけです。賃貸物件に詳しい役員が良さそうな場所をリストにし、複数のオフィスに問い合わせなどはしていましたが、最初にここを見てすぐに決めました。

ーー 迷わずにスパッと即決できた決め手はなんだったのでしょうか。

長尾:一番良かったのは、どこからでも通いやすい新宿という立地です。僕らはお酒をよく飲むので新宿は魅力的でしたし、オフィスの賃貸料が自分たちの費用感に合っていたことも大きいです。

少し失礼な言い方かもしれませんが、まだ出来上がりきっていない雰囲気があり、一緒に何かができるかもしれないという希望を持てたこともあります。インバウンドリーグさんやいろいろな人たちとコミュニケーションをとりながら、僕らの仕事も発展させていける可能性があると感じ、決めました。

photo Shinichi Watanabe

谷野:内覧のとき長尾さんに「まだ足りてない部分もあるので、一緒にできたら嬉しいです」と率直にお話させていただいたんです。なので、そう言っていただけて嬉しいです。

長尾:働き方の多様性が持てそうなオフィスレイアウトや施設設備にもメリットを感じました。自分のオフィスを持ちつつ、フリースペースのある3階で気分転換しながら仕事もできますし、1階にはサラダボウル専門店も入っています。壁紙もきれいですし、無機質なオフィスが多い中、「来たい」と思える場所であることが一番の魅力でしたね。

移転を機に、再び見直した働き方

photo Shinichi Watanabe

「オフィス移転を機に、コロナ前に戻したい」の言葉に込めた思い

ーー 会社が合併して人数が増えたということですが、オフィスには全員分のスペースを作りましたか?

長尾:全員は難しいですが、7割程度は入ります。広島やシンガポールに住んでいるスタッフもいるので全員が揃う機会はほとんどありませんが、全員が来たとしても3階のフリースペースを使えるので問題ありません。人数によって自由にアジャストできるのもいいですね。

ーー 移転後は実際、何割ほどの社員がオフィスに来ていますか?

長尾:先日会社の新ルールを全員で決めたばかりですが、アフターコロナということで、月水金は出社するようにしました。働き方をコロナ前に戻そうと考えているんです。

なぜなら、コロナで一番怖かったのはコミュニケーションの断絶が生まれたことです。人が交流せず、モノもお金も動かず、ディスカッションもなくなりました。

コロナ前に週5回オフィスに来ていた時は、そこで生まれていたものがあったと思います。気になることがあったら隣の人にすぐ聞くことができ、仕事の後にご飯を食べに行ったりもしていました。仕事の効率という意味では無駄なことも多いのかもしれませんが、無駄があってこそ人とのコミュニケーション活性化が進み、距離感の近さが生まれると私は考えます。

photo Shinichi Watanabe

わずか1ヶ月半で完了させたスピード移転

ーー オフィス移転で苦労したことや大変なことはありましたか。

長尾:解約しなければならないものもありますし、何を新オフィスに持って行って何を捨てるかも考えなければいけませんが、何からやればいいのかがわからなかったことですね。

長尾:会社の合併も同時進行で進めていましたし、日々の業務としてのクライアントワークスもあったので、割と途方にくれていたなという感じです(笑)

ーー 移転を決めてから実際の移転まではどれくらいの時間がかかりましたか?

長尾:谷野さんに正式にご連絡したのが2023年の年明けで3月に移転して来たので、1ヶ月半くらいでしょうか。

谷野:すごく急ピッチでしたよね。契約書も急いで作成した記憶があります。

長尾:あまり時間をかけても旧オフィスの賃貸費用も発生しますし、飲食店も多くの場合1ヶ月半から2ヶ月でオープンしますから、これくらいシャープじゃないとダメなのかなという気がします。

谷野:多くの方は半年ほどかけますので、あまり例がない速さでしたね。

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