オフィスデザインは企業を映す鏡。コンセプトの明確化が成功のカギを握る!

コンセプト

オフィスデザインを考えるとき、何を重視すればよいのでしょうか。トレンドや効率性を鑑みることはもちろん大切ですが、もっとも重要なのは企業コンセプトをどう反映するのかという点です。オフィスは企業の顔であり、また企業そのものでもあります。働く社員にとって違和感があったり、来訪者に誤解を与えたりするようなオフィスデザインであってはなりません。オフィスデザインを表面的なものではなく、企業コンセプトをもとに設計する方法について解説します。

オフィスデザインのコンセプトとは?

コンセプトを書き出している形

そもそも「オフィスデザインのコンセプト」とは、一体何を意味するものなのでしょうか。

企業の基本的な姿勢を表現するもの

オフィスデザインのコンセプトというと、「ホテルのような」「カフェのような」「クラシカルな」「スタイリッシュな」「ヨーロピアンイメージで」といった表面的なデザインイメージと誤解されがちです。
しかしオフィスデザインのコンセプトは、企業の基本的な姿勢を表現するものでなければなりません。コンセプトとは概念という意味であり、オフィスデザインにおいては企業全体を貫く基本的な姿勢や考え方を指します。つまり、企業のあり方を決める軸ともいうべきものが、デザインに表現されている必要があるのです。
これからのオフィスづくりは、「デザインありき」ではじめるのではなく、理想とする企業像や働き方を基点に創造されていくものであると理解することが求められます。

企業コンセプトとの統一感が重要

オフィスデザインは、「そのオフィスから何が伝わるのか」という視点で設計していきます。最終的に、オフィスを通して「どのような企業として見られたいのか」を考えるということです。例えば、「伝統を重んじる」という企業コンセプトのオフィスが、いかにも最先端をイメージさせるデザインであれば、ちぐはぐな印象を与えてしまう可能性があります。新しいものを取り入れるにしても、企業コンセプトとの統一感を考慮した工夫が必要です。オフィスデザインは企業のブランドイメージと直結するものであることを、しっかりと意識しておかなければなりません。
企業コンセプトに沿ったオフィスデザインを行うとともに、名刺や企業のウェブサイト、パンフレットなどにも統一性を持たせると、さらに強力な企業ブランディングにつなげていけます。

企業コンセプトをオフィスデザインに反映するために

ラグジュアリーなオフィス

では実際に、企業コンセプトをオフィスデザインに反映させるためにはどうすればよいのでしょうか。

企業コンセプトの先鋭化

企業は事業運営を行ううえで、経営理念やビジョンを策定し、企業ブランドを構築していきます。それらをオフィスデザインへと昇華させるためには、中核となるコンセプトの収れんが必要です。事業ターゲットや社会貢献、社会へのアピールまでを含め、企業のどの面をデザインとして見せたいのかを考えていく必要があるのです。
また、企業として今後進むべき方向性をふまえた検討も重要です。働き方改革の推進によって労働環境への視点が厳しく問われる今、利益追求のみに注力する企業は存続が難しくなっていくと思われます。企業コンセプトを先鋭化していく過程には、社会の変化やニーズへの考慮も求められるため、オフィスデザインの策定は、企業コンセプトや組織としてのあり方自体を再検討する機会ともなっていくでしょう。

企業コンセプトをいかに具現化するのか

企業コンセプトが集約され、進むべき方向性がしっかりと定められたら、思想的な企業コンセプトをどのように具現化していくのかを考えていく段階に移ります。まずはあたたかさ、明るさ、開放感、理知的など、大枠となるイメージを決定し、メインとなるイメージに沿って、カラーやレイアウトといった細部へと展開していきます。
この段階で、企業コンセプトとともにオフィスづくりで重視する点があれば、明確にしておく必要があります。現在抱えている課題のなかで、オフィスデザインで改善できるものがあれば優先的に取り上げるとよいでしょう。経営やマーケティングといった企業運営の根幹にかかわる課題であっても、オフィスデザインによって改善できるかもしれません。たとえば、セキュリティや部署同士の相互コミュニケーション、動線の悪さによる業務効率の低下などは、オフィスデザインで解消できる可能性があります。企業を貫くコンセプトをオフィスデザインで表現しながら、同時に企業としての洗練・成熟をめざすことが大切です。

コンセプトを崩さずにオフィスの快適性を向上する

くつろげそうなオフィス

企業コンセプトに沿ったオフィスデザインであることはもちろんですが、居住性を軽視してはオフィス本来の役割から逸脱してしまいます。ここでは、働く人にとって居心地のよいオフィスにするためのポイントを見ていきましょう。

会社全体から意見を集める

オフィスデザインを検討するにあたっては、事前に会社全体から意見を集めておくことをおすすめします。実際の現場の声からは、働きやすさとは何かを追究していくためのヒントを数多く発見できることでしょう。現在のオフィスの課題が具体的にわかれば、オフィスの設計をよりよいものへと進化させられます。社員の意見と企業コンセプトは矛盾や対立ではなく、融合すべきものです。働く人の満足度が高いオフィスが、外部から見ても魅力的なオフィスであることは間違いありません。
収納や動線など、完成した後では変更が難しい点も多々あります。全体的なコンセプトを崩さずに、使い勝手のよいオフィスづくりの実現をめざしましょう。

適度なトレンド感を検討

時代のトレンドを頑(かたく)なに受け入れないという姿勢は柔軟性に欠けます。すべての企業が「いまどきのオフィス」である必要はないにしても、「社員の福利厚生」「システムとして好ましい」「効率性の向上」といった視点で導入を検討していきましょう。
トレンドの例としては、業務スペースとはまったく違った空間を演出するカフェスペースやリラクゼーションスペースの設置などが挙げられます。社員の疲労を軽減するとともに、リラクゼーション効果によって作業効率の向上も期待できます。
新しい業務スタイルとして注目されるフリーアドレス制もそのひとつ。省スペースの実現やコミュニケーションの活性化といった効果が期待されることから、導入を検討する企業も増えています。
また最近では、ABW (Activity Based Working アクティビティベースドワーキング)という働き方も話題です。業務にあわせて作業場所をフレキシブルに移動する方法で、在宅ワークやノマド方式に加え、社内に多様なスタイルのエリアを設置する企業も見受けられます。

参考記事

未来を見据えたオフィスデザインを採用する

企業コンセプトを具現化し、その課題解決にまで迫るオフィスデザインは、表面的な装飾ではありません。企業として今後どうなっていきたいのか、どうあるべきなのかといった将来的な目標も視野にいれたオフィスデザインには、経営資源的な価値をも見出すことができます。このような考え方に至れば、そのために今できることは何か? といった観点から、オフィスデザインを設計していけるようになるでしょう。
働く人を幸せな気持ちにし、企業の成長につながるようなオフィスであってほしいという願いは、どの企業も持っています。オフィスデザインを表面的なものとせず、企業の存在そのもの、およびそこで働く社員との深い結びつきを追求することで、未来にも通用するオフィス像を描いていけるようになるでしょう。

イメージ先行のオフィスデザインはリスクが高い

広々としたオフィス空間

個人の家でも、イメージを先行させたばかりに住みづらくなってしまったと後悔する例を耳にします。オフィスデザインでの失敗は後悔ですまされるものではなく、企業経営の成否にまで関わる可能性があります。重要なのは、企業コンセプトにしたがったオフィスづくりを行うことです。オフィスコンセプトというと表面的な部分にとらわれがちですが、企業のコンセプトを具現化したものがオフィスのコンセプトであるということに十分留意していく必要があるといえるでしょう。

 

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