初心者でも怖くない!
オフィスレイアウトを変更する際のポイントまとめ


知っておきたいオフィスレイアウトの基本

 

ここからは実施にあたって担当者が押さえておきたい基礎知識として2つのポイントを紹介します。

オフィスレイアウトの基本その1:面積と寸法

まず最初に、レイアウトをつくるにあたり必要な面積と寸法を確認してみましょう。

1人の社員が業務を行うために必要な面積は少なくとも2~3坪程度が必要だとされています。社員10人の小規模オフィスであれば、最低20坪の業務スペースを確保することになる計算です。仮に20坪のオフィスで12人の社員が常駐するのであれば、1人あたり1.66坪となりやや狭いと感じるかもしれません。こうした場合にはデスクや書類棚の効率的な配置を考えながら、無理なく業務が行える環境を整える必要があるでしょう。

また、オフィスのレイアウトを考える際には、動線を想定することも大切です。なかでも人が行き来する通路の寸法を把握しておく必要があります。通路の幅が1,000mあれば、1人が待機することですれ違うことができ、1,400mm~1,600mmあれば無理なく2人がすれ違うことができる寸法です。また、壁を背にしてデスクを配置した場合、座るスペースに400mm、通行する最低スペースを800mmと考えると、余裕をみて1,200mm~1,400mm程度が必要であることを覚えておきましょう。

オフィスレイアウトの基本その2:法令の遵守

上述したような作業環境の確保は必要ですが、同時に消防法や労働安全衛生法、建築基準法、ハートビル法といった法令に従ったレイアウトであることが基本です。火事や災害時に命を守り、被害を最小限に抑えるために、オフィスに必要な条件が法律で定められています。

消防法では、消火・警報・避難設備(消火器やスプリンクラー、火災報知器や避難器具など)の設置を義務(全ての建物に義務付けられてはおりません)付けており、排煙設備が必要なエリアも決まっています。特に拝煙設備については、建築基準法においても定められており、床面積500㎡以内に自然排煙か機械排煙の設備を、防煙区画内において30m間隔で設置しなければいけません。パーテーションで仕切った区画を「部屋」とみなし、それぞれの部屋に対する設備の設置が求められるため、レイアウト変更によって規定から外れないように注意する必要があるでしょう。

また、建築基準法では、避難経路として確保すべき通路の幅を定めています。通路(廊下)の両側に部屋がある場合は1,600mm、片側のみの場合は1,200mmを最低限確保する必要があるため、デスク等の配置を決める前に考えておくとよいでしょう。法令順守できるよう管轄の消防署に設計段階で相談し、指導を仰ぐことをおすすめします。

加えて、労働安全衛生法で定められた「快適な職場づくり」のポイントもしっかり押さえておきたいところ。より良い作業環境となるようなレイアウトを意識し、休憩室やリフレッシュコーナーといった「疲労回復支援」となるエリアや運動施設の設置、あるいは植樹を検討しましょう。

参考

おしゃれさだけでは不十分!?オフィスレイアウトに求められる最適な寸法とは

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