【イベントレポート】月刊総務×コニカミノルタ
新時代のオフィスとは?深掘りトークショー!


参加者からのご質問コーナー

--【質問1】ABWを意識したフリーアドレスにオフィスを変更しましたが、流動的にメンバーが動くことは少なく、やや固定席の様相を呈しています。どうしたらABWを浸透させるのでしょうか。

星野:コニカミノルタのオフィスでもABWを取り入れているのですが、全員が全員すごく動けているかって、実はそんなことないですね。皆さんの働き方の中で、やっぱり固定的な働き方を許すのであれば、それは許容しなきゃいけないと思うんです。なので、私たちも古い働き方を許容しつつ、新しい働き方も率先してやっていく――この両軸をちゃんと私たちが許さなければならないということが、まず一つあるのかなと。

その中で、流動的に動かすための意味やメリットってなんだろうというところをしっかり考えなきゃいけない。そのメリットをかなえる場所であるというところが、社員にちゃんと浸透して行くかどうか、それが実行できることで社員の意識が変わってくるのではないかなと思います。

--【質問2】「どのような意見の方も出社したくなるオフィス」を考えられたとのことですが、社員の派閥同士で分断が起きる(例えば、出社派とテレワーク派)ことはなかったでしょうか?起きないような対策もあったら教えていただきたいです。

星野: そうですね。私たちも一緒で「テレワークする意味って何ですか?」「出社する意味って何ですか?」――それがちゃんとお互いが理解していて、成し遂げられるのであれば、両方許容すればいいと思いますし、納得できないのであれば、変えなきゃいけないことだと思います。

しっかりとその部分が考えられているかどうかというところになります。そして、そのためにはしっかりと理解・分析しないといけない。行動をきちんと把握するとか、課題の洗い出しだったり。そういった定量的な情報から、色々としっかりと見ていくことが大切だと思います。そのエビデンスを持って、お互いが理解することがまず第一歩になるのかなと思います。

三井物産ケミカルさんのリニューアルでは、コンサルテーションを入れたことで定量的な情報が出てくるんですね。その定量的な情報をもとに役員の方にお話しするので、役員の方も首を縦に振るしかないんですよね。だって、「実際のデータがこうなんだもの」という情報が出てくるので。そこが結構重要なポイントだと思います。

皆さんも、まずは一つの取り組みとして、何を整理して考えたら定量化できるのかとか、そういったところからお互いが歩み寄り寄れる点だったり、ビジョンに向かう点などを考えてみるとよいのかなと思います。

--【質問3】「ウェルビーイングな働き方」が注目されていますが、どういう状態がウェルビーイングな働き方になると思われていますか?また、WELL認証もVer2になりましたが、認証も絡めたオフィス作りは必要でしょうか?

豊田: ウェルビーイングは、身体的、精神的、社会的に良好な状態といいますので、身体的という点ではいかに動くかですね。ずっと机に座りっぱなしは心臓に悪いというのはエビデンスもありますので。いかに動きを作るか、となるとやっぱりABW。 こうした環境を作った意味を浸透させて動き回るような、そんな取り組みが重要かなと思います。

あと、精神的な部分、メンタル的なことなんですけども、社会的に良好な状態に紐づく部分が多いと思ってます。チーム内できちんとコミュニケーションが取れてるとか、そのチームの中の心理的安全性が担保できるみたいな状態だと、当然ながら社会的良好な状態――精神的に良好な状態になると思います。

WELL認証はエビデンスのある認証制度で大義名分に活用することも重要だと思うんです。全部取得すると結構お金もかかるので大変なんですけども、つまみ食いでもよくて、WELL認証の取得項目をきちんと理解した上で、何かをするときの大義名分に使うということは重要かなと思います。

--【質問4】福利厚生面としてのオフィスの事例はどんなものがあるでしょうか?仮眠スペースやカフェスペースなどあるかと思いますが、何かあれば教えてください。

星野: 仮眠スペース、カフェスペースなどは特に福利厚生でもありますし、あるといいなって場所ですね。仮眠などはまさに私もしたいぐらいですけれども、寝た方がすごくパフォーマンスいいというのはデータで出ています。あとカフェスペースは交流有無には非常に多いですね。

最近は、デジタルデトックスというのが結構言われてますね。――会社来ます。パソコンずっと触っています。スマホ触ってます。タブレット触っています――と、本当にデジタルデバイスが溢れている社会ですよね。その中でデジタルデトックスをして、少し仕事から離れることで、頭の中身・脳みその考え方というのを一回空にしてみるというようなデジタルデトックスっていう考えがあります。実際にデジタルデトックスに取り組む企業もあったりしますので、そういったところも増えていくのかなというところですね。

あとは、瞑想ルームもよくあるかな。マインドフルネスも非常に効果があると思っておりますので、そういった場所も福利厚生としては大切な場所かなと思います。

AIで、より人間らしい働き方へシフト。ホントの人中心社会へ

--ずばり、今後どんな働き方になっていくか?お2人の考えを教えてください。

豊田:ハイブリッドワークですね。色んな選択肢の中から選ぶということでしょうけども、やっぱり自立的な判断になります。自走組織というんですかね。ある意味、管理部門の役割はどんどん縮小していくような傾向になるんじゃないのかなと。各自が最も成果が上がる場を自分で選んで、成果を上げると。

そして、AIも出てきますので、創造的なお仕事にどんどんシフトするように――社内外問わず色んな人とぶつかりながら、コミュニケーションをとりながら、自律的にお仕事をする。兎にも角にもやっぱり 健康的にお仕事をするというような、人間らしい働き方に戻っていくんじゃないのかなと思います。

星野:そうですね。今、豊田さんもおっしゃったんですけど、AIの普及が「危惧」と「関係」両方ともあると思うのですが、デジタルの破壊というふうに捉えるのか、DXの新しい考え方になるのか――そういったところから働き方って非常に大きく変わってくるのかなと思います。

私はこれら両方の軸があるかなと思っておりますので、私の中の言葉で言うと、「AIの共存」と呼んでいるのですが、共存する社会というのは必ず来るのかなと思います。そのときに人間が何を成し遂げるのか、そこが非常に重要なポイントになるのかなと思います。

それこそ、人中心の社会というものが本当に生まれてくるとんじゃないかなと思います。 そこで成し遂げるオフィスとはなんなのか、というところがこれからのテーマに切り変わってくるくるのかなと思っております。

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テレワークが浸透し、オフィスのあり方が問われる現在。
今回は、様々な働き方・働く環境に精通する月刊総務代表の豊田様とデザイン×DXのプロに、社員が来たくなるオフィスやずばり今後の働き方について、お2人の知識経験をもとにリアルな声をお届けしました。

皆さまの会社の働き方やオフィス改善のヒントになっていましたら嬉しいです。

コニカミノルタジャパンは、2013年から働き方改革へ取り組み、フリーアドレスやテレワーク導入、ペーパーレス化など様々な面から“はたらく”の改善に取り組んでいます。
実践したからこそ分かる担当者目線で、皆さまに寄り添いながらサポートさせていただければと思っておりますので、お気軽にご相談ください。全力でサポートいたします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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