北海道東川町から見る、人が集まる文化づくり


こんにちは!企画のAiです。

平成最後の夏休み、みなさまはどうすごされましたか?カフェめぐりが趣味のわたしは、北海道の東川町というところに行ってまいりました。地方衰退の時代と反比例して活性化しているこの町に、「魅力的な人材を集めるための企業づくりのヒント」を感じましたので、本日はそのお話をさせていただきます。

東川町ってどんな街?

さて、実はこの東川町、オシャレなカフェがたくさんあるエリアとして最近注目されている場所なんです。人口8,000人あまりの地方にスタイリッシュで個性も豊かなカフェが沢山点在しています。

農協の古い穀物倉庫をリノベーションしたりしてオシャレな空間を楽しめるのですが、そこで出されるコーヒーやフードの美味しかったこと!そしてお店の人がみんな笑顔で親切でした!

ところで、なぜこの町にオシャレなカフェが沢山できているのか、その秘密を調べたところ、驚きの事実がわかりました。じつは、ここ東川町は国道、鉄道、上水道の無い過疎の町であるにも関わらず、地方衰退の時代にあって、20年間で約14%も人口数/世帯数を増加させているんです。

人口増加の秘密は「住みやすさ」「魅力的な文化・街づくり」

1.水がおいしい

大雪山の雪解け湧水を飲み水として利用していて水がきれいで上水道は無く、天然ミネラル水が無料です。

2.教育に力を入れている

循環型で教室間に仕切りの無い先進型小学校、「東川小学校」をはじめ、気軽に訪れ、自分の居場所の様に過ごし交流できる、文化交流型図書室「ほんの森」や国際交流の場となる「東川町立日本語学校」など充実しています。

3.移住者への手厚い支援

子育て施設や景観住宅建築支援、二世帯住居推進、起業支援制度など、助成・支援制度が充実しています。変わったところでは、「薪ストーブ設置支援制度」や「おいしい水給水施設整備支援制度」というものもあります。

4.ロケーションがいい

旭川空港から車で5分、旭川市からも車で15分というロケーションの良さに加えて、自然に囲まれた景観の良さ。大雪山、温泉、旭山動物園、美瑛・富良野 などアクティビティの良さが魅力です。

5.楽しくなる文化づくり

「東川スタイル」と呼ばれるライフスタイルをつくる「共通の価値基準」を決めて、文化醸成を進めました。その一つが、“写真映えする被写体にふさわしい町”をめざす「写真の町」宣言です。

私は、上に記載した4項目よりもここが一番大切なポイントだと感じました。つまり、特産品などの「モノ」だけでは無く文化に投資し、先に価値基準を作ったことで、リーダーが旗振りせずに、人が動き、町が変わっていったという良い変化が生まれたのです。これによって、国際写真フェスティバル、写真甲子園などのイベント開催につながったり、クリエイターが移住しはじめ、町の景観を変えたり、天然のミネラル水を活かして美味しいコーヒーを提供するスタイリッシュなカフェが沢山できたりしました。

魅力的な文化が人財を集める

過疎の町が取り組んだ文化醸成施策で、町が魅力的になって、さらに人が増えて活性化される。これは、労働人口の減少に伴って、優秀な人財集めに苦しんでいる多くの企業にとっても、良い参考になるのかも知れません。「働きやすさ」や「この会社で働いてみたい!」と思わせる要素は、働きやすいいオフィスデザインであるのと同時に、その会社が魅力的であるための文化・ワークスタイル(ライフスタイル)があるかどうかが大切です。

働き方改革の支援やオフィスデザインなどを提供しているわたしたちも、場所・ツールの提供だけで無く、お客様のワークスタイル醸成に支援していける様な存在でありたいと願っています。

もし、北海道の旭川周辺に行かれる機会がありましたら、少し足を延ばして、東川町を訪ねてみたらいかがでしょうか?街並みやカフェを楽しみながら、人の笑顔と元気に刺激を受けることをうけおいです。

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