測色計を使って、いろいろな色を測ってみましょう。

測色計を使うと色の数値化ができます。分光測色計を使えば、数値化だけでなく、分光反射率グラフで色を見ることができます。また、分光測色計は精密なセンサーやさまざまな照明光源情報などを内蔵しており、いろいろな照明光源下の色の数値化が可能です。

(例) A:タイル

ピンクのタイルを測定しています。分光反射率グラフでは、このタイルが全波長域の成分を含んでいることがわかります。さらに、600 nm以上(橙〜赤系)の波長成分の反射率が一段と高いこともわかります。

(例) B:繊維

グリーンの繊維部分を測定しています。分光反射率は全体に低くなっていますが520 nm付近がピークです。450 nm以下と600 nm以上で低くなっており、青系および赤系の波長成分が吸収されていることがわかります。

(例) C:プラスチック

赤紫色のプラスチック製品を測定しています。400 nmと700 nm付近で反射率が高くなっており、500 nm〜600 nm(緑〜黄系)の波長成分の反射率が低く、吸収されていることがわかります。

(例) D:ゴム

鮮やかなブルーです。400 nm〜500 nm(藍〜青系)の波長成分の反射率が高く、逆に550 nm以上の波長成分は低く、ほとんど吸収されています。

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