分光測色計を使うと、こんなに簡単に問題を解決できます。

分光測色計には、色彩測定のための優れた精度とさまざまな機能が搭載されており、色の数値化だけでなく分光反射率グラフで色を見ることができます。また、さまざまな照明光源データなどを内蔵していますから、刺激値直読方法の測色計では解決できなかった演色性(光源による見え方の違い)や条件等色(メタメリズム)、その他の問題(表面状態の違い)も解決することができるのです。

分光測色計の主な機能と特長

写真はコニカミノルタ製「分光測色計CM–700d」です。

色の記憶

正確に記憶することができます。

見る方向の違い(照明角度)

常に、JISなどの規格に規定されている同じ条件で測定できます。

光源条件(照明光源)

JISなどの規格に規定されている特性と等価な各種光源データをメモリーしていますから、さまざまな光源条件下での測定データが得られます。

背景/大きさの違い

人間の目と違い、錯覚を起こしませんから、常に同じ条件で測定できます。

分光反射率グラフ

色の波長成分(反射率)をグラフ化して表示します。

色差の判断

数値表示で瞬時に分かります。
分光反射率グラフでも表示されます。

各種表色系

XYZL*a*b*、ハンターLab、マンセルなどさまざまな表色系で表示できます。

受光部

受光部に分光センサーを搭載しており、高精度な測定が可能です。

観察者の違い

JISなどの規格に近似させた受光部(センサー)を内蔵していますから、常に同じ条件で測定できます。

通信機能

Bluetooth®もしくはUSBでパソコンと通信して、各種データの出力、信号入力が可能です。

図30 色の波長成分(反射率)のグラフ
図31 受光部、分光センサー

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