パルスオキシメータ知恵袋

PI値をどう使うか?

脈波の変動成分と固定成分から導かれるもの

パルスオキシメータはLEDから照射された光が、厚みが一定な生体組織と厚みが変動する動脈を通る中で光量が減衰し、センサーで受光します。

動脈の変動部分を脈波といい、センサー受光量は脈波により変動する成分(AC)と変動しない固定成分(DC)に分離できます。
PI値(還流指標)とは、AC/DCを%で表示します。

より良い測定のためにPI値に注目を

PI値は指先を循環する動脈量が少なくなると小さくなります。それは、寒くなったときや体調がよくないときに、熱や酸素を生命活動にとってより重要な臓器に優先的に回すために指先の血流を減らすという生体の防御反応を反映しています。

一方で、パルスオキシメータはRの変動成分とIRの変動成分の比で酸素飽和度を計算しますので(パルスオキシメータの原理を参照)、PI値が小さくなると測定時のノイズの影響を受けやすくなります。製品によって仕様は異なりますが、測定不能エラーが出やすくなったり、測定値が安定するまで時間がかかったりします。
また、酸素飽和度が大きく下がればより重要な臓器に酸素を回す防御機構が働き、指先の血流量が減る(PI値が下がる)こともあります。

PULSOX-NeoのPI値の使い方

測定原理上、正確な値を担保するにはPI値が1.0以上あることが「望ましい」値とされています。身体の状況を反映する指標としてPI値を捉える場合には、それが1.0を切るレベルであるということは、抹消血流状態が通常よりも悪くなっているという一つの注意喚起点とも言えます。

PULSOX-Neoでは、PI 値が0.1であっても測定が可能ですが、PI値が1.0を切る状態では、測定値の表示はER(エラー)の文字表示との交互表示を行うように切り替わります。これは、測定値の正確性が落ちていることを示すとともに、PI値が1.0を切る状態であることを直ぐに分かる表示にしています。
この表示になった時には、他の指でERの数値表示が出ない指がないかを探すとともに、末梢血流の改善がなされるよう体を温めるなどのケアを行いましょう。

紫色のバルーンをクリックして、それぞれの項目の詳細説明をお読み下さい。

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