コニカミノルタ

コニカミノルタについて

マテリアリティ1

働きがい向上および企業活性化

マテリアリティの背景

社会・環境課題(2030年想定)

日本をはじめ、世界の多くの経済圏において労働力が不足すると予想されています。産業構造が変容するなか、必要とされる労働力に偏重が見られることにより、結果として労働力の不足が発生し、「スキルのミスマッチ」が広がると想定されます。2030年にはGDP上位70%を占める国において約1億人の労働力不足が起こるとも言われています。
例えばAI、ロボットや自動化といったテクノロジーが生産性の向上や労働力不足の緩和をもたらしますが、新たな仕事が生み出され、それらに見合ったより創造的なスキルが必要になります。それは製造現場だけでなく、オフィスでも同様です。したがって、生産性を高めることも重要ですが、人の創造性をいかに高めながら、世界的な労働力不足を解決していくかが必要になります。



<コニカミノルタが価値を創出する機会と対応すべきリスク>

機会


事業
  • 製造現場のデジタル化による工程変革、サプライチェーン変革による生産性向上と働きがいの向上
  • 自動化、省力化、スキルレス化で人手不足の解消
  • DXによる働き方変革でお客様企業の生産性向上と創造的な時間の創出

自社内
  • 新しい価値を生み出す源泉である「人財」の潜在力を引き出し、より「個が輝く」組織になることでイノベーティブなサービスを提供
  • DX人財強化のための教育充実およびデータ活用による自社プロセスのDXにより生産性を向上、また顧客に革新的なDXサービスを提供


リスク


自社内
  • 急速な制度・環境の変化が発生した場合や新技術の台頭にともなう社内のスキルと業務とのミスマッチの発生
  • ダイバーシティを重視した環境づくりが停滞した場合の従業員の多様性と自律性、イノベーション力の低下

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2030年に目指す姿と中期計画

2030年に目指す姿:自社およびお客様・社会での生産性を高め、創造的な時間を創出し、個々が輝ける環境を整備

関連するSDGs:

テーマ(経済価値):お客様の生産性を高め、創造的な時間を創出

テーマ(社会・環境価値):人財の潜在力を引き出す、「個が輝く」組織づくり

指標 実績 目標
2020
年度
2021
年度
2022
年度
2022
年度
2023
年度
2024
年度
2025
年度
幹部候補人財の戦略的配置※1 (%) 70 98 100 100 -
DXリーダー※2育成数(人) - 24 24 40 -
画像IoT人財数※3 500 - 814 - 1000 - 各事業の技術者の50%以上
GES スコア※4 エンゲージメント※5 GES設計 6.4(GES実施課題抽出と目標設定) 6.6 GES実施対FY21でスコア10%UP  - 7.7(業界平均)  
公平性※6 注1 - 7.1 (6.1) 7.4 (6.1) - 8.0 (7.0)以上
意見の自由※7 注1 - 6.9 (6.5) 7.2 (6.6) - 8.0 (7.5)以上
女性エグゼンプト※8比率(%)※9 7.2 9.1 9.9 10%以上 11%以上 - 13%以上
女性新卒採用比率(%)※9 23 35 37 30%以上維持 -

注 対象範囲:コニカミノルタ株式会社。ただし、GESスコア(※4)の対象範囲はコニカミノルタグループ(全世界)で、コニカミノルタ株式会社のデータは注1の( )内に記載

※1
戦略的リーダーシップポジションに対する人財配置割合
※2
DXリーダー:顧客ニーズにデジタルで応えるリーダー
※3
画像データと各種センサー情報をディープ・ラーニングなどのAI技術を活用して解析し、様々な現場における意思決定や判断を支援する技術を持った人財
※4
GES(Global Employee Survey):グローバル従業員意識調査(0~10段階で回答)における、該当設問の回答平均点
※5
エンゲージメント:該当設問「社外の人に、コニカミノルタで働く事をどの程度勧めますか」(記載に誤りがあったため修正しました。FY2021から同じ設問で評価を実施しています。)
※6
公平性:該当設問「自身が所属する部門・チームでは、あらゆるバックグラウンドを持つ人々が公平に扱われている」
※7
意見の自由:該当設問「自身が所属する部門・チームにおいて自身の意見が尊重されている」
※8
エグゼンプト:コニカミノルタ株式会社の管理職
※9
集計時期:各年度の翌4月1日時点

コニカミノルタのアプローチ

働き方の多様化が進む中、場所を問わず生産性を高めクリエイティブな働き方を可能にするソリューションを提供し、個の生きがいや働きがいと企業の成長を支援していきます。具体的には、計測・検査現場における自動化、オンデマンド生産、画像IoT、文書管理などを活用することにより、労働時間に占める作業の時間を削減することで、お客様の生産性の向上と創造的な業務へのシフトを支援します。
当社には、画像IoT技術とデジタル技術を組み合わせて、お客様のワークフローに潜む無駄を見える化する技術力があります。またお客様のワークフローに入り込み、業種業態に合ったサービスを提供することができます。こうした力により、お客様の生産性を高め、創造的な時間を創出するとともに、デジタル格差/雇用・起業機会の格差の解消にも寄与していきます。
また当社自身も、新しい価値を生み出す源泉である「人財」の潜在力を引き出し「個が輝く」会社となるべく、個々の従業員が輝き、生きがい・働きがいを実感できる環境・風土の整備を進めます。

【事業】生産性を高め、創造的な時間を創出

●オンデマンド生産による従来工程からのリードタイム短縮

●自動品質最適化ユニットによる印刷現場の生産性向上

●生産現場の検査工程自動化による創造的な時間の創出

●働き方改革と意思決定支援による顧客の生産性および創造性の向上

●介護士のワークフロー効率化によるケアサービス提供時間の創出

【自社内】人財の潜在力を引き出す、「個が輝く」組織づくり

●若手の早期抜擢や女性役員候補のパイプライン強化による、リーダーシップ人財の計画的な育成

●「個が輝く」組織風土の実現

●ダイバーシティ&インクルージョンの推進

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