コニカミノルタ

コニカミノルタについて

人的資本

人財のひきつけ・育成・活躍推進

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コニカミノルタのアプローチ

背景と課題認識

プロフェッショナル人財を引きつけ、育成し、そして活躍を推進するうえで、3つの課題を設定し、施策を実行しています。
①次世代リーダーシップ候補のパイプライン
②人財の適材適所のスピード感
③経営判断の場での多様性確保の推進

目指す姿

各地域での人財引きつけ・育成・活躍推進を主体と置きつつも、コニカミノルタグループ全社を牽引する優秀な人財については、全社視点での可視化・育成のプロセスを回し、メリハリをつけた人財投資により最大限の効果を追求することで、事業の選択と集中の加速とその後の持続的ビジネス成長の実現に寄与していきます。

重点施策とKPI

中期経営計画 DX2022(FY2020-FY2022)期間における取り組み

  • 若手の早期抜擢や女性役員候補のパイプライン強化による、リーダーシップ人財の計画的な育成
  • 顧客ニーズにデジタルで応えるリーダー(DXリーダー)をグローバルで育成し、2022年度までにグローバルなDXポジションへのアサイン完了
   実績 目標
2020年度 2021年度 2022年度 2022年度
幹部候補人財※1の戦略的配置(%) 70 98 100 100
DXリーダー※2育成数(人) - 24 24 40
※1
戦略的リーダーシップポジションに対する人財配置割合
※2
顧客ニーズにデジタルで応えるリーダー

2025中期経営計画(FY2023-FY2025)期間における取り組み

  • 次世代リーダーシップ候補のパイプライン強化
  • 事業の選択と集中の加速に向けた人財供給のボリュームとスピードアップ。画像IoT人財を強化し、適材適所への配置を加速
  • 経営判断の場での多様性確保による判断の質向上
   実績 目標
2020年度 2022年度 2023年度 2025年度
画像IoT人財※3数 (人) 500 814 1000 各事業の技術者の50%以上
※3
画像データと各種センサー情報をディープ・ラーニングなどのAI技術を活用して解析し、様々な現場における意思決定や判断を支援する技術を持った人財

次世代リーダーシップ候補のパイプライン強化

CEOによるタレントレビューの実行

会社経営を担える次世代リーダーを計画的に配置・育成するため、2020年度よりポテンシャル人財を可視化し、CEOと事業トップが1on1で育成の方向性を確認・議論する場を設けています。この議論を通して、次の事業トップ候補はいるか、3~5年後を見据えたらどうか、という組織課題を明確にし、そのうえで、後任候補の特定とさらなる成長に向けて担わせる役割をCEOと事業トップが握り、次の1年間の成長度合いを確認する、というサイクルを回しています。
2023年4月現在、事業ごとに対象者をリストアップし、計画的な配置・教育機会の提供を行っています。

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グローバルでDXを牽引するリーダーの創出

コニカミノルタがDXカンパニーとなるうえで不可欠となる、「お客様に近いところでデジタルの専門家をオーケストレーションする人財」の育成に向けた“育成の型”を創り、プロセスを回しています。具体的には、候補者となる人財をグローバルレベルで選抜し、欧州のトップレベルの教育機関とコラボレーションして、目指すべきビジネスの方向性、現状の課題を踏まえた教育プログラムを設計、選抜者に提供するとともに、教育プログラムを通して明らかになった本人の資質に基づく個別育成計画の策定と実行を行っています。また、個別育成計画の一つとして、国境を越えた役割付与(米州➡豪州、豪州➡米州、欧州➡日本、中国➡東南アジア 等)も、2022年4月からスタートさせています。この取り組みは、主力事業であるオフィス領域からスタートし、2022年度からはプロダクションプリント事業・ヘルスケア事業にも拡大しています。

グローバルレベルでの次世代リーダーに向けたチャレンジ機会の提供

従来より、コニカミノルタ(株)では、若手従業員を海外の販売会社や世界トップクラスのビジネススクールなどに派遣する「若手海外派遣プログラム」を実施してきました。このプログラムは、世界と戦える真のグローバルリーダーの早期育成を目的とした人財投資であり、多様性の理解や、グローバルでの仕事の進め方、グローバルな視点・現場視点を養うとともに、ビジネスパーソンとしての自らの軸を確立することを狙いとしています。2022年度より、このプログラムをグローバルに拡大し、その名も“GLOW”と名づけ、新たなスタートを切りました。コニカミノルタ(株)の従業員だけでなく、国内主要販社および米国・ベトナム販売会社からも応募があり、2023年5月より各地に派遣しています。

人財の適材適所の加速

画像IoT人財の育成・活用

事業の選択と集中を加速させ、コニカミノルタがデジタルカンパニーとして世の中に必要とされる企業であり続けるためには、保有するコア技術を最大限に活かし、それをさらに進化させていくことができる画像IoT人財の強化がますます重要になっていくと認識しています。

コニカミノルタは、長年磨き続けてきたコア技術に最新のIoTやAI技術を組み合わせた「画像IoT技術」の開発に注力し、2014年度から本格的に新規事業創出に取り組み、そのために人財の育成・獲得を進めてきました。
これに向けて、必要なロールを定義し、そのロールに紐づけた育成体系の明確化を行っています。また、各ロールの人財数とレベルを可視化し、効果的な人財配置を進めています。
現在、2023年度末に1,000名を画像IoT人財として“一人前”に活躍できるレベルに育てるべく、活動を進めています。

DXビジネス拡大に向けた人財の強化

人財公募制度

コニカミノルタ(株)は、会社主導の人財配置を補完する仕組みとして、従業員自らの意志で異動にチャレンジする「人財公募制度」を導入しています。これは、自己のキャリア開発に積極的にチャレンジする人財の創出と、チャレンジ精神を尊重する風土の醸成を狙いとし、国内販社からの応募など、会社をまたいだチャレンジも可能としています。
2022年度からは異動先および応募可能者をグローバルに拡大し、まずはグローバル主要9社間での異動を前提に、Global Career Page (社内ウェブサイト)に募集職種の掲載を開始しました。

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人財育成体系

コニカミノルタ(株)では、OJD を基本として、その効果をより高めるため、役割、立場の変化にあわせた「階層別教育」と、各種の「知識、スキル向上研修」を実施するとともに、自律的な成長を促進するための支援制度を設けています。具体的な支援制度としては、推奨外部教育機関の紹介とともに、個人が選択した教育プログラムの受講料を補助する仕組みを導入しています。
なお、2022年度に実施した研修の受講者数は、のべ約10,100名、研修時間は約83,000時間でした。

OJD:On the Job Development(業務を通じた能力開発)の略。OJT(On the Job Training)の発展形であり、上司の指導のもと、課題を共有しながら能力開発を行うこと。

経営判断の場での多様性確保による判断の質向上

コニカミノルタ(株)では経営判断の場での判断の質を向上させ、社会課題を解決するソリューションを創出し続けるために 多様性の確保を進め、DEIを推進しています。

評価・処遇制度

コニカミノルタ(株)では、今後も新しい価値をお客様に提供し続けていく組織を実現するため、従業員一人ひとりがプロフェッショナル人財として、優れた知識・知見や独自のスキルを持ち、課題解決のため自律的な考えに基づく行動をとることを求めていきます。これを加速するため、一般従業員の評価・処遇制度を改定し、失敗をおそれず高い目標にチャレンジし、「コニカミノルタフィロソフィー」に沿った人財を高く評価する仕組み、そして、チャレンジ行動がとれている従業員を結果にこだわらず評価する仕組みを導入しました。
なお、従業員の処遇については、統合以来、年功要素を除外し、能力および成果を公平に評価して、昇格や昇給に反映しています。
また、各個人のキャリアビジョンの実現に向けて、自己のこれまでのキャリアの棚卸しを行い、自身の能力開発上の課題、および仕事を通じたキャリア開発目標(能力開発の方向性や計画)を上司とともに考える重要な機会を定期的に実施しています。

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