誰もが活躍できる現場へ。個性を活かす仕組みで実現する、高品質・高効率な印刷業務

株式会社オンデオマ様
従業員数
:
35名(うち障がい者雇用3名)
(2026年1月時点)
業種
:
印刷業、システム開発業
導入目的
:
印刷業務の品質の向上と安定化、作業効率の向上を実現するため
実現手段
:
コニカミノルタのオンデマンド印刷機
「AccurioPress C7100」と各種オプションを導入
「印刷×Web」を強みに、名刺を中心としたWeb to Print事業を展開する株式会社オンデオマ。法定雇用率の遵守をきっかけに障がい者雇用を開始した同社でしたが、その根底には「障がいの有無に関係なく、個々の強みを尊重する」という一貫した経営方針があります。多様な個性を持つ社員一人ひとりが能力を発揮できる職場環境を構築し、事業成長と働きがいを両立させてきました。
その職場環境を印刷業務から支えているのが、コニカミノルタのオンデマンド印刷機「AccurioPress C7100」です。これまで属人的なスキルに頼らざるを得なかった作業を自動化し、品質を安定させることで、誰もが安心して働ける生産体制の実現に貢献しています。今回は、製造部のリーダーとして現場をまとめる馬服氏に、同社ならではの人材活用と、それを支える印刷業務の取り組みについてお話を伺いました。
課題解決のポイント
- 業務経験に関わらず取り組める環境の構築
- 外部環境や用紙に左右されない印刷品質の向上
- 業務経験に関わらず取り組める環境の構築
- 外部環境や用紙に左右されない印刷品質の向上
- 位置合わせの作業を自動化し、生産性が大きく改善
- さまざまな用紙に対応し、写真やデザインの再現性も格段に向上
- 位置合わせの作業を自動化し、生産性が大きく改善
- さまざまな用紙に対応し、写真やデザインの再現性も格段に向上
導入の背景:障がいを「個性」と捉え、一人ひとりが働ける職場づくり
障がいを特別扱いせず、社員一人ひとりの能力と向き合う現場の取り組みとは
印刷とWeb to Printシステムの開発・販売を事業の柱とする株式会社オンデオマでは、従業員約35名のうち約8割が印刷関連業務に携わっています。名刺印刷に特化したオンデマンド印刷サービスを強みとしており、小ロット・短納期に対応できる印刷体制を整えていることが特徴です。また、用紙や加工の選択肢も豊富であり、企業のブランド表現に寄与する名刺印刷を支援しています。
同社が障がい者雇用を始めたのは2018年頃。きっかけは障害者雇用率制度への対応でした。障害者雇用率制度とは、障がいのある人の就労機会確保と社会参加の促進を目的に、企業や公的機関に対し、一定割合以上の障がい者を雇用することを義務づける制度のこと。制度の趣旨や背景を踏まえ、同社もまずは法令遵守の観点から障がい者雇用に向き合うことになりました。そうした制度対応を出発点としながらも、同社が重視してきたのは「障がいの有無」にとらわれない雇用と働き方でした。
「そもそも、私たちは障がいのある方を特別視していません。健常者の中にも仕事が苦手な人はたくさんいますし、あくまで一人ひとりの個性であると捉えています。多少苦手なことがあったとしても、その人ができることをできる範囲で取り組んでもらう職場ですので、障がいがあるかないかで区別することは意識していません」(オンデオマ 馬服氏)
一人ひとりの個性に寄り添い、自身の力を発揮できる環境づくりこそが重要
この考え方は、採用プロセスにも反映されています。同社では、現場で共に業務を進めるリーダーやマネージャーが中心となり、業務内容や職場との親和性を踏まえながら採用にあたっています。「現場の私たちが採用にしっかりと関わることで、入社後のフォローまで含めて自分ごととして向き合えるようになります。一緒に働く仲間として迎え入れるからこそ、責任感も生まれ、納得感もあります」と馬服氏は話します。
同社で採用された新入社員では、障がいのあるなしに関わらず、全員が同じスタートラインに立ちます。障がいの有無や個性で「特別扱い」をするのではなく、一人ひとりに合わせた合理的かつ寄り添った配慮を行うことで、社員が自身の力を発揮できる環境づくりに取り組んでいるのです。
業務の工夫:社員が安心して成長できる業務フローと育成体制
新人はまず名刺の断裁からスタート。挑戦をリスクにしない業務設計が、社員の成長を最大化
日本全国から寄せられる名刺印刷の発注を受け付け・印刷する製造部では、障がいの有無に関係なく同じプロセスで業務を学びます。現場のリーダーとして新人教育を担当する馬服氏は、その育成方法について次のように語ります。
「新しく入った方には、まずは取り組みやすい工程から業務に慣れてもらうようにしています。具体的には、名刺作成の工程である『印刷』『カット(断裁)』『出荷』のうち、真ん中にあたる『カット』のポジションから始めてもらいます。
なぜなら、前工程の『印刷』と後工程の『出荷』を経験豊富な先輩社員が担当することで、もし新人が迷ったとしても、前後でリカバリーしやすいからです。失敗を恐れずに経験を積み、小さな成功を積み重ねられる環境を作ることが大切だと考えています」(オンデオマ 馬服氏)
また、実際のOJT(オンザジョブトレーニング)では、新入社員に対して必ず熟練スタッフがペアとなり、機械の動かし方から検品の仕方まで丁寧に指導します。そして、カット作業に慣れた後、本人の個性や能力、適性を見ながら前後の工程である「印刷」や「出荷」の業務へと段階的に業務の幅を広げていくという流れです。
「特に私たちリーダーは、メンバーそれぞれの得意・不得意をしっかり見極めることを重視しています。苦手なことがあればサポートしますし、できるようになるまで反復練習に付き合うこともあります。さまざまな印刷物の中でも、特に名刺印刷は正確さが求められる仕事なので、焦らずじっくりと、その人のペースに合わせて成長を後押ししています」(オンデオマ 馬服氏)
また、同社では年に2回の個人面談を実施しています。その内容は業績評価ではなく、社員の声を聞く場とすることで、心理的安全性を確保しています。無理のない働き方を支援できる環境づくりが、障がいの有無を問わず、一人ひとりが自分らしく働ける環境と社員の定着・成長につながっているのです。
導入の効果:働きやすい環境と事業の成長に貢献
「AccurioPress C7100」が実現した、職人技からの脱却と印刷品質の向上
こうした育成体制と業務フローを支えているのが、コニカミノルタのオンデマンド印刷機「AccurioPress C7100」です。名刺のような小さな印刷物では、表裏のデザインのわずかなズレが品質を大きく左右します。以前はこの位置合わせの作業が、職人技ともいえる属人的な経験と技術に依存していました。
「以前の機種による名刺印刷では、表裏の位置合わせはまさに感覚の世界でした。季節によっては気温や湿度による紙の収縮具合を考慮しながら調整することもあり、慣れないスタッフだと、1件の調整に10分以上かかってしまうケースも見受けられました。しかし、『AccurioPress C7100』を導入してからは、位置合わせの作業が自動化され、誰が取り組んでも3分以下で、しかも高い精度で完了できるようになったのです」(オンデオマ 馬服氏)
この位置合わせの自動化は、時間短縮以上の効果をもたらしています。これまでベテランの経験と勘に頼っていた作業を機械によって標準化したことで、まだ経験が浅い社員でもすぐに高品質な印刷が可能になりました。これにより社員個人のスキルレベルによる品質のばらつきがなくなり、製造部全体の生産性が大きく向上したのです。
対応用紙の拡大と表現力の向上。多様化するニーズに応える印刷品質
「AccurioPress C7100」の導入は、作業効率の向上だけでなく、印刷物のクオリティ向上にも貢献しています。特にメリットと感じていただいているのが、対応できる用紙の種類が増えたことです。
「弊社は他の印刷会社に比べて、扱う用紙の種類の多さが特徴です。以前に導入していたオンデマンド印刷機では苦手としていた、表面に凹凸のあるエンボス調の紙や、光沢感の強い紙にも今では問題なく印刷できるようになりました。結果として、お客様の多様なご要望により幅広く応えられるようになっています。
さらに、写真やデザインの再現性も格段に向上しました。人の顔写真の質感や、色の濃淡を表現するグラデーション、塗りムラの出やすい単色部分のクオリティが向上したように感じます。デザイナーさんが作るような非常に細かいデザインも、以前よりくっきりと再現できています。そのため、写真入りの名刺やデザイン性の高い名刺の印刷には、積極的に『AccurioPress C7100』を使用するようにしています」(オンデオマ 馬服氏)
今後の展望:印刷とシステム開発を両輪に事業を継続・発展させていく
人の作業にばらつきはつきもの。チームでカバーし、名刺印刷の価値を提供していきたい
取材の最後に、同社が描く今後の展望についてお話を伺いました。印刷の受注件数は緩やかに増え続けているため、それに合わせて業務の効率化を進めていきたいと、馬服氏は話します。
「今後は機械や生成AIなどの新しい技術を積極的に活用し、できるだけ少ない人数でも業務を回せる体制を構築していきたいですね。現場の負担を軽減すると同時に、会社全体の生産性向上を図っていきます。その一方で大切なのは、万が一ミスが起きても、お客様には絶対に迷惑をかけないということです。どんなに機械やシステムで効率化しても、人が作業する以上、ミスをゼロにすることは難しいと思っています。万が一ミスがあった場合でも、各工程の検査で食い止める体制を作っています。同じミスを繰り返さないように、日々アップデートし、ミスをゼロにしていくことが大切です。お客様からお預かりした大切なご注文を、納期通りに、完璧な品質でお届けするため、これからもチーム全員で取り組んでいきたいですね」(オンデオマ 馬服氏)
株式会社オンデオマでは、これまで印刷業務の現場で培ってきたノウハウや課題解決の経験を、Web to Printシステムの開発に活かしていく考えです。「印刷の現場」を深く理解していることこそが同社の強みであり、事業を継続・発展させていくうえで欠かせない要素だと位置づけています。また、障がい者雇用を特別な取り組みとして捉えるのではなく、一人ひとりの個性として尊重し、それぞれが力を発揮できる作業環境を整えていくことが重要だと考えています。
その印刷業務を支えるパートナーとして、コニカミノルタのテクノロジーが大きく貢献しています。コニカミノルタのオンデマンド印刷機は、作業の自動化や品質の安定化を通じて、多様な人材が安心して働ける業務環境の構築を支援します。障がい者雇用と事業価値の両立を目指すパートナーとして、ぜひコニカミノルタにご相談ください。
- 表裏見当合わせの自動化で属人的な作業がなくなり、作業時間を大幅に短縮
- これまで対応が難しかった用紙・デザインも印刷可能になり、印刷物の品質向上に貢献
- 表裏見当合わせの自動化で属人的な作業がなくなり、作業時間を大幅に短縮
- これまで対応が難しかった用紙・デザインも印刷可能になり、印刷物の品質向上に貢献
お客様プロフィール
株式会社オンデオマ様

名 称
:
株式会社オンデオマ 様
住 所
:
〒531-0074 大阪市北区本庄東1丁目1番10号 RISE88ビル7F
従業員数
:
35名(うち障がい者雇用3名) ※2026年1月時点
導入した製品について

AccurioPress C7100
従来のデジタルワークフローの更なる活用と促進にコニカミノルタは着目し、ビジネスの更なる成長と発展に不可欠なスピード、高品質と確かな安定性を実現しました。
ただ単純に印刷機の置き換えではなく、受注などのプロセスから印刷までの一連の工程を自動化および効率化することに積極的に取り組みます。















