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公開日2025.11.17

【導入事例】株式会社久栄社 様
圧倒的な美しさでカラー印刷の受注が150%に
ビビッドでクリアなRGB印刷にも期待

AccurioPress C84hc導入事例 久栄社様 AccurioPress C84hc導入事例 久栄社様

AccurioPress C84hcと、同機を用いることで滑らかな人肌を表現した印刷サンプル

高彩度トナー機AccurioPress C84hcが「人肌の美しさ」を再現

久栄社様は総合印刷業として1930年の創業以来、時代と共に変わる顧客のニーズに合わせた印刷サービスを長きにわたり提供。小ロットの案内状、チラシ、名刺などの印刷にデジタル印刷機を活用しています。

その更新期に伴いコニカミノルタの高彩度トナー機AccurioPress C84hcを導入。結果、人肌の印刷時に生じていた粒状感による粗さや、表裏合わせの手間を解消できました。粒状感による粗さに起因していた失注も回復。カラー印刷の受注が従来比で150%と大幅に増加しています。今後はRGB印刷にも挑戦していく予定です。

久栄社様が抱えていた課題

人肌などを印刷する際に生じる粒状感やザラつきを払拭したい

表裏合わせの負担が大きく、属人化を解消したい

外注していた小ロットの販促関連印刷を内製化したい

導入で解決できたこと

粒状感が少なく美麗な人肌やグレーのベタ塗りを実現

ボタン一つで表裏合わせが容易に実現、現場の安心感にもつながった

小ロットのシール関連印刷を内製可能に、デザインや企画力を活かして事業化

「粒状感」と「表裏合わせ」 2つの課題に向き合う

久栄社様は総合印刷業として特に高品質なオフセット印刷に強みを持ち、映画産業をはじめとした仕上がりにこだわる顧客から大きな信頼を得ています。UV印刷や厚盛箔、3Dトリックアートプリントなども手がけ、デザインの知見、ノウハウを活かしたグッズの企画・制作などにも多くの実績があります。

近年はイベントのポスターやカタログ、グッズなどをまとめて提案するエンターテインメント業界向けのワンストップサービスも提供。さらに水なし印刷をはじめとする環境対応印刷にも長く取り組んでおり、多様な顧客のニーズに幅広く対応する体制を整えています。

株式会社久栄社様

株式会社久栄社 様

久栄社様は現在、本社機能は営業と企画・制作などに特化。ほとんどの印刷業務をグループ企業のセントラルプロフィックス様に委託しています。一方で以前から企画・制作チームを擁する本社のクリエイティブ課ではデジタル印刷機を活用し、ハガキや封筒といったバリアブル印刷や小ロットのチラシ、名刺などの印刷を行ってきました。

その中で、既存のデジタル印刷機が2024年に更新期を迎え、次期機種の検討を開始。当時の課題を営業推進部 副部長 樋口幸子様は次のように語っています。「以前の機種は人肌を印刷する際や、グレーのベタ塗りなどで粒状感(ざらついた、不均一な質感)があり、クオリティーを求められる案件での失注要因になっていました。これをなんとかしたいと思っていましたね」

樋口幸子様

営業推進部 副部長  樋口 幸子 様

デジタル印刷機のオペレーションを担当する営業推進部 クリエイティブ課 佐藤正浩様はもう1つの課題について説明します。「表裏合わせの調整自体に手がかかるうえ、調整を経て印刷を進めていくと段々ずれていきます。そのため印刷を始めて一定時間経過したら一旦止めて確認、再調整する必要があり、かなり手間がかかっていました」

制作チームのチームリーダー 土田和明様

営業推進部 クリエイティブ課  佐藤 正浩 様

導入の背景:人肌などの顕著な美しさを評価
CMYK印刷での色味も問題なく再現

2つの大きな課題を解決するため、久栄社様はコニカミノルタを含むメーカー4社にコンタクトを取りました。各社を訪問し、自社で用意した同一データの出力を依頼。出力結果を比較検討した結果、コニカミノルタの高彩度トナー機AccurioPress C84hcを選択しました。

その理由を樋口様は、「各社とも特長があり、機能自体に大きな差はないのですが、AccurioPress C84hcはベタ部の色ムラがなく、また、人肌もとても滑らかできれいに再現されていました。当社が求めている品質と感じました。驚いてすぐに社長に報告したくらいです」と語っています。

AccurioPress C84hcは高彩度で粒状感の少ない高彩度トナーを採用することにより、ビビッドでクリアな色再現を実現。滑らかできめ細かな人肌の表現を得意としています。

樋口様は以前コニカミノルタの高彩度トナー機を検討した経験をお持ちでした。「当時は結果的に採用には至らなかったのですが、その色味は印象に残っていました。今回の選定でも可能性が見えたのがAccurioPress C84hcで、やはりずっと気にかけていました」。AccurioPress C84hcを導入した現在では、営業担当からも「肌の色が良くなった」と好評です。

設置されているAccurioPress C84hc

AccurioPress C84hc

一方で佐藤様は、導入にあたって従来のトナーとは変わるため、CMYK印刷での色味に多少の不安があったと振り返ります。

「もし再版する際に初版から色味が変わってしまうと問題です。特にロゴのような色が指定されているものについては、不安に思っていました。しかし調整すれば問題なく再現でき、杞憂に終わりました」(佐藤様)

CMYK印刷の出力サンプル

CMYK印刷でもクリアかつ安定した色再現を可能に

導入の効果:外注していた印刷の内製化も実現
広がる新たな可能性

印刷品質の向上により、新たなビジネスの可能性も広がりました。エンターテインメント分野ではCDや映画のチケットなどについてくるステッカーなど、シール印刷の案件も少なくありません。作品によっては大ロットのシールもありますが、近年は小ロットの受注も増えています。久栄社様では従来、これらの案件をすべて外注に出していました。

「発注量を調べたところ、結構な費用が発生していることが分かりました。外注の場合、コストはもちろん納品にも時間がかかります。この印刷品質ならシール印刷の内製も可能と考え、事業化することにしました」(樋口様)

当初はシール印刷の内製化は考えていませんでした。シール印刷に用いるタック紙が仕様外のため、別途検証が必要だったためです。そこで以前から使用しているタック紙が取り扱えるか、再度コニカミノルタを訪問し検証しました。当社のサポートについて樋口様は、次のように評価しています。

「ショールームではこちらの要望をよく聞いてくれて、話しやすかったです。既存機種のメーカーもサポートは良かったので、リプレースを期にサポートが変わることに若干不安もありました。しかしコニカミノルタのサポートも、スピーディーかつ丁寧な対応だったので安心しました」

ステッカーやシールのサンプル

ホログラムや和紙素材のラミネート加工など、コンテンツビジネス特有の幅広い要望に対応できる

導入後、受注量が150%に オプションで業務効率化も

AccurioPress C84hcの導入により、人肌の色味などの印刷品質が明らかに改善。結果的に久栄社様の受注増につながりました。2024年11月の導入後はカラー印刷の受注量が導入前の150%と、大幅に増加しています。

色や表裏位置の調整を自動化できるオプション「インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501」も導入しました。導入直後は調整がうまくいかないトラブルもありましたが、コニカミノルタに再調整を依頼した結果、表裏合わせの自動化を実現。大幅な業務効率化を達成しています。

樋口様は、「当初IQ-501 の導入は迷ったのですが、今はその選択が間違いでなかったと実感しています。あのとき決断をした自分たちを褒めたいですね」と笑顔を見せられていました。

久栄社様では以前の機種に比べて調整の手間がかからなくなったこともあり、従来は佐藤様のみが担当していたデジタル印刷機のオペレーションをクリエイティブ課全員の職務へと広げようとしています。「徐々に皆が使えるようになってきています」(樋口様)。これにより属人化していた業務を標準化でき、事業継続の観点からも効果が出ています。

印刷時の操作の様子

作業中の様子
印刷品質の向上はもちろん、業務効率化や属人化の解消といった面でもメリットは大きかった

今後の展開:より視覚的にインパクトの強い
RGB印刷にも挑戦していく

AccurioPress C84hcは高色域表現を可能にするRGB印刷にも対応しており、より視覚的にインパクトの強い印刷が可能です。ただ現在のところ既存顧客からのニーズはそれほど大きくはなく、ほとんどが従来通りのCMYK印刷を行っています。

そこで久栄社様は、様々な印刷見本を用意して顧客に対し提案を進めています。またブログやSNSなどで、RGB印刷に関する記事も発信していく予定とのこと。これらの活動によりRGB印刷の可能性を紹介し、新たな受注につなげたい考えです。

樋口様からは最後に、「AccurioPress C84hcにより、新たな可能性が広がりました。今後自社発信のグッズなど、新たな挑戦を続けていきます」と抱負を語っていただきました。

取材を終えて

取材を終えて

― 樋口様、佐藤様ありがとうございました!

AccurioPress C84hcのお客様満足ポイント

粒状性の滑らかな高品質の印刷物が受注増に直結

IQ-501で表裏合わせが大幅に効率化

新たな可能性を秘めたRGB印刷にも期待

お客様プロフィール

名  称

株式会社久栄社

住  所

東京都中央区新川一丁目28-44 KTビル9F

創  立

1930年3月

従業員数

76名(2025年10月1日現在)
久栄社様ロゴ

事業内容

カタログ、パンフレット、チラシ、ポスター、カレンダー、帳票・伝票類、大判プリント、シール、ラベル、DTP、オンデマンド印刷、CD-ROM・ホームページ等制作、スタンディ、ノベルティ、プレミアムグッズ制作、他

U R L

https://www.kyueisha.com/

名  称

株式会社久栄社

住  所

東京都中央区新川一丁目28-44 KTビル9F

創  立

1930年3月

従業員数

76名(2025年10月1日現在)

事業内容

カタログ、パンフレット、チラシ、ポスター、カレンダー、帳票・伝票類、大判プリント、シール、ラベル、DTP、オンデマンド印刷、CD-ROM・ホームページ等制作、スタンディ、ノベルティ、プレミアムグッズ制作、他

U R L

https://www.kyueisha.com/
久栄社様ロゴ

社名の通り「ともに久しく栄えるために。」を企業理念に、顧客を最優先に考え、その時々に最高と思われる提案・ソリューションを提供してきた。「まかせて安心、めざせ感動。」をスローガンに、印刷のみならず、企画立案から各種ツールやWeb サイトの制作、CI 開発など多彩なソリューションを提供している。

※掲載されている情報は取材時のものであり、閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。(取材時:2025年9月)

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