コニカミノルタ

コニカミノルタについて

人的資本:ダイバーシティ

DEIの基本的な考え方と目指す姿

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背景と課題認識

私たちは、人財の多様性こそが、これまでにない革新的な発想をもたらし、経営ビジョンに掲げる「人間中心の生きがい追求」と「持続可能な社会の実現」を高次に両立させるソリューションを生み出す源泉と考えます。

私たちは、社会的マイノリティへの公平性・包括性の向上、従業員一人ひとりの異なる強みを最大限発揮できる組織風土の醸成に長年にわたり取り組み、2003年のコニカとミノルタの経営統合以降、これらの取り組みを加速させてきました。これからは、経営ビジョンを実現し、社会のなかで認められ持続的成長を果たしていくために、Diversity, Equity and Inclusion(以下、DEI)推進をコニカミノルタグローバルで一体となり、より強化していく必要があります。

基本的な考え方

一人ひとりが、互いの個性を歓迎し、理解し、認め合い、そしてともに挑戦を楽しむ。
「知の結集」につながる創造性・問題解決・イノベーションを刺激する「個の輝き」を実現するコニカミノルタへ

私たちを取り巻く環境の劇的な変化に対応するには、今までの延長線上にはない視点や発想を引き出し、取り入れた、新しい価値の創造が期待されます。コニカミノルタグループ行動憲章に掲げる「7.人財育成と組織風土醸成」を実践するために、当社におけるDEI推進の基本的な考え方となる、コニカミノルタグループ ダイバーシティ経営宣言を社内外に発信しました。

私たちは、Diversity【個の輝き】、Equity【公平な機会】、Inclusion【知の結集】を推進することで、あらゆるステークホルダーの多様性を認め共感することから共創へとつなぎ、顧客企業の成長に寄与する新しい価値を創造し、提供し続けます。そして、顧客企業とともに、誰もが生きがいや幸せを追求でき、さらには豊かで持続可能な社会の実現を目指します。
このダイバーシティ経営宣言に基づき、DEIの観点からコニカミノルタが目指す姿を明確化し、推進体制を整えて、計画的に施策を実行していきます。

違いを力に! 経営ビジョンの実現に向けて目指す姿

目指す姿

Diversity【個の輝き】 2030年の姿:あらゆる意思決定の場の多様性の確保
考え方:
  • 人財の多様性、経験や知見・スキル、思考・価値観の違いは、組織に異なる視点、新しい発想をもたらす
  • 性別、年齢、国籍、人種・民族、性的指向・性自認、障がいといった多様性は、より多くの経験、思考・価値観の違いを生み出す
Equity【公平な機会】 2030年の姿:能力発揮を妨げるハンディキャップの最小化
考え方:
  • 公平な能力発揮機会の提供が、社員一人ひとりの力を最大限引き出す
  • 一人ひとりの状況にあわせてツールやリソースを用意し、組織構造的な障壁を取り除くことで、誰もが成功する機会を得る
Inclusion【知の結集】 2030年の姿:誰もが活発に発言し、意見を交え、新しい発想を創出
考え方:
  • 一人ひとりの違いが歓迎され、心理的にも安心感を持ち、意思決定プロセスに十分に参加できる組織風土こそが、前向きなチャレンジと健全なコンフリクトを起こす

重点施策とKPI

コニカミノルタグループ ダイバーシティ経営宣言に基づき、2022年12月に2023年度から2025年度に実施する重点施策を策定、KPIを設定しました。

重点施策

  Diversity
【個の輝き】
Equity
【公平な機会】
Inclusion
【知の結集】
コニカミノルタグループ
  • 社会からの要請に応え、ありたい組織風土を実現するため、主要会社での独自のDEI推進計画立案と実行
  • グループ共通のDEI推進を実践するための学びの場の提供/啓発活動の強化
コニカミノルタ(株)
  • ありたい組織風土を実現するための各組織独自のDEI推進計画の立案と実行
  • エンパワーメントリーダー研修の実施
  • 女性の積極的な採用
  • 女性リーダー候補への個別育成計画の立案・実行と研修の実施
  • 多様な人財に対する最適なキャリアビジョン構築支援
  • 日本の文化や特徴に沿ってDEI推進を実践するための学びの場の提供

KPI

Diversity【個の輝き】

コニカミノルタ(株)のエグゼンプトに占める女性の割合

  実績 目標
2021年度 2022年度 2025年度 2029年度
コニカミノルタ(株) 9.1% 9.9% 13%以上 18%以上

※各年度の翌4月1日時点のコニカミノルタ(株)正規従業員対象
※FY23~25方針として目標設定
※FY20~22の実績と目標は、<女性活躍推進>に記載

Equity【公平な機会】

グローバル従業員意識調査項目「公平性」

  実績 目標
2021年度 2022年度 2025年度
コニカミノルタグループ 7.1 7.4 8.0以上
コニカミノルタ(株) 6.1 6.1 7.0以上

※以下設問について、0~10段階での回答の平均点
公平性:「自身が所属する部門・チームでは、あらゆるバックグラウンドを持つ人々が公平に扱われている」
※FY23~25方針としてFY21調査時点での同業種ベンチマークをベースに目標値を設定

Inclusion【知の結集】

グローバル従業員意識調査項目「意見の自由」

  実績 目標
2021年度 2022年度 2025年度
コニカミノルタグループ 6.9 7.2 8.0以上
コニカミノルタ(株) 6.5 6.6 7.5以上

※以下設問について、0~10段階での回答の平均点
意見の自由:「自身が所属する部門・チームにおいて自身の意見が尊重されている」
※FY23~25方針としてFY21調査時点での同業種ベンチマークをベースに目標値を設定

FY22の取り組み

KPIの目標値達成に向けて、継続・先行して取り組んでいる施策は次のとおりです。

Diversity【個の輝き】
  • 女性活躍推進
  • 障がい者雇用
  • 多様性を歓迎する活動(啓発活動の強化)
• コニカミノルタグループで一体となった啓発活動
• 各地域でのネットワーク活動
• 性的指向・性自認の多様性を受け入れる環境整備
Equity【公平な機会】
  • DEIをベースとした組織風土醸成
• 事業の成長につながるDEI推進計画の策定と実行
• 社員一人ひとりへの学びの機会提供
Inclusion【知の結集】

推進体制

代表執行役社長が任命したダイバーシティ推進担当役員が統括。各事業・機能を担当する執行役、執行役員の責任のもとでの目標達成に向けた施策実行(縦糸)と主要会社に設置されているDEI推進部署によるグループ各社支援(横糸)により、コニカミノルタグループを網羅し一体となってDEI推進を加速させていきます。
そして、進捗状況を定期的に取締役会に報告し、着実に目指す姿の実現に向けて行動します。

執行役、執行役員の責任のもと、目標達成に向けて施策を実行します

「2030年目指す姿」の実現に向けては、各事業・機能を担当する執行役、執行役員が責任を持ち、事業・機能別の2025年度末目標の設定・施策立案を行います。
そして、各事業・機能の経営戦略の一つとして推進していきます。

コニカミノルタ(株)および主要グループ会社のDEI推進部署が、グループ各社を支援します

数値目標の達成だけでなく、真のDEIを実現するために、コニカミノルタグループの主要会社に設置されているDEI推進部署が、保有する専門知識と経験をもとに、グループ会社のDEI推進を支援していきます。


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