クライアントPCでのSMBv1無効化による弊社複合機への影響に関するご案内

2018年5月24日
コニカミノルタジャパン株式会社

昨今、ランサムウェアによる被害への対策を含め、セキュリティ強化のためにSMBv1を無効化することが一般的になってきております。
弊社といたしましてもセキュリティ上の観点からSMBv1の無効化を推奨しており、SMBv1無効化による弊社製品使用時の影響についてご案内させて頂きます。

SMBv1の無効化の影響

マイクロソフト社（Microsoft社）では、SMBv1の無効化を強く推奨しております。
また、昨年秋のアップデート以降、windows10では意図せずSMBv1が無効になる場合があります。
マイクロソフト社の詳細情報は、以下を参照ください。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4034314/smbv1-is-not-installed-by-default-in-windows

弊社複合機とSMB通信を行うクライアントPCでSMBv1を無効化した場合の影響と回避策をご案内いたします。

SMBv2をサポートしている複合機への影響

以下のSMBv2をサポートする複合機では、コンピューター側のSMBv1を無効に設定しても影響はありません。

【カラー複合機】

bizhub C759
bizhub C658/C458/C558, C368/C308/C258
bizhub C287/C227
bizhub C754e/C654e, C554e/C454e/C364e/C284e/C224e
bizhub C754/C654, C554/C454/C364/C284/C224

【モノクロ複合機】

bizhub 758/658
bizhub 658e/558e/458e/368e/308e
bizhub 558/458/368/308
bizhub 287/227
bizhub 754e/654e, 554e/454e/364e/284e/224e
bizhub 754/654

【A4複合機】

bizhub C3851
bizhub 3320
bizhub C3850
bizhub 4050
bizhub C3110

【プロダクションプリント】

bizhub PRO 1100
AccurioPress C2070/C2060
AccurioPress C6100/C6085
AccurioPress 6136/6136P/6120

SMBv1のみサポートしている商品への影響

上記のSMBv2をサポートしている商品以外については、コンピューター側のSMBv1を無効化された場合、下記機能が利用できなくなります。
①スキャン送信機能（SMB送信）
②転送ファクス機能（SMB宛先）
③SMB印刷

次の代替手段での対応をお願いいたします。

スキャン送信機能（SMB送信）の代替手段

E-mail送信	変換したファイルをE-mailに添付して、任意のメールアドレスに送信します。
FTP送信	変換したファイルをFTPサーバーへ送信します。FTPサーバーを通じてファイルの受渡しをするときに便利です。
WebDAV送信	変換したファイルをWebDAVサーバーへ送信します。WebDAVサーバーを通じてファイルの受渡しをするときに便利です。
ボックス保存	本機で読込んだ原稿データを本機のボックスに保存します。

転送ファクス機能（SMB宛先）の代替手段

E-mail転送	受信したファクス文書をE-mailに添付して、任意のメールアドレスに転送します。
FTP転送	受信したファクス文書をFTPサーバーへ送信します。FTPサーバーを通じてファイルの受渡しをするときに便利です。
ボックス保存	受信したファクスデータを本機のボックスに保存します。

SMB印刷の代替手段

Standard TCP/IP Port（LPD/Port9100）等を利用する

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