コニカミノルタ

コニカミノルタについて

気候変動への対応

気候変動への適応

気候変動への適応

気候変動を抑えるためには、その原因物質である温室効果ガス排出量を削減する 「緩和」 が、最も必要かつ重要な対策です。しかし、緩和の効果が現れるには長い時間がかかります。過去に排出された温室効果ガスの大気中への蓄積により、異常気象や猛暑、豪雨、海面上昇など気候変動リスクが顕在化しつつあります。
コニカミノルタは、こうした影響を最小限に抑えるため、社会や経済、自然生態系の脆弱性を軽減し、災害への備えやインフラ整備、農業の見直しなどを通じて、持続可能な社会を実現するために不可欠な「適応」の対策に取り組んでいます。

上流(サプライヤー)

調達先の複数確保

大規模な自然災害等によるサプライチェーンの分断によってお客様への商品供給が滞ることのないよう、代替のきかない重要な部品・原材料については、供給ルートを粗原料まで遡って把握を行い、調達先の複数確保や代替材料を検討することでリスクの回避に取り組んでいます。

操業(生産・研究開発)

水リスク評価と対策

コニカミノルタでは、気候変動による慢性的な物理リスクとして「水資源のリスク」に着目し、世界中のグループ拠点および主要なサプライヤー拠点を対象に、水ストレスや洪水等に関する総合的な水リスク評価Aqueductを導入し、水リスクの高い拠点を評価・特定し、必要な対策を講じて実践しています。

事業継続管理(BCM)の構築

大規模な自然災害により被害を受けても重要業務を中断しない、万が一、中断しても可能な限り短い期間で再開できるよう、ワールドワイドかつサプライチェーンを考慮した具体的な行動計画「事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)」を策定しています。主要事業である情報機器事業、被災時のニーズの高い医療機器をはじめ、災害発生直後に被害状況を情報収集してBCP発動の要否を判断する「初動体制」を整備しています。

下流(お客様)

デジタルワークプレイス事業

複合機の消耗材(トナー)の域別分散生産と供給

風水害など気候災害が激甚化・頻繁化すると、被災地での調達や物流が寸断され、製品供給が維持できなくなる可能性があります。こうした気候災害リスクへの備えとして、デジタルワークプレイス事業・プロフェッショナルプリント事業では、消耗品として供給する部品生産ならびに印刷用トナーの生産および充填を行う自社生産拠点を、日本、欧州、北米に展開し、消費地で供給できるレジリエンスの高いサプライチェーン体制を確保するよう努めています。

画像ソリューション事業

災害医療の現場で活躍するAeroDRモバイルソリューション

自然災害が起きた被災地の現場では、電力や燃料がない状況下で、災害医療活動を行う必要があります。コニカミノルタのAeroDR Mobile Solutionは、こうした電力供給が絶たれた状況でも継続利用できるX線撮影ソリューションです。可搬性が非常に高く、野外や屋外での撮影にも有用です。撮影した画像をその場で確認でき、移動しながらの充電も可能です。

社会貢献活動

防災水資源 「救いの泉」 を地域へ提供

コニカミノルタ(株)では、大規模な自然災害の発生時に備え、自家発電設備による井水確保の体制を確保するとともに、防災水資源「救いの泉」として、近隣地域の災害拠点病院などへの水供給体制を整備し、地域防災に備えています。

被災地の支援活動に参加

2011年に発生した東日本大震災では、従業員約100名を被災地へ派遣し、復興支援活動に参加しました。2013年からは、被災地の防潮林の再生プロジェクトに参加し、沿岸生態系の保全と再生を目指して、被災地域の防災・減災機能の修復活動に取り組みました。

ページトップへ戻る