気候変動への対応
計画と実績
計画
コニカミノルタでは、「気候変動への対応」の評価指標として、社会・環境価値および経済価値の双方を取り入れ、短期・中期・長期において定量的な目標を設定しています。エコビジョン2050目標の達成やカーボンマイナスの実現に向けて、中期計画において各部門が年度別に削減目標と計画を立て、主体的に施策を実行しています。2030年に「カーボンマイナス」状態を実現するため、2022年度には自社製品のライフサイクル全体における2排出量を2005年度比で57%の削減を目標とし、その排出量の3/5にあたる65万トンをお客様や調達先、社会のCO2排出削減効果として生み出します。
2030年に目指す姿と2022年度の中期計画
2030年に目指す姿:自社のCO2排出を削減しつつ、お客様・調達先でのCO2削減を拡大し、「カーボンマイナス」の状態を実現
関連するSDGs:
テーマ | 指標 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |||||
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実績 | 実績 | 目標 | 目標 | ||||||
お客様の業務プロセス変革でエネルギー・CO2を削減 | 社会・ 環境価値 |
CO2削減貢献量※1(万トン) | 57.8 | 58.5 | 70 | 64 | |||
経済価値 | ソリューション売上高(億円) | 508 | 564 | 660 | 710 | ||||
自社拠点、自社製品・サービス、お取引先のエネルギー・CO2を削減 | 自社生産拠点での環境負荷低減※2 | 社会・ 環境価値 |
CO2削減量(万トン) | 0.4 | 1.2 | 1.0 | 1.8 | ||
経済価値 | エネルギー削減金額換算(億円) | 0.79 | 2.7 | 2.1 | 3.5 | ||||
社会・環境価値 | 再生可能エネルギー調達によるCO2削減量(万トン) | 0.7 | 1.0 | 1.2 | 2.0 | ||||
自社製品サービスの使用による環境負荷低減 | 社会・環境価値 | CO2削減量 | 1.4 | 2.5 | 2.8 | 5.0 | |||
経済価値 | サステナブルソリューション売上高(億円) | 6,760 | 5,970 | 6,900 | 6,900 | ||||
DXを活用した調達先の環境負荷低減※2 | 社会・環境価値 | CO2削減貢献量※1(万トン) | 0.11 | 0.28 | 0.21 | 0.50 | |||
経済価値 | エネルギー削減金額換算(億円) | 0.16 | 0.43 | 0.32 | 0.77 |
- 注
- 2021年度に施策効果の算定方法を変更したので2020年度に遡って目標、実績とも修正しています。
- ※1
- CO2削減貢献量:お客様・お取引先・社会におけるCO2削減量
- ※2
- 中計期間中に実施した施策の削減効果を各年度ごとに合計
気候関連財務情報開示(TCFD)に関してはこちら
実績
2022年度に向けた中期計画の進捗
2021年度は、自社拠点と調達先ではCO2削減量、エネルギー削減金額ともに目標を達成しました。自社製品サービスの使用によるCO2削減量とサステナブルソリューション売上高は若干の未達となりました。また大きな効果を見込んでいるお客様先の業務プロセス変革によるCO2削減貢献量は新型コロナ影響等で販売台数が届かず若干の未達となりました。
カーボンマイナスの実現に向けた進捗
自社製品ライフサイクルにおけるCO2排出量の2021年度実績は、自社の削減努力とともに、半導体供給のひっ迫などの影響により十分な製品供給ができないこともあり、約79万トンで、2005年度比で61%削減となりました。自社製品ライフサイクル以外でのCO2削減貢献量は59.9万トンとなったことで、カーボンマイナスにまた一歩近づきました。
(目標と実績の詳細は、サステナビリティ目標と実績を参照してください)
詳細データは、「ESGデータページ」の環境データ(Excel)を参照ください。