コニカミノルタ

コニカミノルタについて

気候変動への対応

計画と実績

計画

コニカミノルタでは、「気候変動への対応」の評価指標として、社会・環境価値および経済価値の双方を取り入れ、短期・中期・長期において定量的な目標を設定しています。エコビジョン2050目標の達成や「カーボンマイナス」の実現に向けて、中期計画において各部門が年度別に削減目標と計画を立て、主体的に施策を実行しています。2025年度には自社製品のライフサイクル全体における排出量を2005年度比で61%の削減を目標とし、同時にその排出量と同量にあたる800千トンをお客様や調達先、社会のCO2排出削減効果として生み出します。これによって2025年度に「カーボンマイナス」の実現を目指します。

2030年に目指す姿と中期計画

2030年に目指す姿:自社のCO2排出を削減しつつ、お客様・調達先でのCO2削減を拡大

関連するSDGs:

テーマ 指標 実績 目標
2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2024年度 2025年度
お客様の業務プロセス変革でエネルギー・CO2を削減(スコープ4削減貢献量) 社会・環境価値
自社製品ライフサイクル以外でのCO2削減貢献量※1(スコープ4)(千トン)
578 585 624 631 682 690 800
経済価値
ソリューション売上高(億円)
508 564 755 836 886 970 1,000
自社拠点、自社製品・サービス、お取引先のエネルギー・CO2を削減(スコープ1、2、3削減) 合計
スコープ1、2、3削減量※2
社会・環境価値
CO2削減量(千トン)
27 47 91 33 62 60 110
自社拠点でのCO2削減※2(スコープ1、2削減) 社会・環境価値
省エネルギーよるCO2削減量(千トン)
4 12 18 11 22 17 21
経済価値
省エネルギー削減金額換算(億円)
0.79 2.7 4.5 4.1 7.2 6.3 8.0
社会・環境価値
再生可能エネルギー調達によるCO2削減量(千トン)
7 10 20 3 14 13※3 55
自社製品サービスの使用/調達によるCO2削減(スコープ3削減:製品使用・調達) 社会・環境価値
自社製品の使用・調達時のCO2削減量※2(千トン)
14 25 53 19 26 30 35
経済価値
グリーンプロダクツ売上高(億円)
6,760 5,970 7,766 7,728 7,770 - 7,350
お取引先様でのエネルギー、CO2を削減 DXを活用したお取引先の環境負荷低減※2(カーボンニュートラルパートナー活動) 社会・環境価値
CO2削減貢献量※1(千トン)
1.1 2.8 6.4 2.2 3.2 4.2 4.8
経済価値
エネルギー削減金額換算(億円)
0.16 0.43 1.03 0.46 0.71 0.95 1.10
2021年度に施策効果の算定方法を変更したので2020年度に遡って目標、実績とも修正しています。2023年度実績を受けて、2024年度、2025年度目標を見直し修正しています。
※1
CO2削減貢献量:お客様・お取引先・社会におけるCO2削減量
※2
2020年度~2022年度/2023年度~2025年度の各中期計画期間ごとに累積削減効果を集計しており、各期間初年度から当該年度までに実施した施策の削減効果を各年度ごとに合計
※3
2024年度の開示において、誤りが発見されたため数値を修正しました。

実績

2024年度の中期計画の進捗

■お客様の業務プロセス変革でエネルギー・CO2を削減(スコープ4削減貢献量)

2024年度の計画に対する実績として、まずお客様の業務プロセス変革でエネルギー・CO2を削減(スコープ4削減貢献量)については、弊社主力の商業用・産業用印刷機の市場における効果・販売実績が計画どおり進捗し、CO2削減効果としても概ね計画どおり達成となりました。

■自社拠点、自社製品・サービスのエネルギー・CO2削減取組の計画と進捗(スコープ1、2、3削減)

Scope1、2の削減にあたる自社生産拠点での環境負荷低減については、主要生産サイトでの省エネルギーの取り組みが計画よりも早期に進捗し、目標を超過達成となりました。再生可能エネルギー調達による効果も予定どおり表れています。
Scope3の削減にあたる、自社製品ライフサイクル環境負荷低減(製品使用・調達)では、使用時の省エネ効果、小型・省資源効果を有する製品群の販売数が計画に対して届かず、削減効果としても未達成となりました。2025年度以降のさらなる環境性能を有する製品の市場投入によって効果拡大を継続します。
お取引先様との活動にあたるDXを活用した調達先の環境負荷低減では、弊社の省エネルギー技術の支援とお取引先様の活動努力もあり計8社のお取引先様が目標の達成となりましたが、期中での活動枠組みの見直しも行った関係で、合計の削減量としては計画に対して未達成となりました。

これらの削減取り組みの中で特に当社の責任範囲である自社製品ライフサイクルCO2排出量(スコープ1、2、3)を削減する取り組みについては、その施策によるCO2削減量を重要な管理指標と定め、当社役員報酬における中期株式報酬(業績連動型)における、非財務指標として設定しています。24年度に設定した目標については達成し、引き続き25年度の中期経営計画で定める目標達成を推進・実行していきます。

(報酬の詳細は、ガバナンスの仕組み・運営 > 役員報酬について を参照ください)


自社拠点、自社製品・サービスのエネルギー・CO2削減取り組みの計画と進捗(スコープ1,2,3削減量)

■「カーボンマイナス」に向けた進捗

自社製品ライフサイクルCO2排出量の2024年度実績は、自社の削減努力の効果が表れ、784千トンで、2005年度比で62%削減まで到達しました。自社製品ライフサイクル以外でのCO2削減貢献量は682千トンとなったことで、「カーボンマイナス」にまた一歩近づきました。

(目標と実績の詳細は、サステナビリティ目標と実績を参照してください)
詳細データは、「ESGデータページ」環境データ(Excel)を参照ください。

ページトップへ戻る