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公開日2026.06.30

COMITIA156 コニカミノルタ出展レポート
広がる個人創作市場 RGB印刷と加飾ニーズへの期待

COMITIA156 コニカミノルタ出展レポート COMITIA156 コニカミノルタ出展レポート

コニカミノルタは、2026年6月7日(日)に東京ビッグサイトで開催されたCOMITIA156に出展しました。ブースでは、個人創作市場で活用が広がる「RGB印刷」やクリエイターの創造性を広げる「厚盛ニス・箔」の活用サンプルを配布しました。

本レポートでは、コニカミノルタの展示内容と来場者アンケートについて詳しくご紹介します。

COMITIA156 概要

COMITIAは、オリジナル作品のみを扱う「自主制作漫画誌展示即売会」として知られ、1984年の初開催以来、多くのクリエイターに支持されているイベントです。一般的な同人誌イベントとは異なり、販売物は二次創作ではなくオリジナル作品に限定されている点が特徴です。マンガに限らず、イラスト、小説、評論、グッズなど幅広いジャンルの作品が出展されており、毎回数千を超えるサークルや企業が参加しています。

2026年6月7日(日)に東京ビッグサイトで開催されたCOMITIA156では、6,857サークル、43社の企業が出展しました。コニカミノルタが前回出展したCOMITIA154と比較して、参加サークル数は約1.5倍に増加しており、個人創作市場の広がりや熱を感じるイベントでした。

こうした背景から、COMITIAは作品発表の場であると同時に、印刷や加工を含めた作品づくりへのニーズが顕在化する場として、印刷会社にとっても自社の強みを提案する場となっています。今回も多くの同人誌印刷会社がブース出展しており、たくさんの来場者で賑わっていました。

コニカミノルタブース

コニカミノルタブース

RGB印刷は「知っている」から「使っている」へ

コニカミノルタブースでは、同人誌印刷サービスを展開するスターブックス様Dメイト様なないろ堂様にご協力いただき、モニターに近い鮮やかでクリアな色表現が可能なRGB印刷の魅力を伝えるサンプルを配布しました。

これらのサンプルはコニカミノルタの高彩度トナー機で印刷されており、ポップで鮮やかな作品から水彩タッチの繊細な表現まで、さまざまな作風でRGB印刷の再現性を体感いただける展示としました。

会場では多くの来場者がサンプルを手に取り、色味や仕上がりを確かめていました。また、ブース内で実施したアンケート結果からもRGBデータでの入稿・印刷経験が広がっていることが確認されており、RGB印刷は「知っている技術」から「実際に活用する手段」へと変化していることがうかがえました。

RGB印刷サンプル

サンプルがなくなるほどの高い関心が集まりました

“思わず触れたくなる” 厚盛ニス・箔が生む価値

厚盛ニス・箔の展示では、同人誌印刷サービスを展開するeikou様にご協力いただき、立体感を活かしたニス加工や箔加工のサンプルを配布しました。思わず手に取って触れたくなるサンプルに多くの来場者が足を止め、その仕上がりに見入る様子が見られました。

加飾加工そのものへの関心は高い一方で、小ロットから対応可能なデジタル加飾の認知はまだ十分に広がっていないことも感じられました。版が不要で手軽に試せることを伝えると、「次のイベントでやってみたい」「どこに頼めますか」といった声も多く聞かれました。

アンケートでもやってみたい加工として「箔」への関心が最も高く、用途としては「本の表紙」が挙げられており、第一印象や差別化を意識したニーズがうかがえます。

厚盛ニス・箔サンプル

同人誌で人気が高いアルミ蒸着紙にも対応できることをアピール

来場者アンケートから見えた変化と現在地

ブース内で実施したアンケート結果からは、個人創作市場における制作環境や印刷・加工に対する傾向が見えてきました。本アンケートは100名以上の来場者にご回答いただいており、2年前のCOMITIA149出展レポートとあわせて見ることで、その変化もより具体的に捉えることができます。

来場者アンケートパネル

COMITIA156 来場者アンケート

まず制作ツールでは、CLIP STUDIOが半数以上を占め、主流ツールとして定着している状況が確認されました。2年前もCLIP STUDIOが最多でしたが、今回はさらに比率を伸ばしており、個人創作における標準ツールとしての位置づけがより強まっています。また「その他」の回答では、iPad専用のProcreate(プロクリエイト)が多く、タブレットを活用した制作スタイルも定着を見せています。

入稿データ形式については、CMYKデータが40%、RGBデータが6%、両方が38%という結果となりました。2年前はRGB入稿の認知が広がり始めている段階でしたが、今回の結果では「両方」が増えていることから、RGBデータを含めた入稿・印刷が実際の制作フローの中で使われるようになってきたことが読み取れます。実際に「使っています」という声も多く聞かれました。

やってみたい印刷加工では箔が50%で最も多く、加工を試してみたいアイテムとしては本の表紙が最多でした。作品の第一印象を決める表紙の表現として、「次回のイベントで早速試します」といった声も複数いただきました。

来場者アンケート結果

COMITIA156 来場者アンケート結果

まとめ

個人創作市場では、モニターで制作している色に近い表現ができる「RGB印刷」と、少ない部数でも作品の印象や価値を高めることができる「デジタル加飾」の両方への関心が高まっていることがうかがえる出展となりました。コニカミノルタは、こうした市場ニーズの変化を捉えながら、RGB印刷や加飾表現を実現できるソリューションを通じて、印刷会社の皆さまの提案力向上に貢献してまいります。

コニカミノルタジャパン 川島美由紀

コニカミノルタジャパン株式会社

川島 美由紀

Profile:コニカミノルタジャパンにて、印刷業界向けのオウンドメディア運営やコンテンツ企画、各種イベントを担当。印刷業界における価値創出のヒントとなる情報発信に取り組んでいる。

Profile:コニカミノルタジャパンにて、印刷業界向けのオウンドメディア運営やコンテンツ企画、各種イベントを担当。印刷業界における価値創出のヒントとなる情報発信に取り組んでいる。

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