分光測色計・色彩色差計
アピアランス測定器
Rhopoint TAMS™
アピアランス測定器 Rhopoint TAMS™(Total Appearance Measurement System)は自動車塗装の鋼板加工、電着塗装、クリア塗装の全工程の塗装品質管理・評価に適した測定器です。
表面粗さ測定
主な用途
自動車塗装の表面粗さの評価
主な特長
ISOに対応した粗さ測定機能
ISO16610、25178、4287で規定された方法で測定する表面粗さ測定機能です。ハンディタイプという利点を活かして、低光沢から高光沢まで手軽に粗さの測定が可能です。
自動車塗装の場合、粗さ管理をクリアコート前の鋼板や電着塗装の段階で実施することで、クリアコート後の最終品質を維持・向上させることに繋がります。
測定項目
4つの評価指標
Sa
任意に指定した波長範囲の面粗さ(Sa)を算出。※高さ方向
RaX
任意に指定した波長範囲のX方向の線粗さ(Ra)を算出。※高さ方向
RaY
任意に指定した波長範囲のY方向の線粗さ(Ra)を算出。※高さ方向
RsM
任意に指定した波長範囲のRsm値を算出。※横方向
- ※
- 任意に指定した波長範囲に応じた粗さ曲線の周期の平均長さ(Rsm値)を算出
測定原理
TAMS内部の投影装置に位相を変えた複数の正弦波パターンを表示し、サンプル表面から反射した正弦波の位相ズレを2Dセンサーで捉えることで、表面の3D形状を検出する「位相シフト方式」を採用しました。この3D形状から粗さ曲線を算出することで、ISO規格の計算方式に従って数値化された面粗さや線粗さといった粗さインデックスを出力します。
①位相シフト方式による3D形状測定では、位相を変えた縞模様をサンプルに投影し計測します。
→鋼板/電着塗装の測定が可能に
②表面粗さ計と高い相関が取れます。
→3D形状を取得することで粗さ曲線を算出し、表面の平滑性評価が可能に
・面粗さ(Sa)は、線粗さ(Ra)を面に拡張
・これら絶対値の平均を面で確認する(Sa)
・平均長さ(RsM)は、周囲長さの平均
・線粗さ(Ra)は、平均値との差分(絶対値)の平均
Optimap™ Reader Software
Optimap™ Reasder Softwareでは、測定時に指定したフィルタリング処理に応じた3Dマップを表示できます。