コニカミノルタ製複合機 bizhub 4020i / 4000i におけるセキュリティー脆弱性(CVE-2025-8452)の影響について
2025年9月17日
コニカミノルタ株式会社
コニカミノルタジャパン株式会社
お客様各位
平素はコニカミノルタ製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
2025年6月25日に公開したセキュリティー脆弱性問題で、新たにCVE-2024-51978に関連する脆弱性(CVE-2025-8452)が確認されました。問題の概要、ならびに対応方法についてご説明いたします。
なお、本件脆弱性を悪用したセキュリティー被害は、グローバル全体で確認されておりません。
脆弱性概要
| 参照識別番号 | CVSSv3.1基本評価 | スコア | EPSS* | 脆弱性内容 |
|---|---|---|---|---|
| CVE-2025-8452 | CVSS:3.1 /AV:A/AC:L/PR:N/ UI:N /S:U/C:L/I:N/A:N |
4.3 | 0.02% | eSCLやSNMPプロトコルにより、プリンターのシリアルナンバーを取得できる。取得したシリアルナンバーからCVE-2024-51978の攻撃方法を利用して、初期設定の管理者パスワードを生成できる。そのため、管理者パスワードを初期設定のまま利用している場合は、攻撃者が生成したパスワードで製品を不正に操作される可能性がある。 |
*EPSS: 今後30日間で脆弱性が悪用される可能性
対象機種と対応方法
| 製品名 | 対象バージョン | 対応方法 |
|---|---|---|
| bizhub 4020i | すべてのバージョン | 管理者パスワードが初期設定のままになっている場合は、推測されにくいパスワードへ変更してください。
|
| bizhub 4000i |
一般的なセキュリティー推奨事項
今回の脆弱性も含め、一般的なセキュリティーリスクを低減するため、各種セキュリティー設定のもとでご利用いただきますよう、お願いいたします。
- 複合機に設定するIPアドレスは、プライベートIPアドレスを設定し、ファイアーウォールなどで保護されたネットワークの中でご利用ください。
- IPアドレスフィルタリング機能で複合機にアクセス可能なネットワークの範囲を制限してください。
- 複合機が連携するサービスで使用するアカウントに推測されにくいパスワードを設定してください。
- 使用していないポートやプロトコルを無効にしてください。
- HTTPS、LDAPS、IPPSなど、通信が暗号化されるプロトコルをご使用ください。
- 複合機のログやネットワークトラフィックを定期的に確認し、不審な動作を監視してください。
- ユーザー認証機能で複合機の利用者を制限し、不正なアクセスを防止してください。
- ※
- 詳細は以下の「セキュリティー設定方法について」をご参照ください。
https://www.konicaminolta.jp/business/support/important/131105_03.html
弊社製品・サービスのセキュリティー強化への取り組み
コニカミノルタは製品・サービスのセキュリティー対応を重要な責務と捉え、インシデントや脆弱性への対応に、今後も積極的に取り組んでまいります。
https://www.konicaminolta.jp/about/csr/social/customers/enhanced_security.html
関連情報
JVNVU#93294882
本件に関するお問い合わせ先
お問い合わせにつきましては、当該機器の保守サービス実施店へご用命願います。














