開発者インタビュー カラーリーダー「CR-10 Plus」

写真左側から、(デザインセンター)三井 整   (開発部)栃本 茂昭

写真左側から、(デザインセンター)三井 整  (開発部)栃本 茂昭

簡単操作が魅力のカラーリーダー CRシリーズ。さまざまな現場で色検査に用いられ、1日に測定される回数も多い測定器です。このようなお客様の使用環境を鑑み、新製品カラーリーダー「CR-10 Plus」を開発するにあたり、「堅牢性をより高めること」、「長時間使用しても疲れにくいこと」を実現すべく、さまざまな試行錯誤を経て商品化いたしました。商品化するまでに、どのようなこだわりや苦労があったのか、たくさんあるエピソードの中からここでは、内部構造と外観デザインに絞ってご紹介いたします。

軽量化と堅牢性の両立を実現

まずは、「堅牢性」を高める内部構造のこだわりについて、開発部 栃本茂昭氏にお話を伺いました。

「堅牢性」が重視されるのはなぜでしょう?

測定回数が多い場合、堅牢性が低いと壊れやすくなります。測定器が使えなくなり検査ができなければ、工程がストップしてしまい、商品を出荷することができなくなります。

「堅牢性」を高めるため、まずどのようなことに着目しましたか?

色差計のコアである光学ユニットに傷がつくと、修理も大掛かりになり大変です。誤って測定器を倒してしまった場合でも、光学ユニットに極力影響が出にくいよう、設計段階で力のかかり具合を制御できないか検討しました。※1

「堅牢性」を高めるため、まずどのようなことに着目しましたか?

「堅牢性」を高めていく過程でどのような苦労がありましたか?

軽量化と堅牢性の両立に苦労しました。堅牢性を高めるため、光学ユニットの応力が集中する部位にリブを立てるなど補強して、衝撃から保護しています。強度を確保しつつ、寸法、重量を増加させないようバランスを取るのに、何度もシミュレーションし、落下時の力のかかり具合を確認しました。細かい調整を繰り返し、軽量化と堅牢性を両立できるよう、リブの形状を最適化しました。また、光学ユニットに働く力を、構造体、カバー等へ逃がすように固定方法を工夫することでも、堅牢性を高めています。

シミュレーション図

シミュレーション図

持ちやすさを追求した抜群のグリップ感

デザイン面で、どのようなこだわりを持って取り組まれましたか?

次にデザインセンターの三井整氏に「疲れにくい」を実現するデザインについて、お話を伺いました。

デザイン面で、どのようなこだわりを持って取り組まれましたか?

現場での使われ方を徹底的に検証しました。長時間、日に何回も測定するお客様の立場に立ち、持ちやすさ、測定ボタンの押しやすさをデザイン上の最重要事項と考え、デザインに取り掛かりました。

「長時間使用しても疲れにくい」を実現するのに、デザイン上でどのような工夫がされているのでしょうか?

持ちやすさ、測定ボタンの押しやすさが疲れにくさに直結すると考え、色差計を持つときの指がかりに着目し、グリップ感の改善を図りました。また、指がかりの形状を広げることで、どんな手の大きさの人でも、どんな持ち方をしても、常に指がかりに指がかかって持ちやすくなるよう、デザイン面での工夫をしています。

メカの内部構造上、ボディをこれ以上凹ませることができなかったため、膨らますことで指がかりを作らざるを得ませんでした。手の小さい女性が使用することが多い機器なので、ボディのサイズアップは操作のしにくさにつながり、それは疲れやすさに直結します。グリップ感の改善とサイズアップの最小限化を両立させるため、0.5mmの差異にもこだわり、種々形状の模型の試作、ユーザー評価などの検討を経て、ベストなデザインを生み出しました。※2

メカの内部構造上、ボディをこれ以上凹ませることができなかったため、膨らますことで指がかりを作らざるを得ませんでした。

実感していただきたい「使いやすさ」

最後にお二人からお客様に一言お願いします。

「簡単操作」はもちろんのこと、「堅牢性」や「持ちやすさ」にもこだわり抜いて開発したカラーリーダー「CR-10 Plus」。皆様に自信を持ってお薦めします。現場での色測定など、いろいろな場所でお役立ていただき、使いやすさを是非実感してください。

最後にお二人からお客様に一言お願いします。

※1 すべての落下に対して、保証するものではありません。
※2 デザインは、中国にて意匠登録を出願しました。

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