フルカラーFPD標準測定プローブ 「CA-PU32C」

問題解決 CIE
170-2:2015に準拠したフルカラーFPD標準測定プローブ 広色域ディスプレイの色調整においても目視に近い測定結果が得られます。

CIE 170-2 : 2015とは、CIE(国際照明委員会)が生物学的軸をもつ基本色度図として2015年に発表したものです。 現在広く使われているCIE1931(2°)等色関数は1931年に制定されたもので、このCIE1931には目視との相関が不十分であるという指摘があり、近年新しい等色関数の研究が進んでいます

代表的な新等色関数の研究

  • Judd(1951年)
  • Stiles, Burch 2°(1955年)
  • Vos, Judd(1978年)
  • CIE 170-2(2015年)

CIE 170-1 Fundamental Chromaticity Diagram with Physiological Axes – Part 1(視覚生理に基づく基本色度図‐第1部)にて10度視野および2度視野での錐体分光感度を求め、CIE 170-2に至ったという経緯があります。
本プローブは、この最新の研究結果である等色関数 CIE 170-2に準拠した分光応答度を持っており、広色域ディスプレイの色調整においても目視に近い測定結果が得られます。

CIE1931等色関数とCIE170-2:2015等色関数の比較

CIE1931とCIE170-2:2015の等色関数の比較

CIE1931とCIE170-2:2015の等色関数の比較は図の通りです。
特に短波長側のZ応答度並びに長波長側のX応答度に違いがあります。

CA-PU32Cの主な用途

CA-PU32Cの主な用途

カラーアナライザーCA-310用
フルカラーFPD標準測定プローブ CA-PU32C

・広色域ディスプレイのγ調整、ホワイトバランス調整
・より目視感に合った各種ディスプレイの色域比較評価

CA-PU32Cの導入効果例

CA-PU32Cの導入効果例

※フルカラーFPD標準測定プローブCA-PU32Cは、
お持ちのカラーアナライザーCA-310本体にそのまま接続してご使用いただけます。