照度計・輝度計
製品情報
世界最高水準の超低輝度性能
* ポリクロメータ方式の分光放射輝度計として(2008年10月現在)
百万対一のメガコントラスト®分光測定を可能にします!
* CS-2000Aの1度視野を用い、ピーク輝度500cd/m2とした場合
測定例:開発中の有機EL 照明用パネルの測定
ハイビジョン放送の普及に伴い、高精細で美しい映像を表示する高品位ディスプレイの性能は日々進歩しています。特に黒をより黒く表示するための技術競争はますます熾烈になり、百万対一のメガコントラストを測定できる装置が望まれています。一方、従来の液晶・プラズマに加え、有機EL などの各種発光デバイスの開発には、分光による確度の高い分析が必要とされています。
CS-2000Aは、0.0005cd/m2という世界最高水準の超低輝度測定性能により、百万対一 のメガコントラスト分光測定を可能にする、ポリクロメータ方式の分光放射輝度計です。
超低輝度0.0005cd/m2までの高精度測定
コニカミノルタ独自の光学設計技術と信号処理技術により、超低輝度0.0005cd/m2まで正確な輝度・色度測定が可能です。
低輝度測定:CS-2000A :0.0005cd/m2 ~/ CS-2000 : 0.003cd/m2 ~
測定確度 :± 2%(輝度)
暗所視※1に対応した測定を実現
標準付属品である「データ管理ソフトウェア CS-S10w Professional」に、暗所視での標準分光視感効率*を組み込むことで、暗所視に対応した高精度測定を実現しています。
- *
- 標準分光視感効率:国際照明委員会 (CIE) が定めた基準となる比視感度※2。
- ※1
- 人間の視覚をつかさどる視細胞には、色の区別ができる錐体(すいたい)と明るさの感度だけの桿体(かんたい)の2種類があり、暗くなるほど桿体の働きが強くなる。桿体だけが働いている状態を暗所視といい、感度のピークが緑から青にずれるために青い色のものをより明るく感じるようになる。充分に光がある状態で、主に錐体が働いている状態を明所視という。
- ※2
- 人間の目が最も強く感じる波長(明所視の場合555nm、暗所視の場合507nm)の光を1として、他の波長の明るさに対する感度をあらわしたもの。
低輝度からでも短時間測定が可能
機械的、電気的なノイズ要因を徹底的に排除した設計により、低輝度からでも高い繰返し性と短時間測定を実現しました。
輝度1cd/m2:測定時間約5秒(FAST モード)
低偏光誤差
反射型回折格子を利用した場合に発生する偏光誤差を2%(測定角1°)まで低減しました。LCD などの偏光を利用した表示デバイスをより安定して測定できます。
半値幅5nm を実現
測定波長全域にわたり、測色で必要とされる5nm 以下の半値幅(JIS Z 8724-1997, CIE 122-1996)を確保しており、正確な色度測定が可能です。
測定角切替え方式により、微小領域から測定可能
本体の測定角切替え機能により、用途に合わせて最適な測定角を選択できます。
測定角切替:1°、0.2°、0.1°
最小測定径:φ 0.1mm(別売のクローズアップレンズ装着時)
実用的な使い易さ
ウォームアップ時間約30秒で測定可能です。(測定角1°、輝度5cd/m2以上、23℃使用時)
フリッカ光源も安定した測定が可能
- 内部同期測定
点滅周波数を任意に数値入力した測定 - 外部同期測定
垂直同期信号を本体へライン入力した測定 - マルチ積算モード測定
同期測定を行わない場合や、同期測定でも発光周期の不安定成分による測定輝度のばらつきを低減したい場合の測定
カラー液晶表示とシンプルな操作パネルによる簡単操作
本体背面にカラー液晶画面と操作パネルを配置。シンプルにまとめた操作パネルにより、必要な機能を直感的に選択することができます。