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タムラテコ社製オゾン発生器の安全性について

2021年12月8日

平素はコニカミノルタ製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
弊社ではタムラテコ社と協業しながら、オゾン発生器の販売を行っております。タムラテコ社製オゾン発生器はオゾン濃度を0.1ppm以下にコントロールすることで、使用方法・使用環境を遵守して頂ける限り安全にご利用頂くことが可能です。詳細は以下の通りです。

1. タムラテコ社製品について

タムラテコ社は、産業分野におけるオゾンガスによる除菌のパイオニア企業として、防衛省・消防庁を始めとした多数の実績を有しています。2018年には、これらの技術を医療分野に展開しBT-088M(管理医療機器クラスⅡ)を発売致しました。本機器は無人下における室内空間を、CT値※1によって管理された不活化剤であるオゾンガスで満たして消毒を行い、その後室内に残存するオゾンを人体にとって安全とされる濃度(安全濃度:0.1ppm)まで回収・分解することで、安全性を担保しつつ室内消毒を自動制御する初めての管理医療機器として認可を受けました。
※1:CT値 = 濃度(C:consentration[単位:ppm])と時間(T:time[単位:分])の積による値

不活化剤であるオゾンガスは、その濃度によっては人体に大きな影響を及ぼすため、適切な管理によって安全濃度を維持することが重要と考えられます。
なお、安全濃度は独立行政法人 産業技術総合研究所による「オゾンの詳細リスク評価書」に記載されている、日本産業衛生学会が提唱する0.1ppm(労働者が1日8時間、週40時間程度、肉体的に激しくない労働強度で有害物質に曝露される場合に、当該有害物質の平均曝露濃度がこの数値以下であれば、ほとんどすべての労働者に健康上の悪い影響が見られないと判断される濃度)が採用されています。また、この基準は国民生活センターにおいても、オゾンの安全濃度として認識されています。
タムラテコ社製品においては、各産業分野及び医療分野におけるオゾン発生器のノウハウと、人体に影響を及ぼさないとされる安全濃度0.1ppmを適切に管理する技術を活かすことで、低濃度オゾンガスを安全に空間へ噴霧する事によって、除菌・殺菌を実現する製品をラインナップしております。

2. オゾンガスによる除菌・殺菌に関する研究について

古くからオゾンガスは自然界に存在する物質としてフッ素に次ぐ強力な酸化力を有することで、強い殺菌・消毒作用を有する物質として広く認識されてきました。一方で、その強力な酸化力による殺菌・消毒作用は、人体にも悪影響を及ぼす危険性があるものとして当然のようにリスクとされてきた事も事実でございます。しかし全ての物質がそうであるように、濃度の違いによって、その作用は毒性のみに限らず、有用性が期待されるものでもあります。
欧州においては、オゾンが適切な濃度で管理運用されれば、非常に有効な殺菌・消毒の手段であることが広く認識され、人体に対する医療(治療)としての使用が認められています。
これに対し、日本においては、米国の影響を受ける形でオゾンのリスクが注目され、オゾンを人体に使用する事に対して慎重姿勢が取られていると考えられ、人体に対する治療目的としての医薬品・医薬部外品の認可は得られていません。
しかしながら、産業分野において、オゾンガスは強力な殺菌・消毒作用を有することから広く用いられており、取扱者の安全を守るために安全濃度が定められ、現在も有効な殺菌・消毒手段として活用され続けております。
タムラテコ社では、この「安全濃度」に着目し、藤田医科大学病院と共に、低濃度オゾンガス(0.1ppm)を用いてウイルスの不活化実験を実施致しました。その結果、オゾンガスの安全濃度とされる0.1ppm以下のオゾンガスで空間を満たすことでウイルスを不活化する事が示されました。
この他、オゾンガスを用いたウイルス不活化をCT値に着目して行った検証は、奈良県立医科大学をはじめとした複数の機関でも実施されております。

3. オゾンという物質に対するタムラテコ社の見解

オゾンは自然界に存在する物質です。だいたいの目安として、成層圏といわれる上空で9~10ppm、森林で0.05~0.1ppm、海岸で0.03~0.06ppm、平均的な大気中で0.005~0.025ppmの濃度で存在するとされ、紫外線や放電現象(雷)、光合成等によって自然発生する事が知られています。一方、性状は不安定で、自然な状態において長時間オゾンとして存在し続ける事はありません。
また、自然界に存在する物質であるものの、その濃度によっては人体に影響を及ぼすリスクが懸念されることから、規制値として安全な空間濃度が定まっています。更に、殺菌・消毒・消臭効果がアカデミックに認められている唯一の気体であるとされています。
その結果として、環境領域で上水道・下水道の塩素消毒の代替、救急車内の殺菌・消毒、病院内等の殺菌・消毒・消臭に活用されています。
自然界に存在する物質であることが「安全」に直結するものではありませんが、自然界で短期間に酸素原子と酸素分子に分解され、且つ、人体に悪影響を及ぼさない安全濃度が定められている物質であることから、濃度管理を適切に行なえばオゾンの殺菌・消毒・消臭効果と安全性のバランスを保って、国民生活に価値のある手段として提供できるものと考えます。
弊社は、タムラテコ社のオゾン関連製品の販売により、オゾンが及ぼす価値とリスクの双方に真摯に向き合い、適切にオゾンを活用する手段を提供していく所存です。

本件に関するお問い合わせ先

https://bs-offers.konicaminolta.jp/ozone/contact/

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