コニカミノルタ

コニカミノルタについて

健康・医学・スポーツを通した貢献

介護現場へのDX化支援、新生児の黄疸病早期発見支援、乳がんの早期発見のためのピンクリボン活動への協力などを行っています。 また、陸上競技部による「ジョギング教室」などを通じて、スポーツの振興に貢献しています。

介護現場のDX化による社会課題解決の支援

日本は、超高齢化社会を迎えようとしており、厚生労働省によると2040年には、介護スタッフが約57万人不足すると推計される一方、国の介護保険の費用は増加し続けています。
日本政府は、費用抑制の方策として、介護予防に力点を置く「自立支援介護」を推進するため、科学的介護に大きく舵を切りましたが、介護施設の多くは、IT化、ITリテラシーが必ずしも進んでいません。
コニカミノルタは、2016年からICTを軸として、介護ワークフローを変革するケアサポートソリューションを事業化し、すべての人たちが、きらめきときめく世界をともにつくりたいという想いを”HitomeQ”というブランドに込めて、高齢者のQOL向上を支えるサービスを展開しています。「HitomeQケアサポート」※によって、ともに現場を見つめ、新しい介護現場へとみちびくことを目指しています。

※ 「HitomeQ ケアサポート」は、独自の画像センシング技術を活かした行動分析センサーとスマートフォンを軸に、ケア品質の向上と業務効率化するサービス。単なるシステムの提供だけではなく、業務診断による課題の特定から、システムの導入支援、ICTを活用する組織の構築までを行い、導入後もデータを活用した介護オペレーションを支援します。

コニカミノルタは、科学的介護に必要な介護現場のDX化を支援するため、介護関係者を対象に、無料のセミナーを定期的に開催し、科学的介護や制度の解説、DX化の実例を示しながらわかりやすく説明するなど、ITと介護現場をつなげる活動を行っています。
2018年度から自社セミナーを開始。2020年度からはウェブセミナーを導入したことで大幅に参加者も増え、2024年度までに累計で7,100名以上の方々が受講されました。
また、2019年からは介護福祉士を養成する専門学校内に「コニカミノルタICT介護実習室」を同学校と共同で開設し、ICT介護の講義を開始しており、コニカミノルタ社員もこの実習講義に協力しています。


コニカミノルタICT介護実習室

新生児の病的黄疸(核黄疸)の早期発見・治療支援

病的黄疸(核黄疸)は、出生早期に新生児の体内で黄疸の原因物質であるビリルビンの体内濃度が一定の値を超えることで、脳のはたらきなどに異常をきたし脳性まひの原因になります。過去には日本でも脳性麻痺の3大原因の一つとされていましたが、測定機器(経皮黄疸計)を用いた早期の発見・治療をするシステムにより激減しました。しかし、世界にはノウハウやリソース不足などの理由から、厳密な黄疸管理ができず、有効な早期発見システムが構築できていない地域があります。

新生児の死亡率低減に向けた「核黄疸撲滅プロジェクト」に協力(ミャンマー)


2019年12月27日にYangon Children Hospitalで開催された経皮黄疸計寄附記念式典


経皮黄疸計(JM-105)を使って赤ちゃんを測定する様子

コニカミノルタは、2017年から2019年にかけてミャンマーで実施された、厚生労働省が国立国際医療研究センターを実施主体として委託している医療技術等国際展開推進事業である「核黄疸撲滅プロジェクト」に参加し、必要な測定機器の貸し出しやメンテナンス、データ解析などを行いました。
コニカミノルタは、1980年に世界で初めて経皮式の黄疸計を開発し、日本での核黄疸撲滅に貢献してきました。本プロジェクトを一つのモデルケースとして、今後もアジアでの黄疸管理の普及に貢献していきます。

「UCSF新生児遠隔医療プログラム」に黄疸計を提供(米国)

米国のUCSFベニオフ小児病院(UCSF Benioff Children's Hospitals)では、2020年に「UCSF新生児遠隔医療プログラム」の一環として、黄疸合併症のリスクが高い生後1週間の新生児に対して、親による在宅黄疸モニタリングの臨床試験を行い、実用化に向けたデータ収集と分析を実施しました。このとき使用する黄疸計12台をコニカミノルタが提供して支援しています。

乳がんの早期発見推進の取り組み

コニカミノルタのピンクリボン運動マーク
コニカミノルタのピンクリボン運動マーク

コニカミノルタ(株)は、乳がんの早期発見に役立つ乳房X線撮影装置(デジタルマンモグラフィ)や乳房用超音波診断装置を提供しています。この事業に関連して、乳がん早期発見の重要性を訴える「ピンクリボン運動」を支援しています。

各地でがん患者支援団体を支援

コニカミノルタグループは、各地で乳がん患者や家族を支援する団体を支援しています。
北米では、コニカミノルタヘルスケアアメリカズ社が「スーザン・G・コーメン乳がん基金」をはじめとした団体を支援しています。
豪州では、コニカミノルタビジネスソリューションズ(オーストラリア)社が、Breast Cancer Network of Australiaを支援しています。
また、英国では、コニカミノルタビジネスソリューションズ(イギリス)社の社員が、Alma Zois- Panhellenic Association of Women With Breast Cancerが主催するチャリティーランに参加するなど、それぞれ、寄付金や、自社の情報機器製品や消耗品の寄付、チャリティイベントや募金活動への社員のボランティア参加などの支援を行っています。
また、コニカミノルタは世界各国において、乳がんに限らずさまざまながんに関係する、カナダ、アメリカ、オーストラリア、マレーシアなどの団体の支援を行っています。

地域のスポーツにおける社会貢献


ジョギング教室

コニカミノルタは、「コニカミノルタ陸上競技部」が長年培ってきた走りのノウハウや走る喜びを「ジョギング教室」といった独自の取り組みを通して、ビギナーや本格的なランナーに至るまで、地域社会の皆様との交流を促進し、スポーツ振興の貢献に取り組んでいます。

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