2°視野と10°視野

人間の色感覚には、それぞれ個人差がありますが、視角(物体の大きさ)が変わっても色感覚は変化します。したがって、色測定の際には人間の色感覚を規制する必要があり、2°視野と10°視野の分光感度がCIEやJISで決められています。例えば、観察者が50 cmの位置で直径1.7 cmの試料を観察し、色を判定する場合が2°視野で、同様の距離で直径8.8 cmの試料を観察する場合が10°視野です。2°視野は視角が1°〜4°用で、10°視野は視角が4°以上の場合に用います。

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