授乳
Column 05

ミルク育児の生活

ミルクの準備はいつするの?

赤ちゃんはおなかがすくと泣いて知らせてくれます。しかし、赤ちゃんが泣いてからミルクの準備をし始めても、ミルクができたころには赤ちゃんが怒りきっている場合も。しかも、ママは、赤ちゃんが泣いているので焦りますし、泣き声を聞くだけでストレスを感じやすくなってしまいます。

そのため、ミルクの準備は「そろそろ授乳の時間かな」というタイミングで始めるのがベストです。赤ちゃんもミルクを吸うように口を動かしたり舌を出したりと、飲みたそうな素振りを始めるでしょう。そういったサインが確認できたら、ミルクの準備を始めましょう。

昼夜問わず続く授乳を続けるコツ

「夜通しゆっくり眠りたい」というママの気持ちとは裏腹に、赤ちゃんの授乳は当分の間、時間を問わずに続きます。始めのうちは、授乳のタイミングがつかめずに焦ることもあるでしょう。たとえば、哺乳瓶が足りなくなってしまい、授乳のたびに洗っては消毒し…といった準備に時間がかかることも。パウダーミルクなどの場合は、複数回分を一度に計測して清潔な容器に入れおくなど、なるべく効率よく準備するとよいでしょう。また、最近ではキューブタイプのミルクや液体ミルクなどもあるので、生活スタイルや好み、費用などから最適なものを選びましょう。

日を重ねるごとに、赤ちゃんの授乳パターンがなんとなくつかめるようになってきます。そうなると、こうした哺乳瓶の準備や洗浄なども一度にまとめてやるなどの余裕も生まれてくるので焦ることはありません。

外出時の持ち物について

母乳の赤ちゃんは「赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけ」あげますが、ミルクでは少し勝手が異なります。生まれてすぐの赤ちゃんは満腹感を得にくく、そのうえ、哺乳瓶はおっぱいに比べて飲みやすいため、好きなだけ与えてしまうと飲みすぎてしまうという可能性も。

赤ちゃんとの外出には、赤ちゃんの服やオムツ、口拭きガーゼや寒い時用のブランケット(夏も冷房があるので、薄手のものを使ったりします)など、荷物が多くなります。さらに、ミルク育児の場合、哺乳瓶やミルクの粉、お湯などを用意していかなければなりません。もちろん哺乳瓶は清潔でなければならないので、外出先で洗って消毒できる環境がなければ、授乳回数分の哺乳瓶を持っていきます。母乳とは違い、人目を気にせず授乳できるのは助かりますが、持っていく物が多くなってしまうのが大変というママは多いのです。