医薬・化粧品業界向けバリデーションサポート

長期的に信頼できる測定データを確保することの大切さ

新薬の開発は研究や試験などさまざまな工程を経て、約10年以上もの長い開発期間を要するといわれています。試験の一つには色の測定がありますが、その際に使用する測定器が長期的に信頼できるデータを出力することはとても重要です。このデータの信頼性を確保するには、長期にわたって安定性の高い測定器を活用することが不可欠といえます。
製品導入後も測定器の経年変化によるデータの変化量が少ないものであれば、高精度な色の管理を保つことができます。それを実現できる測定器が分光測色計「CM-5」です。
CM-5におけるPQ実施では、厳しい検査規格に対しても変化量が少ないためスムーズ且つスピーディーな検査となり、多くのお客様からご満足いただける結果となっております。また、万が一故障等が発生して修理が必要になった場合でも、新品時と修理・校正・点検サービスの検査規格(器差)は、同じ規格値で対応しています。

安定性を確保するための取り組み

カメラ事業で培った光学技術をベースにお客様の使用環境や状況を想定し、部品レベルでの信頼性・耐久性を確認するための信頼性試験を実施しています。
試験実施後は、商品設計に対しフィードバックを行って改善を図ることで長期の性能安定性を確保しています。

  • 測定器の設置されている環境は、医薬品メーカーなどの試験室でクリーンな環境条件となっています。
  • 環境が悪い場合、埃や汚れにより、測定器の安定性に影響が出る場合があります。

大切なデータを守る、安心のセキュリティー設定

オプションのソフトウェア「色彩管理ソフトウェア CM-S100w SpectraMagic NX Professional版」を使用することで、大切なデータを組織的に管理し、守ることができます。

  • 管理者権限と分析者権限を分けることが可能
  • 測定データは取り込み後、自動でソフトウェアに保存され、データ改変を制限することが可能
  • 分析者による削除防止機能を搭載
  • 監査証跡機能を搭載