食品業界向け 色彩計測セミナー
食品の「おいしさ」には、人間の五感の1つである「視覚(色)」が大きな影響をもたらすと言われています。
また近年では「フードロス削減」において、「退色を抑制する」安全な素材も多く開発・利用されています。
食品素材、加工食品においては、固体・粉体・ペースト・液体など多種多様です。
本セミナーでは、色の見え方を始めとした基礎的な知識、官能評価の“目視と合わない”、“測定値がばらつく”などのお悩みを改善する「測定のコツ」や測定器を選択する際の注意すべきポイントなどをわかりやすく紹介します。
開催日:2022年12月8日(木)
基礎編
開催時間:13:10~14:00
人はなぜ色を知覚できるのか?その仕組みは?「色知覚の3要素」について光、物体、視覚の各要素の解説から色の数値化、測定器への置き換えの仕組みまで、基礎知識をやさしく解説いたします。
応用編
開催時間:14:10~15:40
固体、粉体、ペースト、液体といった様々な形状の食品を測定する際の「コツ」を解説しつつ、どんな測定器や測定方法が適しているのか?など測定器や設定の選択ポイントをご紹介いたします。実際に測定器をご使用されているお客様の測定事例もご紹介します。
開催概要
基礎編
人の知覚する色は、光源、大きさ、経験などの様々な要因に左右されます。これらの不確定要素を排除して定量的に色を評価することが出来る手法が色彩値(L*a*b*など)で、品質管理を行う場合は2色の色の差を定量化する色差(ΔE*abなど)が有用です。
色の測定器には多数種類がありますが、測定による区別(三刺激値直読型・分光測色型)、照明方式による区別(単方向照明方式・拡散照明方式)により分類がされており、用途に応じて適切な機種があります。
色管理や測色のお仕事に携わる上で最もベースとなる上記のような内容を丁寧に解説いたします。
プログラム
- 目視と数値化
- 表色系いろいろ(L*a*b*、HLab、色差)
- 測定のしくみ(光源、センサー)
- 照明受光光学系(反射、透過)
- 据置きとハンディタイプの使い分け
こんな方におすすめ
- これから色管理や測色の業務に携わる方
- 測色に関する体系的な基礎理論を理解されたい方
- 既に測色計は使っているけれど、測定器で何故色彩値が測れるのか、色彩値の意味など知りたい方
応用編
様々な食品の、固体・粉体・錠剤・ペースト・液体といった形状別の測定の際、“目視と合わない”、“測定値がばらつく”などのお悩みを改善する「測定のコツ」の解説を始め、分光測色計をご使用されている築野食品工業様の「緑色野菜の日持ち向上(米ぬか由来)食品素材の退色抑制試験」評価事例、CM-5をご使用頂いているカゴメ様(トマトジュース)や共栄製茶様(抹茶、焙茶、コーヒー粉末など)の活用事例、飲料水のおいしさの色に関する評価事例も紹介します。
また、測定器はその測定値の信頼性が非常に重要になります。これらのポイントをわかりやすくご紹介します。
プログラム
- 測定ノウハウ編 ~食品形状別の測定事例と測定の「コツ」~
- お客様活用事例編 ~築野食品工業様、カゴメ様、共栄製茶様、他~
- 色彩管理編 ~持続可能な色彩管理とは?~
こんな方におすすめ
- 既に測定器を使っているけれど、測定について課題を抱えている方
- 様々な食品サンプルを扱っており、それぞれの測定する際のコツや注意すべきポイントを知りたい方
- 実際のお客様の測定事例を知りたい方
参加概要
日時 | 2022年12月8日(木)13:10~15:40 |
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開催方法 |
ウェビナー(Microsoft Teams) Webブラウザからインターネット経由で参加する形式で、PCへの専用アプリケーションのインストールは必要ありません。 お申し込みの際にご登録いただいたメールアドレス宛に開催前に招待URLを記載したメールをお送りし、そのリンクをクリックしてご参加いただく流れとなります。 |
定員 | 100名 |
受講料 | 無料 |
主催 | コニカミノルタジャパン株式会社 |
お問い合わせ先 |
コニカミノルタジャパン株式会社 センシング事業部 販売推進部 TEL:03-6324-1011 |
※募集期間中でも定員になり次第、締め切らせていただきます。
※受講するご本人様がお申し込みください。また、1つのお申し込みにつき1名様のお申し込みとさせて頂きます。
※セミナー内容、講師、時間などは、一部変更になる場合がございます。
※同業者のお申し込みはお断りしております。
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