化学品業界向け 色彩計測セミナー

最近はSDGsに関連するリサイクル樹脂の話題も多い化学品業界。耐色試験や受入出荷検査には、色と光沢などの外観評価が必要ということで、化学品の塗料・樹脂プラ・フィルム・粉体・ペレットなど多種多様な素材、形状の色を評価するご要望があります。
本セミナーは色の見え方を始めとした基礎的な知識と、化学品の測定における「コツ」や各サンプルの実測事例をご紹介します。 基礎編、実践編、応用編の3部構成で、お客様のご興味のあるパートをご受講頂けます。

開催日:2023年7月20日(木)

基礎編

開催時間:13:00~14:00

人はなぜ色を知覚できるのか?その仕組みは?「色知覚の3要素」について光源、物体、視覚の各要素の解説から色の数値化、測定器への置き換えのしくみまで、測色をお仕事にされる方にとって必須となる基礎知識を易しく解説いたします。

実践編

開催時間:14:10~15:10

塗料・樹脂プラ・フィルム・粉体・ペレットなど多種多様な素材、形状の化学品の測定における「コツ」を解説しつつ、どんな測定器や測定方法が適しているのか?など各サンプルの実測事例をご紹介いたします。

応用編

開催時間:15:20~16:00

測色だけでは判別できない場合に使われるアピアランス測定器とハイパースペクトルカメラをご紹介します。また、弊社のトレーサビリティ体系についてもわかりやすくご紹介します。

開催概要

基礎編

人の知覚する色は、光源、大きさ、経験などの様々な要因に左右されます。これらの不確定要素を排除して定量的に色を評価することが出来る手法が色彩値(L*a*b*など)で、品質管理を行う場合は2色の色の差を定量化する色差(ΔE*abなど)が有用です。
色の測定器には多数種類がありますが、測定による区別(三刺激値直読型・分光測色型)、照明方式による区別(単方向照明方式・拡散照明方式)により分類がされており、用途に応じて適切な機種があります。
色管理や測色のお仕事に携わる上で最もベースとなる上記のような内容を丁寧に解説いたします。

プログラム

  1. 目視と数値化
  2. 表色系いろいろ(L*a*b*、 L*C*h、色差、マンセル)
  3. 表色値いろいろ(白色度WI・黄色度YI・APHAハーゼン・ガードナー)
  4. 測定のしくみ(光源、センサー)
  5. 照明受光光学系(反射、透過)

こんな方におすすめ

  • これから色管理や測色の業務に携わる方
  • 測色に関する体系的な基礎理論を理解されたい方
  • 既に測色計は使っているけれど、測定器で何故色彩値が測れるのか、色彩値の意味など知りたい方

実践編

化学品の塗料・樹脂プラ・フィルム・粉体・ペレットなど多種多様な素材、形状の色を評価するご要望があります。例えば、耐色試験や受入出荷検査には、色と光沢などの外観評価が必要になります。
実践編では、そんな塗料・樹脂プラ・フィルム・粉体・ペレットなど多種多様な素材、形状の化学品の測定における①データの再現性が良くなる、②目視に合う結果が得られる、③誰でも簡単に楽に測定できる「コツ」を解説しつつ、どんな測定器や測定方法が適しているのか?など各サンプルの実測事例をご紹介いたします。

プログラム

  1. 化学品の形状別の測定事例と測定の「コツ」

こんな方におすすめ

  • 既に測定器を使っているけれど、測定について課題を抱えている方
  • 様々なサンプルを扱っており、それぞれの測定する際のコツや注意すべきポイントを知りたい方
  • より使いやすい測定器で誰でもかんたんに測定したい方

応用編

測色だけでは外観品質の違いや判別ができない場合に使われるアピアランス測定器とハイパースペクトルカメラをご紹介します。アピアランス測定器は、高意匠性の製品のゆず肌などの外観品質の定量化が可能です。また、ハイパースペクトルカメラについては、材料・化合物は特有の分光波形(反射・吸収特徴)を持っており、幅広い波長領域で分光スペクトルを非接触で取得することにより、人の目で出来ない高度な判別・検査ができますので、その原理や黒い樹脂の識別、判別などの事例をご紹介します。 最後に、弊社のトレーサビリティ体系についてもわかりやすくご紹介します。

プログラム

  1. 測色だけでは判別できない場合に使われる製品紹介
  2. コニカミノルタのトレーサビリティ体系/ISO17025

こんな方におすすめ

  • 測色だけでは外観品質の違いや判別ができずに困られている方
  • 既に測定器を使っているけれど、今の測定器で課題を抱えている方
  • トレーサビリティ体系について知りたい方

参加概要

日時 2023年7月20日(木)13:00~16:00
開催方法 ウェビナー(Microsoft Teams)
Webブラウザからインターネット経由で参加する形式で、PCへの専用アプリケーションのインストールは必要ありません。
お申し込みの際にご登録いただいたメールアドレス宛に開催前に招待URLを記載したメールをお送りし、そのリンクをクリックしてご参加いただく流れとなります。
定員 100名
受講料 無料
主催 コニカミノルタジャパン株式会社
お問い合わせ先 コニカミノルタジャパン株式会社 センシング事業部 販売推進部
TEL:03-6324-1011

※募集期間中でも定員になり次第、締め切らせていただきます。
※受講するご本人様がお申し込みください。また、1つのお申し込みにつき1名様のお申し込みとさせて頂きます。
※セミナー内容、講師、時間などは、一部変更になる場合がございます。
※同業者のお申し込みはお断りしております。