コニカミノルタ

コニカミノルタについて

AIの利活用

基本方針

コニカミノルタは、「Imaging to the People」を経営ビジョンに掲げ、「人間中心の生きがい追求」と「持続的な社会の実現」を目指しています。その実現のために、製品・サービスや、研究開発、生産、販売といった事業活動において、AIの利活用を進めています。一方で、AIの誤った利活用はプライバシー侵害や人権侵害などを始め、様々な問題を生じる可能性があります。

そこで、コニカミノルタは、グローバルに事業を展開する企業として、人間中心のより良い社会を実現するAIの適正な利活用についてグループ共通の認識を持ち、一丸となってAIを積極的に利活用していくために、本方針を策定しました。

コニカミノルタのAI利活用

1.光学デバイスや画像センシング技術にIoTやAIを組合せた「画像IoT」

コニカミノルタは情報機器や医療機器の画像処理で高速化を追求してきた経験と、メーカーの強みを生かして、エッジ側 (組み込み機器やオンプレミスのサーバーなど) に、低消費電力で高速なAI機能を実装しています。「人物行動」カテゴリーにおける AI 技術では、静止画像からの人検知や2D姿勢推定において、認識精度の高さと高速処理の両立を実現し、次のように活用しています。

介護施設向けサービス「HitomeQ(ヒトメク) ケアサポート」
介護施設の入居者居室の天井に取り付けたセンサーで入居者の行動を分析し、起床、離床、転倒、転落などの行動を認識すると、介護スタッフのスマートフォンへ映像と共に通知します。
ランニングフォーム改善支援システム「Runalytic(ラナリティック)」
リアルタイムに走行姿勢を推定しランニングフォームを解析することで、市民ランナーのフォームを可視化し、改善を支援します。
ショッパー行動解析サービス「Go Insight」
店舗の天井カメラ画像から、ショッパーの属性、商品接触、滞在などの棚前行動をデータ化し、データを分析することにより、消費者インサイト)を推定します。

このようにコニカミノルタは、AIを利活用して多様な価値を創出し、人々が生きがいを感じられる社会づくりに貢献します。また、意図しないAIの作用により社会や人に悪影響を及ぼすことのないよう、安全性の確保を優先し、リスクに配慮した適用と運用に努めます。

2.AIを利活用した研究開発・商品開発

コニカミノルタでは、従来は膨大な実験や試作を必要としていた素材や機能性化学物質の開発にも、データサイエンスを活用した効率化や高度化を目指しています。高分子複合材料の開発では、必要最低限の実験データを取り、AIを用いてそのデータと化学物質の構造や機能を掛け合わせる「マテリアルズ・インフォマティクス」を積極的に採り入れ、開発期間が大幅に短縮できることを立証しました。

また、様々なソリューションの開発において、画像認識にディープラーニングなどの機械学習を活用しています。医師の診断をサポートするための、胸部X線画像から鎖骨と肋骨の像を減弱させるソリューション開発では、画像の中から肋骨と鎖骨を認識させるために、独自のデータベースから機械学習を行いました。

ディープラーニングなどの機械学習では、学習させる多くのサンプルデータが必要となります。コニカミノルタでは、それらのデータセットに対しても、個人情報の誤った利用や漏洩などが無いよう努めます。また、データセットやそれを学習したAIがバイアスを持ちうることに留意し、社会に差別をもたらさないよう努めます。

3.デジタル社員「イエヤス」と「リテラ」

コニカミノルタには、RPA(Robotic Process Automation)システムを使って自動化した業務をヒトに代わって実行する「デジタル社員」がいます。「RPA イエヤス」と名付けられたその社員は、ヒトの社員と同じように社員IDや各種システムIDを持っており、複数の職場を掛け持ちして自動化業務を行っています。また、Microsoft社のサービスを利用したチャットボット「リテラ」は、国内のコニカミノルタグループ従業員からのITサービスの問い合わせに、24時間365日いつでも対応しています。さらに、生産現場で進められているデジタルマニュファクチャリングにおいても、データサイエンティストが現場に密着し、工程内でAIを利活用しています。
コニカミノルタでは、全ての従業員にAIに係わる機会があると言えます。そのため、AIを運用する人財の育成に加えて、本方針の背景にある課題や価値観を広く共有し、公正なAIの利活用を推進し、よりよい社会の実現に貢献できる人財の育成に努めます。

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