コニカミノルタ

コニカミノルタについて

循環型社会の実現

生産活動での省資源・リサイクル

生産拠点における省資源・リサイクルの推進

循環型社会の実現に向けて、さまざまな施策により、生産活動から生じる排出物の削減とリサイクルを進め、廃棄物の外部排出物量削減に努めています。

材料ロス削減 材料・部品・製品の良品率向上
包装材削減 簡易包装化、入れ目増量
包装材再利用 社内通い化、生産拠点間の通い化、部品サプライヤーとの通い化、国際間通い化
成形端材削減 成形端材レスの金型導入、成形端材の極小化・内部リサイクル
プレス端材削減 送りピッチの極小化
補材ロス削減 洗浄用溶剤の再利用、成形機オイルの再利用
パレット再利用 部品サプライヤーとの通い化、部品用パレットサイズを変更し製品出荷に使用

取り組み事例

樹脂端材の3Rにより排出物量を削減

生産拠点で、樹脂部品の成形工程で発生する端材の3R(Reduce・Reuse・Recycle(抑制・再使用・資源循環))に積極的に取り組んでいます。中国の情報機器生産会社コニカミノルタビジネステクノロジーズ(無錫)社や、コニカミノルタビジネステクノロジーズ(東莞)社では、端材を出さない成形金型を開発・導入し、原料となる樹脂の使用量を削減しています。
成形金型のホットランナー化、ランナーサイズの極小化、ランナー端材の粉砕・再利用により、投入する材料を削減し、その上で発生した不要な端材は、工場で使用する部品ラックや、サプライヤーからの部品輸送に使用する部品ボックスなどの材料として有効活用しています。

梱包材の排出量の削減

生産拠点で、材料・部品調達の際に使用する梱包材の排出量削減に取り組んでいます。例えば部品ボックスをまとめるストレッチフィルムを再利用が可能な梱包用ベルトに変更するなどの包装の簡易化や、材料調達の際の購入単位を変更して入れ目増量を図ることによる梱包材の使用量自体の削減を行っています。また、部品ボックスを、段ボールから樹脂部品の端材を再利用して成型された折り畳み式部品ボックスに変更し、繰り返しリユースしています。海外調達部品においても、部品内装材を海外サプライヤーに返却し再利用を行うとともに、日本から海外発送用に使用した鉄パレットを海外から日本に発送される部品にも使用することにより、日本及び海外の双方で梱包材を削減し、排出量の削減を図っています。
マレーシアにて複合機の組立などを行うコニカミノルタビジネステクノロジーズ(マレーシア)社では、使用済み遊技機から回収したABS樹脂を、部品調達や工程内移動用の部品ボックスの材料として活用し、資源有効利用に努めています。また同社は、主要な調達先を工場近郊に集約したSIC(Smart Industry Center)を2018年1月に設立し、物流の効率化を図っています。部品がSIC内や工場に納入される際に使用されるプラスチックパレットにも再生ABS樹脂を採用し共通利用することで、梱包資源削減と資源有効利用を推進しています。

廃液排出量の削減

生産工程で発生する廃液削減に積極的に取り組んでいます。
国内で化学製品を生産しているコニカミノルタケミカル(株)では、社内の蒸留設備を使用して廃液を濃縮し、一部を社内の排水処理施設で社内処理を行うことで、廃液排出量の削減(減容化)を進めています。

生産データの活用による良品率向上

生産設備から収集できるさまざまなデータを品質向上に活用することで、良品率を向上させる取り組みを行っています。コニカミノルタが推進するデジタルマニュファクチャリングのマザー工場でもある、コニカミノルタメカトロニクス(株)では、生産設備の各種データと検査データを随時モニタリングすることで、不良の発生と強い相関をもつパラメーターを特定し、そのパラメーターの変化を検知することで、不良発生を未然に抑える高効率なものづくりを目指しています。コニカミノルタのすべての生産拠点で、このような取り組みを加速しています。

出荷用パレットの使用量の削減

米国にて情報機器関連の消耗品を生産するコニカミノルタサプライズマニュファクチャリング(USA)社では、製品出荷時に使用している木製パレット上の製品積載数量の設計を変更し、1パレットあたりの製品積載総数を向上させ木製パレットの使用量を削減する取り組みを進めています。

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