コニカミノルタ

アニュアルレポート2014

Giving Shape to Ideas

事業概況/戦略

産業用材料・機器事業

  • 1.前年度の成果
  • 2.今後の成長戦略
  • 3.事業分野の成長性

計測機器を必要とする顧客のトップベンダー獲得を目指す

LED/照明分野でのジャンルトップをほかの分野に展開

薄くて曲がる独自性で、期待の次世代照明で競争力を発揮

有機EL照明

計測機器事業分野、機能材料事業分野における成長ドライバー

当社はディスプレイ光源色測定分野のトップメーカーとして、業界のスタンダードモデルとなっている高品質な測定機器を提供してきました。近年急激に普及しているLED照明の計測ニーズに応えるため、LEDを含む照明業界において、その技術力、営業力に強みを持つ同分野のトップ企業インスツルメントシステムズ社をグループに加え、光測定器のラインアップを強化しました。それにより、総合的な光源色測定分野でグローバルトップの地位を確保しましたが、今後は自動車や航空機などの物体色の分野でもジャンルトップを狙っていきます。

機能材料事業分野では、次世代照明として期待される『有機EL照明』において、独自開発した「青色リン光材料」により世界最高レベルの発光効率を達成しました。2014年度からの本格的な事業展開に向け、樹脂基板フレキシブル有機EL照明パネルの量産工場を建設し、2014年秋より量産を開始します。当工場では、生産性に優れるロール・ツー・ロール方式*1を導入し、白色および調色機能付の樹脂基板フレキシブル有機EL照明パネルを世界で初めて量産します。当社は次世代照明事業においても新しい価値を生かした市場開拓を進め、将来のジャンルトップ事業の確立を目指します。

*1
ロール・ツー・ロール方式:ロール状に巻いた長尺のフィルム基板を巻き戻す過程。プラスチックフィルム上に連続的に成膜し機能性フィルムとする生産方式。
  • 2.今後の成長戦略
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