コニカミノルタについて

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Giving Shape to Ideas

アニュアルレポート 2011

事業概況

ヘルスケア事業

売上高構成比、売上・営業利益グラフ

2010年度の業績概要

当事業では、国内外の医療施設に向けて「REGIUS(レジウス)MODEL 110/210」をはじめとしたCR(コンピューテッドラジオグラフィー)やDR(デジタルラジオグラフィー)、医療画像診断ワークステーションやネットワーク機器、さらにサービス・ソリューションビジネスの販売拡大に注力しました。当年度の「REGIUS」シリーズのデジタル入力機器の販売台数は、国内外市場とも前年度を上回りましたが、フィルムレス化が進行する中でフィルム製品の販売減少が続きました。また、当年度は製品の端境期となり、現行製品の価格低下や新製品開発費など先行費用に加え、為替の円高影響を受けました。これらの結果、当事業の売上高は前年度比18.6%減少の849億円、営業利益は前年度比88.3%減少の1億円という大変厳しい結果となりました。

2010年度の業績概要画像

主要製品販売数量グラフ

「Gプラン2013」に基づく今後の戦略

当事業はここ数年、デジタルX線機器については新製品の投入がなく、一方、フィルムは国内市場中心に販売が落ち込むなど、苦戦を強いられてきました。『Gプラン2013』の3年間においては、「デジタル機器の投入」「アジア市場の開拓」「保守を中心としたサービス収益の拡大」を成長ドライバーとし、当事業においても成長を目指します。

デジタル機器については、クリニック市場をターゲットとした小型CRを日本および新興国のニーズに応えて販売していきます。フラットパネルのX線DRは、病院市場をターゲットマーケットとして、顧客ニーズに沿った商品ラインの拡充を図ります。これらのデジタル機器をもって、顧客志向のアプローチを徹底することにより、成長軌道へと転換させます。

売上高目標グラフ

また、デジタル機器新製品の顧客をベースとしたサービス、メンテナンス、IT付加価値サービスを成長ドライバーとしていきます。加えて、アジア市場については、CRの新製品だけではなく、X線フィルムについても需要拡大が見込まれることから、着実に販売を伸ばしていきたいと考えています。

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