コニカミノルタ

コニカミノルタについて

コニカミノルタの環境活動

環境課題を解決する販売活動(グリーンマーケティング活動)

背景と課題認識

地球温暖化や資源枯渇などの環境問題に対する社会的要求が高まる中、企業の環境活動は、リスク対応に留まらず、事業成長につなげることが求められています。そのためには企業の枠を超えて、お客様、地域社会などのステークホルダーと価値を共有し、ともに活動を推進することで、バリューチェーン全体で地球環境への貢献度を高めていくことが求められています。

目指す姿

コニカミノルタは、自ら培った多様な環境技術やノウハウをお客様に提供し、環境課題の解決に寄与することで、バリューチェーン全体での環境貢献へと発展させていきます。また、コニカミノルタを信頼していただくことで、お客様との関係を深め、「共創価値」の継続的な創出を目指します。

重点施策とKPI

DXを利用してお客様とのエンゲージメントを強化し、お客様の課題解決を行うことで、売り上げに貢献

自社で実践し実績をあげた環境技術・ノウハウを提供してお客様の環境課題解決に貢献するとともに、エンゲージメントを高めて自社のビジネス機会を創出。お客様の環境課題解決を通じて、顧客関係強化(案件情報の獲得)、商談参画(見積もりの提出)、売上貢献(契約の獲得)のそれぞれのKPIを向上することで売り上げ拡大に貢献。
さらに、環境デジタルプラットフォーム(環境DPF)の提供により活動を拡大。

1) お客様の業務プロセス変革を支援し、お客様のエネルギー使用量・CO2排出量を削減
2) お客様とのエンゲージメントを高め、自社製品の販売拡大に貢献
3) 環境DPFからのソリューション提供によるCO2削減量を見える化し、お客様やそのサプライチェーン上でのCO2削減貢献量(スコープ4)への算入を検討

DXを利用したお客様とのエンゲージメント強化
重点施策(KPI) 実績 目標
2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2024年度 2025年度
顧客関係強化件数※1 285 303 338 424 359 371 371※4
商談参画件数※2 212 153 230 372 211 258 258※4
売上貢献額(億円)※3 6.92 8.92 9.89 11 9.15 11 11※4
※1
顧客関係強化件数:環境関連の技術やノウハウをお客様に提供することで得られた商談機会の数。当該年度の商品別提案件数の合計。
※2
商談参画件数:顧客関係強化件数のうち、見積もり提出にいたった提案商品件数
※3
売上貢献額:商談参画件数のうち、販売にいたった商品の売上高合計額
※4
2024年度の実績を受けて、2025年度目標を見直し修正しています。

活動の概要

コニカミノルタは、製品やサービスだけでなく、お客様のお役に立てるものはすべてソリューションと考えています。自社で実践してきた環境ノウハウを提供する「グリーンマーケティング活動」では、コニカミノルタの環境経営に共感いただいたお客様の環境課題の解決に寄与することで、信頼関係を構築し、世界中の企業からビジネスパートナーとして選んでいただくことを目指します。

2024年度の活動成果

環境セミナーや講演会を開催し、コニカミノルタの環境経営について実践事例を交えて紹介しています。2024年度は607社、700名のお客様に参加いただきました。ウェブ会議を通じて102社との環境意見交換会を実施し、お客様の環境課題をヒアリングし、コニカミノルタの環境の実践事例をご紹介しました。2014年からスタートしたこの活動により、環境技術、ノウハウをご提供したお客様はのべ2,200社を超えました。2023年度までは、このエンゲージメント強化により、ビジネス機会につながる商談への参画数は増加していましたが、2024年度は新規顧客接点獲得の機会の減少により、新たな顧客関係強化件数、商談参画数がともに減少し、売上貢献額も目標未達でした。2025年度は、環境DPFの顧客誘引活動との連携により、新規顧客を増やし、商談への参画につなげることで、目標達成を目指します。

商談参画数

お客様の環境課題を解決する環境負荷低減支援

Bizhub Eco

コニカミノルタは欧州におけるお客様の環境への関心と課題を解決するため、オフィス複合機を中心としたサービスパッケージBizhub Ecoを展開しています。Bizhub Ecoは、設置した複合機をお客様の使用状況にあわせて最もエネルギー/資源効率の良い設定にするほか、製品の全体ライフサイクルの排出CO2のオフセット、植樹活動による生物多様性の保護活動と現地NPO支援が有償にてパッケージセットされています。また、Bizhub Ecoによるエコ活動をお客様企業内でお使いいただけるPOPをセットにすることで、お客様先の社内コミュニケーションのサポートをします。

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