ピンクリボン運動とは
ピンクリボン運動とは
ピンクリボン運動とは乳がんの「早期発見・早期診断・早期治療」の大切さを世界の女性たちに伝える運動です。胸元にピンク色のリボンをつけることで乳房チェックや定期検診をうながし、乳がんに対する意識を高めるのが目的です。
ピンクリボン運動の歴史
ピンクリボン運動は1980年代にアメリカで始まりました。乳がんで若くして亡くなった女性の母親が、残された家族と一緒にピンクリボンを作ったのが最初と言われています。「乳がんで命を落とさないように」という女性たちへのメッセージと「同じ悲劇を繰り返したくない」という母の思いが込められています。当時のアメリカでは乳がんにかかる女性は8人に1人と多く、死亡率も高かったそうです。一方、日本でピンクリボン運動が広まったのは2000年代に入ってからのこと。街を歩いて乳がんを啓発するウォーキングや、ピンク色にライトアップされた東京タワーやレインボーブリッジなどが人々の注目を集めました。