生産終了製品
※生産・販売終了しています
非接触3次元デジタイザ
KONICA MINOLTA RANGE7
未来を見る眼。ものづくりの新しいカタチを創造します。
高精度、高信頼性が要求される工業用途に最適な非接触3次元デジタイザ。
後継機種はございません
高い信頼性
光学式3次元デジタイザの新しい領域へ
高精度、高信頼性を誇る。計測機器メーカーであるコニカミノルタのこだわりです。
レーザ光切断方式による安定したスキャンを実現
コニカミノルタ RANGE7はクラス2半導体レーザによる光切断方式を採用。スリット状のレーザ光で測定対象物を最短約2秒でスキャンし、その反射光を高精細な情報入力が可能な131万画素CMOSセンサで受光します。三角測距の原理で測定対象の距離情報を得て、3次元データ化を行います。一回のスキャンで最大で約131万点(1280×1024点)の3次元座標データを取得できます。
使用条件による影響を最小限に抑えた高い信頼性
高い剛性と温度特性をもつCFRPボックス構造
撮像素子駆動フォーカシング方式の新光学系を採用。また内部台板をCFRP(炭素繊維強化プラスチック)一体構造としました。これらにより本体の軽量化と高剛性、高い駆動精度を実現し、測定時の本体の傾きや温度変化等の外乱による影響を最小限に抑えることにより、さまざまな使用環境において高い信頼性を発揮します。
厳しい検査規格による高い測定確度
ボールバー
出荷検査としてボールバーを空間内の10ポジションで計測(イメージ図)
ガイドライン「VDI/VDE 2634※1 パート2」に沿ったボールバー※2 による精度検査において±40μm※3 の高い測定確度※4 を実現しています。ボールバーによる検査方法は、光学式非接触座標測定機の検査に関する日本工業規格案にも採用が検討されています。
コニカミノルタでは「VDI/VDE 2634 パート2」を基にして、産業技術総合研究所で校正されたボールバーによる検査を本機において全台数実施します。わかりやすい確度表記とともに、出荷する一台一台に厳格な検査を実施することで、高い信頼性が得られるよう配慮しました。
- ※1
- VDI/VDE 2634 : ドイツで2002年に発行された光学式測定機の検査に関するガイドライン
- ※2
- ボールバー : バーの両端に球が取り付けられた形状の精度評価用装置
- ※3
- TELEレンズ使用、距離450mm、環境温度20℃±1℃その他当社指定条件において
- ※4
- 確度 : 指定された条件における誤差限界で表した計測機器の精度
フィールド校正により高い信頼性を維持
コンパクトな校正チャート(標準付属品)
テーブルなどにセットアップができるコンパクトな校正チャートを標準で付属。環境温度の変化等により校正が必要な場合は、ソフトのガイダンス通りに校正チャートをスキャンするだけです。これにより工場出荷時の高い精度で測定できます。