コニカミノルタ

アニュアルレポート2012

Giving Shape to Ideas

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好調なTAC製品が事業収益を牽引

ディスプレイ材料分野は強みである薄膜タイプTAC製品が通期で堅調

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2011年夏以降、液晶業界全般に調整色が強まる中、年初から新製品を投入した視野角拡大用VA-TACフィルムの販売が韓国および台湾向けに好調に推移しました。また当社の強みとする薄膜タイプのTACフィルムも順調に採用実績があがり、これらを合わせた当期のTACフィルム全体の販売数量は前期を上回りました。

メモリー分野は市況の低迷やタイ洪水被害の影響などにより減収

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HDD用ガラス基板は、上半期にはPCメーカーでの生産調整、下半期には一部のHDDセットメーカーがタイ洪水に被災した影響を受け、当期の販売数量は前期並みの水準に留まりました。光ディスク用ピックアップレンズは、ブルーレイディスク用、DVD用とも市況は好転せず、当期の販売数量は前期を下回りました。

画像入出力コンポーネント分野は下半期からの受注回復により増収

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回復傾向にあったデジタルカメラ・ビデオカメラ向けレンズユニットは、タイ洪水の影響を受けた一部顧客からの受注が停滞し、当期の販売数量は前期を僅かに上回る水準に留まりました。一方、カメラ付携帯電話用光学ユニットは、上半期は低調であったものの下半期からの採用機種の拡大に伴い、販売数量は前期を上回る水準を確保しました。

これらの結果、当期のオプト事業の売上高は1,243億円(前期比4.3%減)となりました。営業利益は、一部製品での売上減少や価格低下による減益影響を、主力製品の販売増やコスト低減、経費削減などでカバーし、140億円(同9.6%増)と減収ながらも増益を確保しました。


売上高・営業利益・営業利益率推移TACフィルム販売状況(数量ベース)
HDDガラス基板販売状況(数量ベース)カメラ付携帯電話用光学ユニット販売状況(数量ベース)