佐賀県立宇宙科学館
«ゆめぎんが» プラネタリウム
2012年3月24日(土) リニューアルオープン!

『佐賀県立宇宙科学館』(佐賀県武雄市)は、リアルな星空と迫力ある映像を楽しめるプラネタリウム館として2012年3月24日(土)にリニューアルオープンいたしました。

今回のリニューアルでは、光学式プラネタリウムの更新と最新鋭の全天周デジタル映像投映システムの導入を実施しました。
満天の星空から最新の科学に基づく宇宙の映像、話題の高画質デジタルCG(コンピューターグラフィックス)まで、観る方に新たな感動と迫力の映像空間をご体感頂ける施設に生まれ変わりました。

リニューアル内容(概要)

ジェミニスターからGEMINISTARIII SAGA Double UHRへ

I. 日本初の『ダブル超高解像度プロジェクターシステム』導入

II. デジタル式プラネタリウムにより、最新の宇宙の姿を体感

III. 高精細ビデオ投影機により、地域の自然や文化等の高画質映像も投映

IV. 新しくなった光学式プラネタリウムで、リアルで煌めく満天の星空を再現

V. 音響システムの更新や補聴システムの導入による新たなドーム空間を実現

VI. 学習から娯楽まで様々なオリジナル番組の展開

リニューアルするプラネタリウムの特長と効果

2台の高性能投映システムを組み合わせた
日本初の『ダブル超高解像度プロジェクターシステム』

独立した4K*プロジェクター2台により、高度な天文シミュレーションと迫力の大画面映像をより効果的に投影

全天周デジタル映像投映システム『 SUPER MEDIAGLOBE-II 』導入
  • 全周魚眼レンズを搭載し、家庭用フルHDテレビの4倍の高精細映像をドーム全天周に投映
  • 地球から太陽系、さらに137億光年先の宇宙の果てまで3次元の位置情報と時間要素を含めたデータベースを搭載
  • 光学式プラネタリウムとの完全統合制御により、美しい星空と多彩なCG(コンピューターグラフィックス)の統合演出が可能

高精細4K全天周ビデオ投影機『DYNAVISION-4K』導入
  • 対角魚眼レンズを搭載し約4000×2400ピクセルの超高解像度で大迫力映像投映
  • 国内外の天体・宇宙観測期間などの最新映像や、地域の自然や文化等の高画質映像コンテンツも投映可能

仕様項目 SUPER MEDIAGLOBE-II DYNAVISION-4K
表示解像度 4,096×2,400ピクセル
全天有効解像度:直径2,400ピクセル)
4,096×2,400ピクセル
投写レンズ 全周魚眼レンズ 対角魚眼レンズ
コントラスト比 10,000:1(ネイティブ) 10,000:1(ネイティブ)

*4K:横4000×縦2000ピクセル前後の高解像度の映像・表示技術。「K」は1000を意味する単位の接頭辞「キロ」(Kilo)の頭文字を表す。4Kは高解像度のデジタルテレビ放送(HDTV)の規格であるフルHD(1920×1080)の約4倍の画素数があることを示し、単位面積当たりの解像度ではフルHDの4倍の高精細な画像を表示できる。

新しくなった光学式プラネタリウム 『インフィニウム γⅡ』

よりリアルで煌めく満天の星空を再現

投映する星の基礎となる『恒星原板』を更新
  • 投映できる星数はこれまでの約1万個から約26万個へ大幅増
  • 天の川も一つひとつの星で再現

個々の持つ星の明るさを再現
  • 恒星原板上で星の元になる穴の径をμm単位で段階的に加工することで、視認できる明るい星と暗い星の明るさを再現
  • 星一つひとつの明暗が異なることで、奥行き感のあるリアルな星空(宇宙空間)を再現
それぞれの星の色や瞬きも再現
  • 『恒星原板』へ、観測データを基にした星の色を加工することで、スクリーン投映時も「赤い星」は赤く、「オレンジ色の星」はオレンジ色に再現
  • 星の「瞬き」機構を投映機に組み込むことで、スクリーン投映時に澄んだ空気の中で頭上に瞬く満天の星空を再現


恒星原板

新たなドーム空間へ進化

5.1サラウンドシステム導入
  • 映像と共に大切な演出効果である「音」についてもシステム機器の更新を実施
  • ドームスクリーン外側にフルレンジスピーカーとサブウーファーを設置することで、ドーム全体から発せられた音に包みこまれるような音響効果を体感

赤外線補聴システムを導入
  • 赤外線を利用し、マイクなどの音声を伝える赤外線補聴システム『アシストホーン』を導入
  • 耳の不自由な方をサポートする聴力補助装置としてご利用頂くことで、映像だけではなく音響効果もお楽しみ頂く一助に
よりリアルな星空と高品質なデジタル映像を駆使して、佐賀県立宇宙科学館ならではのオリジナル新番組を上映
  • 光学式プラネタリウムとデジタル式プラネタリウムを完全統合でき、地上から肉眼で見る満天の星空と共に多彩なCGを組み合わせた、オリジナル演出番組の制作と上映が可能
  • 独立した2台の高画質映像投影機により、科学的に正確なシミュレーション画像やNASAやJAXAが配信する最新の宇宙映像を大画面投影することが可能
  • 佐賀大学などの教育研究機関と連携し、世界各地で起こる日食や月食などの天文現象を実況中継することで、観る方に発現した場に居るような疑似体験の空間を提供
様々な映像演出による天文学習効果
  • 美しい光学式プラネタリウムで投影した星空に、デジタル式プラネタリウムで星座線や星座絵を重ねることで、天文学習の効果を最大限化
  • 『SUPER MEDIAGLOBE-II』の持つ「デジタル宇宙ビューワー機能」により、地球上で観測できる天文現象から、太陽系の各惑星や天の川銀河、さらに137億光年離れた宇宙までCGとして投影可能
  • 独立した2台の高画質映像投影機により、科学的に正確なシミュレーション画像やNASAやJAXAが配信する最新の宇宙映像を大画面投影することが可能

館情報

施設名称 佐賀県立宇宙科学館 «ゆめぎんが» プラネタリウム
開館時間 平日(火~金) 午前9:15~午後5:15
土、日、祝 午前9:15~午後6:00
春・夏休み、GW 午前9:15~午後7:00
*チケット販売は 閉館30分前にて終了
*土曜日の夜間には、サタデーナイトプラネタリウム・天体観望会を実施
休館日 毎週月曜日(春・夏休み・GWを除く)、年末休館日
*月曜日が祝日の場合は翌日
*春・夏休み・GW期間中は、毎日開館
*都合により臨時に休開館する場合があります
WEB http://www.yumeginga.jp/index.php

プラネタリウム施設概要

ドーム 直径:18m
席数 200席
投映機器 『ジェミニスターIII SAGA Double UHR』
(インフィニウムγII+SUPER MEDIAGLOBE-II+DYNAVISION-4K+統合コンソール)
料金 ※改訂中につき、決まり次第、館のホームページでご案内されます

施設地図

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