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秋の夜長の「睡眠術」

秋は、体全体の働きが沈静化していく季節。この変化に合わせる「上手な睡眠」のテクニックとは?

秋の夜長の「睡眠術」

秋の夜長は
早寝がモットー

東洋医学では、春から夏に向けて体全体の働きが活性化し、秋から冬にかけて沈静化していく、と考えます。
血流・消化吸収・新陳代謝などの身体の機能は、春から活動的になり、夏に最も活発化します。ですからたくさん体を動かし、ときには少々夜更かししても、また新たな活力がすぐ湧いてきます。
一方、秋から冬に向けては活力が低下していくので、睡眠は「早寝」がモットー。夕暮れが早まり、夜が長くなってくる自然のリズムに合わせて、寝る時間を早く、睡眠時間は長く。こうしてこまめに疲れをリセットしましょう。
理想の就寝時間は21時、できれば22時。「そんなの早すぎて無理!」という方も、少なくとも日付が変わる前に床に就くようにしたいところです。
一方で、朝寝坊は禁物。長く寝たほうがいいとはいっても、寝すぎは体のリズムを崩すモトです。日の出と同じ6時台か、7時ごろには起きるようにしましょう。

エビのように
体を丸めて寝る

また就寝中にも、秋ならではのポイントがあります。
エネルギーが低下していくこの季節は、肺の働きが低下しやすく、呼吸が浅めになります。

そのため、寝るときは布団の中で「エビのように横向きに丸くなる」のがおすすめです。こうすると、肺に負担がかからず、楽に眠れるのです。
ただし、この時期はあえて意識しなくても、自然に体が「エビ体勢」になるかもしれません。なぜなら、呼吸は本来、無意識に行われているものだから。自分で止めたり吸ったりすることもできる一方、季節や体調に合わせて体は自然に健やかでいるための調整をしています。もし秋の夜長に床につき、エビのように丸くなって寝たいと感じたら、そんな心の声に従って過ごしてほしいものです。

エビのように体を丸めて寝る

自分と向き合い
感性を磨いて

このように、秋は自分の心と向き合ったり、深く物事を考えたりするには最適の季節です。

ですから「読書の秋」と言われるのは、とても理にかなっています。眠りにつくまでの時間に読書をして過ごすのもいいでしょう。
絵を描いたり写真を撮ったりして感性を磨くにも適しています。「芸術の秋」と呼ばれるのも納得ですね。
ゆったり、ぐっすり眠り、起きている間は心豊かに。それが秋らしい過ごし方と言えるでしょう。

自分と向き合い感性を磨いて

外へ向かっていたエネルギーが転換し、内へ内へと向かう秋。早寝早起きで良い夢を見つつ、昼間は感性を磨いて充実した毎日を過ごしましょう!

By Monicia編集部

鈴木知世先生

監修
鈴木知世先生

仁愛中国鍼灸院院長。中国広東省広州中医薬大学付属医院に勤務した際、西洋医学と東洋医学の良い点を合わせた中西結合医療に出合い、鍼灸師の資格を取得(はり師・きゅう師の国家資格)。横浜市内のクリニックを経て、現院院長となる。首都圏にとどまらず、毎月、全国から患者が訪れる。

【参考文献】
「黄帝内経二十四節季養生全書」 常學輝 編著 (台湾 西北国際)