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秋は「薄手の重ね着」がおすすめ!

肌寒さを感じ始めるこの季節。でも「いきなり厚着」になるのは逆効果です。外気の変化に上手に合わせながら、体を優しく温めていく「秋の養生術」を公開!

秋は「薄手の重ね着」がおすすめ!

「秋の汗」は
体力を奪うモト

風が冷たさを増してくるこの時季ですが、体の元気を保つ服の着方があるので、ご紹介します。秋の服装のポイントは「いきなり厚手の服を着こまない」ということ。
その理由は二つ。一つ目は、秋が「汗をかいてはいけない季節」だからです。
この時期に汗をかくと、東洋医学で言う「気」=体のエネルギーが外に出てしまいます。
発汗によってエネルギーを消費してしまうと「気虚」という、エネルギー不足の状態になるリスク大です。
気虚になると、冷えやむくみ、倦怠感や無気力など、様々な体調不良を引き起こします。女性ホルモン分泌の乱れによって白髪が増えたり、生理の間隔が短くなったり、といった症状が出る人もいます。

秋の「いきなり乾燥」
にも要注意!

しかも、今年は記録的な酷暑でした。そのため、例年よりエネルギー不足の状態で秋を迎えた人も多いはず。
お盆以降も暑い日が続きました。この残暑の季節を、東洋医学では「長夏」と呼びます。長夏の特長は、暑さに伴う湿気。そんなムシムシ・ジメジメから一転、秋は空気がカラカラになる季節です。
これが、厚着NGの第二の理由です。インナーの上に、分厚い服一枚だけを着ていたら、腕を少しまくっただけで素肌が乾燥にさらされます。それが肌荒れやかゆみなどの肌トラブルを招くことになるのです。

綿素材を何枚も
重ね着するのがコツ

つまり大事なのは、体を温めつつも汗をかき過ぎないこと、乾燥対策も意識すること。
ということは、秋の服装は「薄手の服を少しずつ重ねていく」のが正解です。
素材は、汗をよく吸う「綿」がベスト。綿の下着とタンクトップ、その上に綿ブラウス、その上に綿ニット、さらに寒くなれば薄手のカーディガン……という風に、気温が下がるごとに、薄く一枚ずつ重ねて温めるのが良い方法です。
また、シルク素材もおすすめ。シルクには高い保湿効果があり、乾燥した空気から肌を守ってくれます。パジャマや寝具をシルクに換えると素肌に触れる感触がここちよく、寝ている間の乾燥対策もバッチリです。
首元をシルクのスカーフで彩るのも素敵ですね。喉を保護することで、風邪予防の効果も高まります。

秋は「薄手の重ね着」がおすすめ!

「仙骨」を温めて
冷えを防止!

首と合わせて、手首と足首も温かくしましょう。太い血管が通る場所をピンポイントで温めれば血の巡りが良くなり、効率よく防寒できます。袖は長めに、靴下も足首を保護できる長さのものを履きましょう。
冷え性の人は、とくに下半身を温めること。ボトムはロングスカートや足首の出ないパンツを履き、必要に応じてひざ掛けもプラスしましょう。
「仙骨」を温めることも大事です。仙骨とは骨盤の後ろ側、腰とお尻の間に位置する骨。ここが冷えると、膀胱や子宮の不調を招きます。
ショーツの二枚重ねなど、小さな工夫で腰周りを温めましょう。お腹までカバーできるスポーツ系のショーツや腹巻などを利用するのもおすすめです。

「仙骨」を温めて冷えを防止!

体のエネルギーが鎮静化していく秋。汗をかかず、冷えも防げる「上手な温め方」で、季節の変化に賢く体を合わせましょう。

By Monicia編集部

鈴木知世先生

監修
鈴木知世先生

仁愛中国鍼灸院院長。中国広東省広州中医薬大学付属医院に勤務した際、西洋医学と東洋医学の良い点を合わせた中西結合医療に出合い、鍼灸師の資格を取得(はり師・きゅう師の国家資格)。横浜市内のクリニックを経て、現院院長となる。首都圏にとどまらず、毎月、全国から患者が訪れる。

【参考文献】
「黄帝内経二十四節季養生全書」 常學輝 編著 (台湾 西北国際)
「東洋医学概論」(医道の日本社)